トリガー(指値)注文とは、株価が指定したトリガー価格に到達した時点で指値注文が有効になり、自動的に買いまたは売りの指値注文が発注される注文方法です。新規注文と決済注文でご利用いただけます。この注文方法では、実際の約定価格が指値価格から大きく乖離する可能性もあるため、注意が必要です。トリガー(指値)注文と逆指値注文は似たような注文方法ですが、「価格が上がったら買い、下がったら売る」逆指値注文とは異なり、トリガー(指値)注文は「安く買い、高く売る」という原則に基づいています。買い注文の場合は現在値よりも低く設定し、売り注文の場合は現在値よりも高く設定する必要があります。
トリガー(指値)注文は、「安く買い、高く売る」ルールに従って発注されます。買いのトリガー価格は時価より低く、売りのトリガー価格は時価より高く設定する必要があります。
ある銘柄の空売りポジションを持ち、その取得価格が3000円であると仮定します。株価が4000円の時に、トリガー価格を1500円、指値価格を1600円とする買いトリガー注文を出した場合、株価が1500円以下に下落した時にシステムが指値注文を自動的に発注します。この注文は1600円またはそれより安い価格で約定する可能性があります。
株価が1000円の時に、トリガー価格を1500円、指値価格を1400円とする売りのトリガー注文を出した場合、株価が1500円以上に上昇した時にシステムが注文を自動的に発注します。この注文は1400円またはそれより高い価格で約定する可能性があります。
アプリでいつでも注文することができます。
有効期限は「本日中」、「GTD(期間指定)」または「GTC(90日間)」に指定することができます。指定した有効期限内に注文が約定しなかった場合、注文は自動的に取り消されます。
リスクコントロールやその他の理由で注文が執行できなかった場合、注文状況は「注文エラー」となり、発注されません。
指定したセッションでトリガー条件を満たすと、指値注文が自動的に取次先に発注されます。
指定したセッション外でトリガー条件を満たしても、指値注文は発注されません。指定したセッションが始まった後に、トリガー条件を満たすかを判定します。
5.1 トリガー価格に到達しても、発注が成功するとは限りません。買付余力不足などの理由により、トリガー到達後に出した指値注文が受け付けられず、エラーとなる可能性があります。
5.2 トリガー価格に到達して発注された後も、約定するとは限りません。トリガー(指値)注文は、トリガー価格に達した際にシステムが自動的に指値注文を発注する仕組みであり、その後の処理は通常の指値注文と同じです。約定しなかった場合は、有効期限が到来した時に自動的に取り消されます。
5.3 注文が一度トリガーされた後は、約定の有無に関わらず、同じ注文が再度トリガーされることはありません。必要に応じて、再度トリガー(指値)注文を出してください。
5.4 トリガー条件に到達し、システムが指値注文を発注した後の約定状況などは、元のトリガー(指値)注文の「詳細」で確認できます。
5.5 トリガー条件到達後、買付余力に基づいて指値注文の発注可否が判断されます。場合によっては信用取引を利用することもあります。
5.6 トリガー(指値)注文は、複数の方向で同時に執行することはできません。また、決済注文の数量がトリガー時の保有数量を超える場合、注文は執行されません。つまり注文は、「買い」と「買い戻し」、または「売り」と「空売り」を同時に行うことはできません。
5.7 注文は、指定された取引セッションでのみトリガーされます。
5.8 売建可能銘柄であればトリガー(指値)注文で空売りができます。トリガー時に買いポジションがない場合、空売りが行われます。
5.9 トリガー(指値)注文のシステムは当社が独自開発したもので、取引所が提供するプレミアム注文とは関係がありません。 具体的な注文方法については、それぞれの注文の説明ページをご覧ください。
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