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バックテストにおけるコーポレートアクションの対処方法

1. 株価修正とは

上場企業は、配当や割当などのコーポレートアクションを行う場合があります。これらのコーポレートアクションによって、株価が影響を受けて変化し、ローソク足チャートに段差が生じます。このため、株価修正を利用して株価の変化に対処する必要があります。
株価修正とは、権利落ちの状況に応じて株価と出来高を修正することです。それは、コーポレートアクションによるローソク足チャート段差の発生を避け、株価の連続性を維持することを目的にします。

 

2. moomooアルゴ取引バックテストの株価修正機能

株価修正は、修正株価と累積株価という2つの修正方法があります。moomooアルゴ取引のバックテストでは、修正株価が自動的に使用されます。次は、株価修正の規則とアプリでのパフォーマンスを紹介します。

2.1 修正株価

修正株価とは、株価の連続性を維持するために、権利落ち後に、比率に応じて過去の株価を安く修正することです。
バックテスト期間中、コーポレートアクションが発生するたびに、アプリが自動的に修正株価を行う同時に、口座の現金と建玉を更新します。株式分割を例として、修正株価を行う前後の株価の変化は下図のとおりです。

 
 

3.まとめ

株式の投資家にとって、株価修正は必要かつ基礎的な知識であり、株価の変化トレンドをより正確に把握できます。moomooアルゴ取引のバックテストでは株価修正機能が搭載しており、銘柄のパフォーマンスをシミュレーションすることができます。詳しくは下記の例示をご参照ください。
例示:

コーポレートアクション種類
株価変化
建玉変化
例示
現金配当
  • 最新株価が下落します
  • 過去の株価も下落します
  • 保有株数が変わりません
  • 建玉評価額が下落します
  • 現金が増加します
コーポレートアクションを行う前に、株価20元の銘柄を100株保有することを仮定します。
コーポレートアクションを行った後、10株につき1元の配当金を受け取ることができます。その結果、最新株価が19.9元になり、過去の株価がすべて0.1元減少し、保有株数が変わらず100株で、建玉評価額が1990元まで下落し、現金が10元増加します。
 
株式分割
  • 最新株価が下落します
  • 過去の株価も下落します
  • 保有株数が増加します
  • 建玉評価額が変わりません
コーポレートアクションを行う前に、株価20元の銘柄を100株保有することを仮定します。
コーポレートアクションを行った後、1株が2株に分割されました。その結果、最新株価が10元まで下落し、過去の株価がすべて半額になり、保有株数が200株に増加し、建玉評価額が変わらず2000元です。
株式併合
  • 最新株価が上昇します
  • 過去の株価も上昇します
  • 保有株数が減少します
  • 建玉評価額が変わりません
コーポレートアクションを行う前に、株価20元の銘柄を100株保有することを仮定します。
コーポレートアクションを行った後、2株が1株に併合されました。その結果、最新株価が40元に上昇し、過去の株価がすべて2倍になり、保有株数が50株に減少し、建玉評価額が変わらず2000元です。
株式付与
  • 最新株価が下落します
  • 過去の株価も下落します
  • 保有株数が増加します
  • 建玉評価額が変わりません
コーポレートアクションを行う前に、株価20元の銘柄を100株保有することを仮定します。
コーポレートアクションを行った後、10株につき10株を受け取ることができます。その結果、最新株価が10元まで下落し、過去の株価がすべて半額になり、保有株数が200株に増加し、建玉評価額が変わらず2000元です。
株式配当
  • 最新株価が下落します
  • 過去の株価も下落します
  • 保有株数が増加します
  • 建玉評価額が変わりません
コーポレートアクションを行う前に、株価20元の銘柄を100株保有することを仮定します。
コーポレートアクションを行った後、10株につき10株を受け取ることができます。その結果、最新株価が10元まで下落し、過去の株価がすべて半額になり、保有株数が200株に増加し、建玉評価額が変わらず2000元です。
割当
  • 最新株価が下落します
  • 過去の株価も下落します
  • 保有株数が増加します
  • 建玉評価額が変わりません
コーポレートアクションを行う前に、株価20元の銘柄を100株保有することを仮定します。
コーポレートアクションを行った後、4株につき1株の割当を受け取ることができます。その結果、最新株価が16元まで下落し、過去の株価がすべて4/(4+1)=0.8を掛け合わせ、保有株数が125株に増加し、建玉評価額が変わらず2000元です。
新株発行
  • 最新株価が変わりません
  • 過去の株価も変わりません
  • 保有株数が増加します
  • 建玉評価額が変わりません
コーポレートアクションを行う前に、株価20元の銘柄を100株保有することを仮定します。
コーポレートアクションを行った後、株価が変わらず20元で、保有株数が100株で、建玉評価額が2000元です。
 
スピンオフ
  • 最新株価が下落します
  • 過去の株価も下落します
  • 保有株数が変わりません
  • 建玉評価額が下落します
  • 現金が増加します(スピンオフによって得た他の会社の株式が現金に変換されます)
コーポレートアクションを行う前に、株価20元の銘柄を100株保有することを仮定します。
コーポレートアクションを行った後、10株につき他の会社の株式(市場価格が5元)を1株受け取ることができます。その結果、保有株数が変わらず100株で、建玉評価額が1950元まで下落し、現金が50元に増加します。

 

これらの内容は、情報提供及び投資家教育のためのものであり、いかなる個別株や投資方法を推奨するものではありません。こちらの投資情報は説明目的の用途でのみ提供されており、すべての投資家にとって適切であるとは限りません。また、こちらの内容には何人の投資家の個人的な投資目的、経済状況についての考慮は含まれておらず、個人への投資アドバイスではありません。投資家の皆様が投資判断を下される際には、ご自身の状況に基づき、情報の適切性のご検討をお願いいたします。過去の投資実績は、将来の成功を保証するものではありません。すべての投資は、リスクや元本割れの可能性を免れることが出来ません。moomooは、上記内容の真実性、完全性、正確性、いかなる特定の目的への適時性について、何の表明や保証もいたしません。