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オプション指標について

Greeks(グリーク)とは、オプション価格の感応度を表すパラメーターの総称であり、オプション取引における重要なリスク指標です。

主なグリークとしては、以下が挙げられます。

名称

符号

意味

Delta(デルタ)

Δ

原資産価格の変動に対するオプション価格の変化率

Gamma(ガンマ)

γ

原資産価格の変動に対するΔ(デルタ)の変化率

Theta(シータ)

θ

時間経過に対するオプション価格の変化率

Vega(ベガ)

ν

ボラティリティの変化に対するオプション価格の変化率

Rho(ロー)

P

金利の変化に対するオプション価格の変化率


Delta(デルタ)

Deltaは、ヘッジ比率とも呼ばれ、原資産の価格の変動に対して、どの程度オプション価格が変化するかを示す指標のことです。すなわち原資産の価格が1単位変動した場合のオプション価格の変化率を示します。

Deltaには、主に次の2つの使い方があります。

オプションのレバレッジ率の計算:

オプションは通常その原資産(対象株など)よりもその値動きが大きいのが特徴です。デルタの数値を参照するとオプションが原資産に比べてどの程度の倍率(レバレッジ)でその価格が変化するかを計算することができます。

例:ある米国株の価格が20ドルで、そのコールオプションの価格が4ドルであったとします。このコールオプションのデルタが0.5であった場合、この米国株(原資産)が1ドル上昇すると、コールオプションが0.5ドル上昇することを意味します。これを価格変化率でみると、米国株が1ドル/20ドル=0.05(5%)上昇するのに対して、オプション価格は0.5ドル/4ドル=0.125(12.5%)上昇することになります。この変化率の割合つまり、12.5%/5%=2.5倍がレバレッジとなり、オプションの価格が対象米国株価に対して2.5倍の割合で変化することを意味します。

デルタヘッジ:

ある銘柄のオプションを保有しており、原資産(株式などの対象銘柄)の価格変化からオプション価格を守りたい(ヘッジする)場合、保有するオプションのデルタ分の原資産を売買することをデルタヘッジといいます。

例:米国株のコールオプションを10単位保有していて、このオプションのデルタが0.5であった場合、対象の米国株が1ドル上昇した場合オプションの価格が1ドル×0.5=0.5ドル上昇することを意味します。従って、対象米国株を5単位売り建てると、株価の変化からオプション価格の変化を守る(ヘッジする)ことになります。これをデルタヘッジと呼びます。プットオプションの場合は逆に買い建てるとヘッジになります。


Gamma(ガンマ)

デルタの数値は一定でなく、原資産の動きや時間の経過に従って大きく変化していきます。Gammaとは原資産の価格が動いた時に、デルタがどれだけ変化するかを表す指標のことです。

米国株オプションの場合、対象米国株が1ドル動いた場合に、デルタは1ドルXガンマ値分変化することを意味します。

一般のオプション取引で中級者以下の投資家がgamma値を使用することはまれですが、前項で説明したデルタヘッジでは、このようにデルタ値が一定でないため運用上安易でなく、gamma値を用いて、ヘッジを微調整することによってヘッジの精度を上げることができます。


Theta(シータ)

オプションの価格は時間の経過とともに減少する特性があり、権利行使日までの残存期間に対するオプション価格の減少率を「シータ」といいます。満期日が近づくにつれて、他の条件が変わらない場合、オプションの価格は低下します。


Vega(ベガ)

一般的に不確実性が高いほどリスクも高くなり、リスクを負う側はより高い補償(保険料)を求めます。オプション取引では、予想変動率(ボラティリティー)が将来に対する人々の不確実性の度合いを表します。リスクが高ければ保険料が上がるのと同様に、予想変動率が上昇するとオプション価格(プレミアム)も上昇します。

Vegaは、オプション価格と予想変動率の関係を測るために使われる指標です。他の条件が一定の場合、オプション価格は原資産の予想変動率の増加に連動して、コール・プットともに上昇します。


Rho(ロー)

Rhoとは、金利の変化に対するオプション価格の感応度のことで、金利が1%変わるごとにオプションがどの程度変化するかを表します。原資産の価格が高く、満期までの時間が長いほどRhoは高くなります。Rhoは他のGeeksと比べてオプションへの影響は低く一般投資家が使用することはまれといえます。

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