投資信託のリスクについて解説!償還リスクとは何か?

05/19 22:33

「投資信託を始めてみたいが、リスクが怖い」

「投資信託のリスクについて、詳しく知りたい」

この記事を読んでいる方の多くは、このように思われているのではないでしょうか?

この記事では、投資信託のリスクについて詳しく説明をします。これから投資信託を始める方にとって参考になれば幸いです。

投資信託のリスク

投資信託のリスクは主に4つあります。

価格変動リスク
信用リスク
為替リスク
地政学リスク

つづいて、それぞれのリスクについて説明します。

価格変動リスク

価格変動リスクとは株価や債券の価格、REITの価格などが変動するリスクです。株式投資信託の場合は株価の変動が主なリスクになります。債券は株式に比べて比較的に値動きは小さいですが、それでも価格の変動はありますので、注意が必要でしょう。

主な価格変動リスクの要因

株式市場の変動リスク
企業業績の変化
経済情勢の変化
政治的要因

金利変動リスク

金利上昇により債券価格が下落
金利低下により債券価格が上昇

為替変動リスク(海外投資の場合)

円高になると外貨建て資産の円換算価値が下落
円安になると外貨建て資産の円換算価値が上昇

信用リスク

信用リスクとは、有価証券の発行者(例えば国や企業など)が財政的な問題や経営の悪化により、債務を履行できなくなる可能性を指します。つまり、利息や元本を約束通り支払えなくなることです。このような状況が発生するか、その懸念が高まると、発行体の有価証券の価格は下がります。さらに、倒産した場合には、投資した元本が戻らない可能性もあります。したがって、信用力の低い発行者ほど信用リスクが高くなります。信用リスクが高まると株価が下落する要因になりますので、注意が必要です。

主な信用リスクが起こる要因

企業の信用リスク

投資先企業の経営悪化
倒産による株価の急落
社債のデフォルト(債務不履行)

国の信用リスク(ソブリンリスク)

国債の債務不履行
政治的・経済的混乱
通貨切り下げ

為替変動リスク

為替変動リスクに関しては、海外の株式や債券、REIT等に投資する場合に関係するリスクになります。為替が円高になると投資信託の基準価額のマイナス要因になり、逆に円安になると投資信託の基準価額のプラス要因になります。

為替変動による影響

円高の場合

外貨建て資産の円換算価値が下落
投資損失が発生する可能性が高まる

円安の場合

外貨建て資産の円換算価値が上昇
為替差益が期待できる

地政学リスク

地政学リスクとは投資をしている地域の政治や経済の状況によって現れてくるリスクです。例えば、ロシアやウクライナに投資をしている投資信託の場合、この地政学リスクは非常に大きな価格変動の要因になるので注意してください。一般的には先進国よりも新興国の方が地政学リスクが発生しやすくなります。新興国に投資をしている投資信託に投資をする場合は特に様々な角度から投資信託の内容を確認しましょう。

【参考】一般社団法人投資信託協会の投資信託が持つリスクカントリーリスク、三菱UFJモルガン・スタンレー証券の為替変動リスク

投資信託の償還リスクとは?

投資信託には「償還リスク」というものもあります。こちらでは償還リスクについて詳しく説明をしますので、参考にしてください。

償還リスクとは?

償還リスクとは、投資信託の運用期間中にもかかわらず、投資信託の運用がストップしてしまうリスクです。突然、投資信託の運用が終了してしまう可能性があるため、非常に大きなリスクであると言えるでしょう。ただし、いきなり明日運用を停止するといったわけではなく、一定の猶予があることが一般的です。

償還リスクが発生する状況

償還リスクが発生する主な状況は「運用資産が少なくなった」です。投資信託の口数や純資産額が少なくなり、ファンドの効率的な運用が困難になった場合、運用会社がファンドの運用を繰り上げて終了してしまうということが起こります。

償還リスクを回避するためのポイント

「純資産額」とファンドの「総口数」(受益権の数)がファンドの健全性に大きく関わっているため、この2点を事前に確認しておくことが重要です。まず、純資産額が小さすぎるファンドは避けた方が賢明です。また、換金などにより受益権の総口数が一定水準を下回った場合も、繰り上げ償還のリスクが高まります。(総口数はファンドの運用報告書にて確認することができます)

【参考】ダイヤモンド・オンラインの投資信託の「純資産総額」は、なぜ重要?、日本経済新聞の「意外に多い繰り上げ償還 投信に潜むリスク

投資信託で運用する上で意識したいポイント

投資信託で運用する上でよく理解しておきたいポイントは主に2つあります。

  • 複数の銘柄で運用

  • 長期投資

それぞれの方法のポイントについて説明します。

  • 複数の銘柄で運用

投資信託で運用する場合、1銘柄に偏って投資をするのではなく、複数の銘柄を保有するのもよいでしょう。バランスファンドであれば1つのファンドで様々な資産にバランスよく投資ができますが、償還してしまう可能性もあるので、1本ではなく複数のファンドに分散して投資をすることでリスクが低減できるでしょう。

  • 長期投資

長期投資とは、将来の数年~数十年という長い期間で資産形成を考える投資方法です。市場価格は毎日上下に変動しますが、長期的な視点で見ると、1日ごとの価格変動はわずかである可能性もあります。短期売買とは異なり、日々の値動きに神経をとがらせる必要がなく、『今がベストのタイミング』と考える必要もありません。そのため、仕事や生活で忙しい方でも余裕を持って取り組むことができ、落ち着いた気持ちで投資を続けることができます。

まとめ

投資信託は運用のプロであるファンドマネージャーが投資家に代わって運用をしてくれるため、投資初心者の方でも比較的利用しやすい金融商品です。ただしリスクもあります。投資信託でのリスクを抑えるために、複数銘柄での運用と長期投資を取り入れることもいいかもしれません。

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投資信託の償還についてよくある質問

  • Q1: 投資信託の償還とはどのようなものですか?

    A1: 投資信託の「償還」とは、ファンドの運用期間が終了することを指し、終了日は目論見書で確認することが可能です。なお、償還金額は社債のようにあらかじめ決められているわけではなく、償還日当日の取引終了後にその日の資産価格を基に算出されます。そのため、償還金額が購入時の金額を上回り利益が生まれることもあれば、逆に損失が発生する場合もあります。

  • Q2: 償還の種類にはどのようなものがありますか?

    A2: すべての投資信託に償還リスクはありますが、比較的規模が大きい投資信託は償還リスクが低くなります。また、新興国よりも先進国の方が情勢が安定しているため、償還リスクが低くなる傾向にあります。

これらの内容は、情報提供及び投資家教育のためのものであり、いかなる個別株や投資方法を推奨するものではありません。こちらの投資情報は説明目的の用途でのみ提供されており、すべての投資家にとって適切であるとは限りません。 詳細情報

目次
投資信託のリスク
投資信託の償還リスクとは?
投資信託で運用する上で意識したいポイント
まとめ
投資信託の償還についてよくある質問