中国株見通しと注目の中国株・中国関連ETF5選

05/19 20:40

9月23日から9月30日にかけて、ハンセン指数と上海総合指数はそれぞれ16%以上、21%以上上昇しました。上海総合指数は一時的に単日で8%以上の上昇を記録し、A株や香港株、そして世界中の中国資産は壮大な高揚に包まれました。この熱狂的な相場の中で、本記事では、今回の中国株・香港株の突然の急騰の原因や、その株価がいつまで上昇を続けるのか、また株価が上昇している間に個人投資家としてどのように対応すべきかについて考えていきます。

上海総合指数とハンセン指数の違いは?
上海総合指数は、中国本土の上海証券取引所に上場しているすべての銘柄を対象とした株価指数です。この指数は中国のA株市場の動向を示す指標として広く利用されています。主に中国国内の投資家が参加する市場ですが、最近では外国人投資家も取引できるようになっています。
ハンセン指数は、香港証券取引所に上場している主要な銘柄を対象にした株価指数です。香港の経済状況を示す指標として使われ、国際的な投資家にとっても重要な指数です。ハンセン指数には、金融・エネルギー・不動産など、さまざまな業種の大企業が含まれています。

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中国株・香港株の急騰の理由とは

海外では、FRBが大幅な利下げを行ったことで株式などのリスク資産が短期的に上昇しました。その結果、中国関連株指数は9月18日のFOMC会合後に4%上昇しました。

9月24日、中国人民銀行や国家金融監督管理総局などが住宅ローン金利と預金準備率の引き下げ、株式型ファンドの発展、中長期資金の市場導入といった政策を発表しました。

その政策により人民元の上昇や中国資産の低評価が海外資金の流入が促進され、為替レートの回復がさらに資産の増加に繋がっています。

中国株式市場は長期にわたり低い評価を受けてきましたが、企業業績の改善が進む中で優良な中国関連株は再評価の機会を迎えています。主要な電子商取引企業のPERは約8倍と低く、総合的なインターネット企業やテクノロジー関連株のPERも15倍に留まっています。これらは海外市場の大手企業と比較して低い水準にありますので、今後アメリカが利下げを行う場合、資産の再配置が進む可能性があります。

こうした複数の政策の追い風を受け、中国株式市場は史上最も勢いのある強気相場を迎え、ハンセン指数は急速に1.6万ポイントから2.1万ポイントまで上昇しました。この熱い市場状況の中、多くの投資家が「この先、強気相場はどのように展開するのか?短命に終わるのか、それとも長期的な上昇を見せるのか?」と疑問を抱いているかもしれません。

投資家として、これらの出来事を深く分析し、それが資産価格に与える潜在的な影響を予測する必要があります。これにより、市場が反応を示す前に、迅速に投資判断を下すことができます。

具体的な戦略としては、下記が考えられるでしょう。

イベント予測 → ポジションをとる → イベント発生 → 高値で利益確定

まず今後起こりうるイベントを予測し、その後ポジションを取ります。そして、イベントが市場に影響し始め価格が高騰した際に利益を確定するという流れです。

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2015年の中国株式相場を振り返り、今回の上昇がいつまで続くのかを考える

現在の経済状況と政策を比較すると、2014-2015年の中国株式強気相場と非常に似ていることがわかります。そこで、2014-2015年の相場を振り返り、中国株式市場の今後の見通しを見てみましょう。

相場の始まり:2014年末、経済調整とともに金融緩和が始まりました。

相場の爆発:2014年第4四半期、金融緩和の期待で証券会社の株が上昇しました。

調整と買い場:急騰が続き、場外融資整理で一時的に下落しました。

相場の終わり:高騰後、市場の過大評価が進み、レバレッジ解消で暴落しました。

まとめると、2014-2015年の強気相場は政策によって徐々に加速しましたが、初期の上昇は今回より控えめでした。2024年9月23日から9月30日で上証指数は20%以上上昇しましたが、2014年の利下げ後は同じ上昇に2週間かかっています。これにより、今回の上昇はより急速であることがわかります。

今後の強気相場が続くかどうかは、経済成長が株価の急上昇を支えられるかにかかっています。経済がしっかりと回復すれば、企業の業績が株価を後押しするでしょう。

株価が上がる強気相場で個人投資家が注意すべきポイント

中短期の投資を考える際には、政策の動向や市場の様子をよく観察し、タイミングを見極めることが大切です。また、異なるセクターへの分散投資を意識することでリスクを抑えることができます。特に注目したいのは、金融とITのセクターです。金融業界、特に証券会社の株は強気相場の初期に取引量の増加によって収益が向上する可能性があります。一方、IT業界は、内需の回復と評価額の上昇によって高い成長が期待されます。

長期的に投資を考える際には、企業の基本的な財務状況をしっかりと見定め、安定した成長が見込める企業に投資することが重要です。特に、安定したキャッシュフローと株主へのリターンを持つ国有企業は、長期的な投資価値を見出す上で注目すべきでしょう。

市場が変動する中でも、冷静に分析し理性的な判断を行うことが安定した投資を実現するための鍵となります。

中国株・中国関連ETF5選

NEXT FUNDS ChinaAMC SSE50 Index ETF (1309.JP) :上海証券取引所の主要50銘柄に連動する指数を追跡するETF

Listed Index Fund China A Panda E CSI300 (1322.JP):中国A株市場の代表的な300銘柄を反映するCSI300指数に連動するETF

iShares China Large-Cap ETF (FXI.US):中国の大型株指数に連動し、中国の大手企業に投資する米国上場のETF

Wisdomtree China Ex-State-Owned Enterprises Fund (CXSE.US):中国市場の国有企業を除外した民間企業にフォーカスしたETF。

Global X Copper Miners ETF (COPX.US):世界中の銅鉱業関連企業に投資し、銅価格の動向に影響されるセクターにエクスポージャーを提供するETF

これらの内容は、情報提供及び投資家教育のためのものであり、いかなる個別株や投資方法を推奨するものではありません。こちらの投資情報は説明目的の用途でのみ提供されており、すべての投資家にとって適切であるとは限りません。 詳細情報

目次
中国株・香港株の急騰の理由とは
2015年の中国株式相場を振り返り、今回の上昇がいつまで続くのかを考える
株価が上がる強気相場で個人投資家が注意すべきポイント
中国株・中国関連ETF5選