新NISAで買いたい!米株ETF5選と購入戦略
長期で上昇し続ける米国株価指数
米国株市場と日本株市場を代表する指数であるS&P500と日経平均株価を比較しました。
ご覧の通り、両者のパフォーマンスには明確な差が見られます。

日本株の指数よりも米国株の指数のほうが、長期的に優れたパフォーマンスを示してきたことは、日本の投資家の間でも広く認識されています。
新NISAのメリット:売却益が無期限で非課税

米国株式は長期でのパフォーマンスに優れているので、恒久的に売却益が非課税となる新NISAと相性が良いと考えられます。
新NISA成長投資枠で株式保有を希望しているが、「銘柄を絞り切れない」「各銘柄のリサーチが日々の生活に追われてできない」「小資金から始めたいが個別銘柄を買ってしまうとポートフォリオに偏りがでる」等のお悩みをお持ちであれば、ETFを投資対象に検討してみてもよいかもしれません。
ETFは株式同様の売買が可能。リアルタイムの価格を見ての売買が取引所でできる点が、投資信託とは大きく異なります。
ファンドマネージャーという専門家に銘柄選定と組み入れ、運用(リバランス)まで任せることができるというメリットがあります。
米国株式は長期的なパフォーマンスに優れているため、売却益が恒久的に非課税となる新NISAとの相性が良いと考えられます。
新NISAの成長投資枠で株式を保有したいものの、
「銘柄を絞り切れない」
「日々の生活に追われ、個別銘柄のリサーチが難しい」
「小資金で始めたいが、個別銘柄ではポートフォリオが偏る」
といった悩みを抱えている場合、ETFを投資対象として検討するのも一案です。ETFは株式と同様にリアルタイムの価格で売買できる点が、一般的な投資信託とは異なります。また、ファンドマネージャーが銘柄選定や運用(リバランス)を行うため、分散投資が容易になるというメリットもあります。
銘柄選定の手間を考えたり、個別銘柄を購入しても他の好パフォーマンス銘柄の値動きに一喜一憂してしまうのであれば、ストレスなくETFを選択することは合理的な投資判断と言えるでしょう。
投資方針に合うETFを選ぶ
ご自身のリスク許容度と照らし合わせ、投資方針に合致するものを選びましょう。
今回は、以下の条件で絞り込み、5つのETFを選抜しました。
米国株ETF
管理手数料 0.05%以下
純資産総額 100億米ドル以上
過去10年の騰落率 50%以上

純資産額は、ETFの人気と流動性の高さを示す指標です。また、株式における配当利回りに相当するのが、ETFの分配金利回りとなります。
管理手数料はしっかりと確認しましょう。例えば、個人投資家に人気のNASDAQに連動するETF、QQQはビッグテックの組み入れ比率が高いため、過去数年のパフォーマンスに優れています。しかし、管理手数料は0.2%とやや高めです。
また、NASDAQとS&P500のパフォーマンスを比較すると、NASDAQのほうがボラティリティ(価格変動の大きさ)が高いことが分かります。投資判断の際には、このリスク特性も考慮することが大切です。

VIGを例にmoomooアプリでETFの詳細を見てみましょう。
検索窓からティッカー「VIG」を検索し、ETF概要の構成から保有状況を確認します。ここで組み入れが多い銘柄を参照することができます。概況の基本情報の投資目的からは、VIGが10年以上の増配実績を持つ大型株を組み入れたETFであることが分かります。

管理手数料を確認すると、このETFを保有している間にかかる手数料が分かります。
このコストは、ETF内の銘柄選定やリバランスを行うファンドマネージャーへの報酬として支払われるものです。
また、配当頻度は「Quarterly(四半期ごと)」で年4回、分配金が支払われます。
企業イベントから、過去の配当金の実績も確認可能です。過去の配当実績をもとに分配金利回りを計算する際は、以下の計算式を用いましょう。
分配金利回り(%)=過去一年間の分配金の合計÷基準価格×100

この要領で、ETF5つの組み入れ銘柄を見ていきましょう。

ETFによって組み入れ銘柄の構成が異なることが分かると思います。では、moomooアプリを使って過去のパフォーマンスを比較してみましょう。
まず、VIGのチャートページを開き、VTI(米国全体の株式市場に投資)とVOO(S&P500に連動)を比較してみます。
それぞれのETFの値動きをチェックし、長期的な成長性やリスク特性の違いを確認してみましょう。


アプリでは他の2つの銘柄(ETF)との比較が可能です。続いてSPYGとVYMを比較してみます。

ETFは運用方針や組み入れ銘柄が異なるため、パフォーマンスにも差が生じます。
ただし、今回の比較は過去10年間の推移に基づくものであり、今後も同じ結果が再現される保証はありません。その点を理解した上で、ご自身の投資方針に合ったETFを選ぶことが重要です。
ETFの購入方法として、決まったタイミングで一定額を購入する「ドルコスト平均法」がよく知られています。
しかし、投資の鉄則である「安いところで買う」を実現できれば、より大きなリターンが期待できますよね!

VIX指数活用でスポット買い
VIX指数(Volatility Index) は、「恐怖指数」 とも呼ばれ、市場の不安度を示す指標です。
この指数は、S&P500のオプションのボラティリティをもとに算出され、一般的に20以上になるとマーケット心理が冷え込んでいると判断されます。VIX指数が高いほど、市場の不安が強いことを意味し、急上昇すると投資家のリスク回避姿勢が強まっていることを示します。
VIX指数 | 株式市場 |
上昇 | 下落 |
下落 | 上昇 |
moomooでは、メインのマーケットページにあるVIX指数から、市場の季節要因を確認できます。

過去5年のVIX指数を振り返ると、特に高かったのは2020年のコロナショック時です。再びこのようなチャンス(ピンチ)が訪れるかは不明ですが、VIX指数は年に数回20を超えることがあり、年によっては30を超える局面もあります。
VIX指数が上昇した際、マーケットは何をトリガーとしていたのか?このような情報を整理することで、自身の相場観を磨くことにつながります。
また、「VIX指数が○○以上になったら買い目線で注視する」など、自分なりのルール化を行うのも一つのアイデアです。
マーケットの定点観測は重要
現在、「米国の利上げは終焉を迎え、いよいよ利下げが始まるのではないか」という金融政策の転換点にあります。この局面では、金融緩和への移行が相場に与える影響に注目が集まっています。
実際、過去のデータをもとに、ソフトランディングの可能性、金利と株価の関係、緩和局面で強いセクターなど、さまざまな角度からの分析や予測が行われています。「下落(ピンチ)はチャンス」 と言われるものの、明確な投資方針を持つことが重要です。
新NISAのスタートを機に、ご自身の投資方針や計画を再考してみるのも良いかもしれないですね。
(2023年12月作成)
これらの内容は、情報提供及び投資家教育のためのものであり、いかなる個別株や投資方法を推奨するものではありません。こちらの投資情報は説明目的の用途でのみ提供されており、すべての投資家にとって適切であるとは限りません。 詳細情報
