ナスダック構成銘柄の定期入れ替え、採用されたら上昇する?
ナスダック100指数は、毎年12月の第2金曜日に構成銘柄の定期入れ替えを実施します。指数への採用や除外が予測される銘柄では、一定の価格変動が見られることがあります。これは、「指数効果(Index Effect)」への期待が価格の上昇または下落の可能性を示唆しているためです。
※指数効果とは、株価指数の構成銘柄が変更される際、採用銘柄が上昇し、除外銘柄が下落する現象を指します。
具体的な理由
指数を追従するためのインデックス・ファンドによるパッシブ的な買い/売り需要の発生
指数の構成銘柄が入れ替えられると、世の中のインデックスファンドやETF(上場投資信託)は指数に追従するため、パッシブ的な買い需要や売り需要が発生します。該当銘柄には買い注文または売り注文が集中し、短期的に需給バランスが一方向に傾くことで、株価が上昇/下落します。
例えば、米国上場のナスダック100指数連動ETFであるインベスコ QQQ( $インベスコQQQ 信託シリーズ1 (QQQ.US)$ )の純資産総額は、2024年12月6日時点で約3,258.5億ドルです。このETFだけでも、構成銘柄の1%が入れ替えられた場合、約32.6億ドル(約4923億円)のパッシブ買い/売り需要が発生します。
心理的要因
実際の売買需要が発生する前に、その期待感が相場に織り込まれ、株価を押し上げたり押し下げたりする要因となります。
短期的には、実需を超えた上昇や下落のモメンタムが発生しますが、中長期的には株価は適正価格に回帰します。
流動性や知名度が変化
採用銘柄は、株価指数に採用されることで、市場での知名度や流動性が向上し、投資信託や年金基金など長期資金による買い需要の増加が期待されます。一方、除外銘柄は企業の成長性や流動性へのネガティブな評価が投資家心理に悪影響を与える可能性があります。
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表示手順:「ナスダック100指数ページ > 画面を下にスクロール > 構成銘柄をタップ 」で、 ナスダック100指数の構成銘柄を確認できます。

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過去の採用/除外銘柄のパフォーマンスを確認
過去の採用/除外銘柄のパフォーマンスを見ると、指数効果は実際の入れ替えが発生する前に株価に反映し始める傾向が見てとれます。指数組入れへの期待が行き過ぎると、株価が下がってしまう可能性もあるので、留意してください。
指数の組入基準や入れ替え基準
ナスダック100指数の入れ替え銘柄として選ばれるには、まずナスダック100指数の組み入れ基準を満たす必要があります。さっそく、それぞれの基準を確認しましょう。
組入基準
米国内での上場がナスダックのみ。
金融企業ではない。
平均して、1日あたり最低でも20万株以上の出来高がある。
破産手続きに入っていない。
上場して2年以上が経過している。
入れ替え基準
既存の構成銘柄の場合、時価総額の上位100位以内であれば残留となる。
既存の構成銘柄で、時価総額の上位101位から125位までに入っている場合、前年の時価総額が上位100位以内であれば残留となる。前年も100位以内でなかった場合、指数から外される。
既存の構成銘柄で、時価総額が上位125位以内でない銘柄は、前年の順位に関わらず指数から外される。
代わりに指数に組み込まれる銘柄には、構成銘柄以外の銘柄の内、最も時価総額の大きい銘柄が順に選ばれる。
また、定期的な入れ替え以外でも、組み入れ基準から外れた構成銘柄が出た場合、その都度入れ替えが行われます。
ナスダック100への組み入れが期待される銘柄群をまとめました。

ナスダック100指数の入れ替え銘柄として選ばれるには、まずナスダック100指数の組み入れ基準を満たしていることが前提です。そのため、候補上位とされるパランティア( $パランティア・テクノロジーズ (PLTR.US)$ )は、2024年11月26日にニューヨーク証券取引所からナスダックへ上場先を変更し、指数の組み入れ基準を満たしました。直近の時価総額は、12月6日終値時点で約1,700億ドルを超えており、ナスダック上場銘柄の中で30位以内に位置しており、入れ替え基準も満たしていると言えます。
また、パランティア以外では、データ分析ソフト大手のマイクロストラテジー( $マイクロストラテジー クラスA (MSTR.US)$ )、データセンター大手のエクイニクス( $エクイニクス (EQIX.US)$ )なども、採用候補として有力視されています。
一方、ワクチン開発大手のモデルナ( $モデルナ (MRNA.US)$ )、AI(人工知能)向けサーバー大手のスーパー・マイクロ・コンピューター( $スーパー・マイクロ・コンピューター (SMCI.US)$ )、バイオ医薬品大手のバイオジェン( $バイオジェン (BIIB.US)$ )、IT大手のCDW( $CDWコープ (CDW.US)$ )などは、直近の時価総額が300億ドル以下に低迷していることから、ナスダック100指数から除外される可能性があるとされています。
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これらの内容は、情報提供及び投資家教育のためのものであり、いかなる個別株や投資方法を推奨するものではありません。こちらの投資情報は説明目的の用途でのみ提供されており、すべての投資家にとって適切であるとは限りません。 詳細情報
