■誰も知らない!?moomoo証券アプリ活用法レポート

2025/08/19 18:49

日本の証券アプリと違い圧倒的に使いやすいと言われるmoomoo証券のアプリ。

グラフィックな見た目から多くの人が活用できている気になっていますが、実は十分に活用できていないケースも多くあります。非常に多機能であり、初心者が1から使うにはかなり骨が折れます。

そこで、このレポートではmoomooアプリの活用法を徹底解説します。

〇銘柄探索編

まず、第一に投資家が考えることといえば、有望な銘柄を見つけることです。有望な投資先を見つけるためには、様々な手法があります。

簡単に思いつく限りでも以下のような方法が考えられます。

①身近で使っている商品やサービスを提供している会社から購入する

②最近トレンドとなっているテーマから探す

③有名な投資家が投資している企業から有望な銘柄を探す

④決算数値から条件に合った銘柄を探す

⑤自分の好きな商品の株主優待から探す

⑥適時開示やニュースから銘柄を探す

⑦会社四季報を通読して有望銘柄を探す

それぞれの局面でmoomooアプリは、皆さんの投資判断をサポートしてくれるツールを提供してくれています。

①の身近なものから投資するスタイルは、基本的に日常で自分が使っているサービスに魅力を感じた際に、その銘柄が投資に値するか深堀する際にアプリを利用しますので、後段の”銘柄深堀編"で解説しますので、この章では、②のトレンドから銘柄を探す方法についてみてみましょう。

②トレンドから銘柄を探す

moomooアプリでは、日本株・米国株のそれぞれで投資のテーマを設けており、そのテーマに沿った銘柄のリストを提供してくれています。

早速証券アプリの画面から見てみましょう。

最下段のメニューからマーケットタブを選択します。すると上段のメニューの中に概要 日本株 米国株と続くメニューがありますので、このうち皆さんが投資したい方をクリックします。

moomooアプリは特に米国株に強いアプリでもありますので、今回は米国株を選んでみましょう。

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米国株を選び、下へスクロールしていくとテーマという項目を見つけることができます。

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ここの詳細をクリックすると、様々なテーマが出てきます。

このテーマから銘柄を選ぶこと自体は、他の証券会社でもありますが、moomooアプリの特徴として、最新のテーマが入れ替わり、フレッシュなテーマが出てくることに特徴があります。

例えば執筆時点(2024/9/25)において、FRB利下げメリット銘柄やハリス氏関連銘柄等のテーマがあります。FRB利下げ銘柄は、前週の2024年9月18日にFRBが0.5%の利下げを決めたことが大きな話題となっていました。また、2024年11月には、米国の大統領選が予想されているため、その有力候補のハリス氏やトランプ氏関連の銘柄がわかるというのは非常にタイムリーであり有力な情報となります。

どのようなテーマがあるか見るだけでも今株式市場や世界経済で何が話題になっているかもわかりますので、ざっと見るだけでも勉強になります。なお執筆時点では米国株で45テーマ、日本株で17テーマが用意されており、それぞれのテーマに関連した銘柄が数銘柄~数十銘柄用意されているため、ここを切り口にしても様々な投資先候補が見つかります。

③有名投資家が投資している銘柄から探す

有名な投資家が投資したことをきっかけに、その銘柄の評価が見直され適正価格となることは頻繁にあります。例えば、日本の5大商社に対して世界的に有名な投資家であるウォーレン・バフェットが2020年8月に投資をしたことは大きな話題となっていました。

このように、有名投資家にフォローする戦略は有力となることも多くありますが、moomooアプリでは、機関投資家の売買動向を見ることが可能です。

先ほどのテーマから選ぶと同様、マーケット→米国株を選択して下にスクロールすると機関投資家の動向というセクションがあります。

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ここを選ぶとバフェットが率いるバークシャー・ハザウェイ等の投資先情報を確認することができます。

特に保有株変動部分で、保有株数が増加しているような銘柄については、まさに今著名投資家が強気となっている銘柄が上がってきますので有望な銘柄になりうる可能性が高くなります。

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ただし、著名投資家が投資しているというだけで投資をして成功している投資家が多いというわけではありません。

これは様々な要因が考えられますが、

  1. 著名投資家の売買動向は、やや遅れて開示される

  2. 自分で根拠を持って投資していないため、握力が弱く下落局面で売ってしまう

といったことが影響していることが多いと思います。

前者については、バフェットのような長期投資を前提とする投資家をフォローすれば、その影響は軽減できます。

後者については、単に有名投資家が投資しているからという理由だけではなく、これをきっかけに銘柄を深堀して納得できたものだけを投資するという手法を取ることで不用意に売却してしまうといったことも防げるようになるでしょう。

④決算数値から条件に合った銘柄を探す

財務数値から特定の条件にあった銘柄を探す手法を「スクリーニング」と呼びます。moomooアプリでも他の証券同様スクリーニング機能を利用することができます。

こちらも先ほどと同様マーケットタブから「日本株」又は「米国株」を選択するとその上段にスクリーナーというボタンがありますのでこちらをクリックします。

ボタンがやや小さいので見落としてしまいがちですが、日本株・米国タブをクリックしたら株価指標があり、そのすぐ下にあります。

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ここでは、特によく使われるスクリーニング項目に絞って解説していきます。

まず、マーケットを選択する場所がありますが、最低限地域は自分が探している場所を選ばないと求めている結果が出てこないため、米国株の方は米国株、日本株の方は日本株を選択してください。

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なお、ここで中国株やシンガポール株等他の国の株式もスクリーニングが可能です。

次に評価指標は、重要な要素です。

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特に直近PER、PBRは最も多く利用されるスクリーニング機能の一つです。

PERは、株価÷1株あたり純利益で定義され、今の株価を何年の利益で回収できるかを表す指標です。当然早く回収できた方が投資家はうれしいため、指標が低い方が割安と評価されます。

いくらが適正なのかは、成長率によっても変わりますが、成長しない安定企業であればPERは12-13倍程度が妥当であり、20~30%毎年成長しているような企業であればPERが20倍~30倍程度でも妥当といったイメージです。

以下のURLでもPERについては解説していますので、合わせてご参照ください。

https://www.buffett-code.com/articles/13550

PBRは、株価÷1株あたり純資産で定義される指標です。純資産は、企業の帳簿上の株主の持分です。よく説明されるは、1株当たり純資産は解散されたときに1株あたりで分配される金額なので1倍以下であれば割安と言われます。

説明のわかりやすさとしてこの説明はアリですが、実際には、企業の帳簿に計上されてる工場等の資産の多くは売却可能な価格である時価で計上されているわけではなく、過去の取得価額を基準とした評価となっており、資産価値が低い資産を多く持つ会社であれば解散価値は実際には純資産を大きく下回ります。

それでも最近では、東京証券取引所が各上場会社に「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応」を要請しており、その基準としてPBR1倍が最低限目指すべき指標とされていることもあり、PBR1倍以下の会社が経営改善することによる株価上昇をテーマとする投資家が増えています。

この場合でもスクリーニング基準としては、PBR1倍等で選定したのちに、今後経営が改善する余地があるのかを銘柄を深堀する仮定で確かめることが重要となります。

次にあまり利用されるユーザーは多くないと思いますが、テクニカルでのスクリーニングも取り上げます。

テクニカル分析は、過去の株価の動き(始値、終値、高値、安値の4本値)を利用したチャートに基づき当該銘柄が上がりそうなのかどうかを予測する分析です。

現実的にこの分析だけで大きく儲かるのであれば、誰もが再現性を持って儲けることができるので、単体で有効なテクニカル指標はほとんどありません。

それでも買うタイミングを見計らうために、例えば株価が上昇トレンドに乗ってるもののみに投資したいといったニーズが存在することも事実です。

そのようなときには、テクニカルのMA移動平均線の上昇トレンドを選択することで値上がり傾向の株式を発見することができます。

※移動平均線(MA)は、過去の一定期間の株価(例えば過去25営業日分)を平均した株価の推移を折れ線で表した線であり、それが上昇トレンドということは、徐々に価格が上がってきていることを表します。

この際自分が投資するときの時間軸に応じて解釈指標の時間軸を選択する必要があります。

例えばデイトレードのようなケースでは、60分等短い時間軸のものを選択する必要があり、1年~2年程度の中期で保有する場合には、週足等の比較的長い時間軸を選ぶことでより自分の投資期間にあった物を抽出してくれます。

その他相場の過熱感を表すRSI(75%超で買われすぎ、25%未満で売られすぎ)やトレンドをつかむために利用するMACD等の人気があるテクニカル指標でもスクリーニングが可能です。

ただし、あまり自分が理解しづらいものでスクリーニングをしても、その後の銘柄選定や売買にまでつながりにくいためスクリーニングにはシンプルな指標を使う方がおすすめです。

収益性は、評価指標と並び重視すべき選択項目の1つです。特に企業のサービスの強さを示す粗利率や営業利益率、資本効率を示すROEや配当利回りは利用を検討してもいい指標でしょう。

配当利回りは、特に重視する投資家が増えており、かつ上場会社としても還元を強化している項目です。配当利回りが高いと、ある程度高い精度で将来投資家が現金が入ってくることが予想できるため株価の下支えになりやすく、株価が急落しづらいというメリットがあります。

一方で業績が安定していない企業に投資をする際には、配当が減配となることにより大きく株価が下落することがあるため、高配当でスクリーニングをする際には、その配当が持続可能なのかも合わせて評価する必要があります。

最近の傾向として配当利回りは4%以上あると比較的高い配当をする企業だということができます。

粗利率・営業利益率については、業界・業種に応じて全然水準が異なるため、設定するとすればある程度自分が調べている業界の基準を調べた上で設定しなければうまくいきません。

例えば外食産業で、直営店を中心とする会社であればサイゼリヤが粗利率で約60%、営業利益率が6%程度となっています。スシローで有名なFood & Life Companiesであれば、2024年9月期 Q3決算時点で粗利率57%、営業利益率6.6%程度となっています。

このようなベンチマークを見ると外食産業であれば粗利率60%程度、営業利益率5%程度くらいが基準となるかもしれません。

ROEについても同様に業種によって大きく差がある数字です。ROE=純利益÷自己資本で計算される数字であり、株主が提供した資本に対してどれくらいのリターンを上げたかを示します。

業種によっても大きくことなりますが、一般的に投資が株式に期待するリターンは6%~10%程度と想定されるため、最低限ROEもそれ以上ないと株主のお金をうまく活用している会社と言えません。

過去日本企業のガバナンスに一石を投じた伊藤レポートでは、ROEは最低8%程度である必要がある旨が記載されており、8%をスクリーニングの目安とするのも1つの手でしょう。

次の項目が成長力です。

特にスクリーニングにPERの指標を利用する場合には、成長率が高くなるとPERも高くなり、成長率が低くなるとPERも低くなるので合わせて使いたい指標です。

特に最終的に株主に分配可能な利益である純利益の成長率やEPS(1株当たりの純利益)の成長率はまず重要です。

ただし、純利益の場合、リストラクチャリングや減損損失等特別な損益を含んでしまうため、事業の拡大と必ずしも整合しません。代替手段として収益の成長率や営業利益の伸び率を利用することも1つの手です。

特にPERが高い水準(例えば30倍等)を許容する場合には、高い成長率が必要になりますので、成長率の下限を設けてスクリーニングをすることが効率的です。

⑤自分の好きな商品の株主優待から探す

株主優待を軸とした投資家である桐谷さんのご活躍で一躍有名となった株主優待投資は、個人投資家の中でも非常に人気のある投資手法の一つです。

メリットとして個人投資家が、厳密な現金リターン以外で投資していることが多いため、株価が安定しやすい点があります。一方で個人投資家からの人気から株価が高い水準になっている会社も多く、しっかり調査してから投資しないと割高な銘柄に投資してしまいがちとなるデメリットがあります。

株主優待は、基本的に日本の株式に特有の制度です。moomoo証券のアプリの中でもマーケット→日本株の中段で見つけることができます。

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カテゴリーから選んだのち、優待利回りの順で並べることができるため、お得な株主優待を簡単に見つけることができます。

また、条件を選択すれば、スクリーニングのように株主優待の種類や利回りでフィルターをすることも可能ですので便利です。

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なお優待投資の大きなリスクとして、株主優待が突然なくなったことにより株価が大きく下落してしまうことがあることです。

このように株主優待がなくなると大きく株価が下落するため、株主優待がすぐになくならないかを検討する必要があります。

これは、外部からなかなか評価されにくい要素ですが、株主優待がなくなりにくい会社の特徴としては、

・自社製品に対する優待であること

・株主優待を古くから実施している会社であること

・優待の制度設計で、長期保有を優遇している会社であること

等が挙げられます。

これらの会社は、主として長期的に会社のことを応援してくれる個人投資家を集めるために優待を設計しているため、優待をやめづらいという特徴があります。

一方で、

・Quoカード等会社の現金負担の大きい優待であること

・過度に優待利回りが高いもの(楽天モバイル1年間無料やChocozapの1年無料等)

については、一時的な株価対策であったり、自社商品の初期的な普及のための販促活動であるため、今後改悪や廃止が起こりやすい優待といえるでしょう。

特に株主優待自体は、株主平等の原則に反するという声から市場全体としては廃止を促す声もそれなりに大きいことからQuoカードのようなその場しのぎの株価対策に使われる優待は今後も廃止のリスクが高いと思われます。

⑥適時開示やニュースから銘柄を探す

会社は、重要事項については、発生したその都度株主にお知らせする義務があり、TDNETという仕組みを通じて報告されます。非常に熱心な投資家であれば、このTDNETやバフェットコードの適時開示等を丹念に読みながら投資の材料を探していく人もいらっしゃいます。

TDNET: https://www.release.tdnet.info/inbs/I_main_00.htmlバフェットコード適時開示ページhttps://www.buffett-code.com/disclosures/

とはいえ、毎日かなりの数の適時開示資料が発表され、現実的にすべての資料を見通すことは専業の投資家でないと難しいのも事実です。

moomooアプリでは、適時開示の中でも特に重要な業績予想の修正について、確認することができます。

具体的にはマーケット→日本株の中段までスクロールをすると業績修正という項目があります。

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業績修正の詳細をクリックしたのちに、右上にある条件というボタンを押すと、業績修正が発表された日や上方修正なのか下方修正なのかの種類でもフィルターが可能で自分が必要な業績予想修正が発見しやすくなっています。

⑦会社四季報を通読して有望銘柄を探す

四季報を通読して、有望な銘柄を探すことは古くからストイックな投資家が志向する銘柄発見手法の1つです。

四季報は、見開きで4社分の情報を見ることができることから一覧性があり、多くの企業情報に触れられるというメリットがあります。

さすがにmoomooアプリで四季報通読と同じようなことをすることは難しいものの、各銘柄ページに行くと四季報の記載が確認できるようになっています。

具体的には、銘柄ページ→分析タブ→四季報ー企業概要の詳細ボタンを押すと四季報の細かい解説記事も含めて見ることができます。

〇銘柄深堀編

ここまで銘柄の発見に焦点を当てて、moomooアプリの様々な機能を見てきました。

かなり多くの切り口で銘柄を発見するための情報が用意されていることがわかったかと思います。

moomooアプリは、個別の企業ページの情報も比較的充実しており、初期的な調査を十分に行うことができます。

それでは具体的に銘柄ページで見るべきポイントを押さえましょう。

先ほどの銘柄探索編で見つけてきた投資先候補について、企業ページで深堀をします。

日本企業の場合には、各企業ページでは前述の通り会社四季報の情報を見ることができます。

全く知らない会社の場合ですと、企業の数字を見ても全くイメージが湧かないため、まずはこの四季報ページの特色、連結事業、解説記事当たりを見てみると事業の内容に関するイメージを持つことができます。

例えば、I-NE(4933)という企業を取り上げてみましょう。

アプリ右上の虫眼鏡マークを押すと検索窓が表示されますので、そこでi-neと検索し、個別企業ページへ飛びます。

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そこから、分析タブをクリックし、最下段まで進みます。

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四季報ー企業概要というセクションが見えますので、ここから詳細をクリックすると会社四季報の情報を閲覧することができます。

特色や解説記事から、ヘアシャンプーで有名な「YOLU」や「ボタニスト」を製造・販売している会社であることがわかります。

ドラッグストアでヘアシャンプーの棚に行くと必ずと言っていいほど目立つ位置に置かれている商品であり、現在ヘアケアの業界では強いブランドであることが見て取れます。

概要がざっくり分かったところで、財務内容を確認していきます。

投資アイディアによって確認するポイントは異なると思いますが、割安成長株を探すようなケースであれば、まずは、企業評価欄のPERを確認します。

先ほどの企業ページに戻り分析タブを下にスクロールすると、企業評価ページを見つけることができます。

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PERは15.68倍と一般的な日本企業の平均的な水準であることがわかり、業種平均20.36倍に対しては比較的割安な水準といえることがわかります。

企業評価の詳細をクリックすれば、過去のPERの推移を見ることができますのでこちらも合わせて確認しましょう。

仮に投資アイディアが「PBR1倍割れの銘柄で経営者の資本コストを意識した改革からPBRが向上する」といったことを狙って投資するのであればPBRも合わせて見ても良いでしょう。

重要な点は、過去の推移を見ながらこの企業がどのような評価を受けてきたのかという点を確かめることです。

例えば、単純にPERが低いのみを投資アイディアとしていると、過去の推移を見てもPERがずっと低いまま評価が変わらないいわゆる「バリュートラップ」に落ちいっている会社であることも多くあります。

このような場合バリュートラップが解消するような材料がなければ、なかなか株価は改善しないとも考えられますので「PERが改善するから儲かる」と安易に考えるのではなく、例えばPERは変わらないけれども利益成長で株価が上昇するといったストーリーを考える必要があります。

過去の推移を見ることで、直感的に現状割安だと感じた銘柄であっても実は今が安いわけではなくずっと安い状況が続いているということであれば、なぜ安い状態でずっと放置されているかを確認するきっかけになりますし、安易に「今が買い時だ」と思い込むことを防ぐことができます。

I-NEの実際のPER推移をみると過去にはPER30倍超で取引されていることもあり、高い成長性を期待されていた銘柄だったが直近1年くらいはPERが10倍台に低下しており、マーケットの期待成長率は下がってきているのではないかと想像できます。

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このような期待のイメージが立ったら、次は実際の業績を見てみましょう。

まず、売上構成という項目に注目してください。

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I-NEの場合は、特にセグメントが分かれていないため日本が90%でその他が10%とわかるだけですが、例えばSONYであればゲーム事業が最も大きいものの、その他金融やカメラ用のセンサー、映画等多様な事業で収益を得ていることがわかります。

最初にどのような事業が、どの程度の規模なのかを理解しておくと、その後の分析でどこに重点を当てたらいいのかがわかり便利です。

次に、損益計算書の項目を見てみましょう。こちらも分析タブの中段にあります。

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I-NEは、上場が2020年9月ですので、決算は2018年通期からの収録となりますが、トヨタ等の歴史ある企業であれば過去20年分の業績を見ることができます。

損益計算書の”詳細”ボタンをクリックすると、業績画面に遷移します。

初期設定では、四半期ごとの決算が表示されていますが、四半期ごとですと季節的なトレンドにも大きく影響を受け、長期の業績トレンドがうまく捉えられないのでまずは、年次決算を選択するのが良いと思います。

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売上(moomooアプリ上だと総営業収益)と営業利益の伸びを確認しましょう。

ここで売上が右肩上がりのような会社であればPERがあれば20倍超のような銘柄でも割安と評価できる場合もあります。

一方で業績が停滞していれば、PERは10倍以下等でないと割安だとは言えないかもしれません。

下段の表にある項目をタップすると上段のグラフの表示も切り替わります。

I-neであれば、売上も営業利益もそれぞれ右肩上がりに推移しており、成長率もかなり高いとため順調に成長してきたことが伺えます。

ここまでは前期末までの情報でしたので、当期の直近の情報がどのようになっているのかを見るのが、直近業績・進捗率のページです。(こちらも同様に分析ページであり損益計算書よりも上にあります。)

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こちらも科目ごとの今期の進捗率と前期の進捗率の比較を見ることができます。

これを見ると、まず今期の進捗率は前期よりも悪いということがわかります。

また、グラフから第1四半期は、売上・利益ともに前期から減収となっており、当期においては成長が鈍化していることが見て取れます。

このあたりが直近でPERが下がってきている要因でないかと思われるため、必要があれば追加で会社が出している開示資料を見て成長性が下がってきているのかを確かめることも考えられます。

成長の鈍化が一時的に過ぎないと思えれば、現在のPER水準だと割安と結論付けられるかもしれません。

このあたりは投資家によって見方が分かれてくる部分だと思われます。

また、投資の前に株主構成も確認しておいてもよいかもしれません。

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I-neの場合であれば、代表取締役社長の大西氏が過半数を所有する会社であることがわかります。創業者の方が過半数を持つ会社であると経営者のコミットメントが高く、かつ経営のスピード感があると評価する投資家もいます。

また、大株主の所有割合が多いとMBO(経営者が自ら企業を買収すること)が起こりやすいと評価する方もいます。

以上日本株を例に見てきましたが、米国株でも基本的に同様の情報を見ることができます。

ただし、四季報情報はなく、 代わりにに機械翻訳の企業概要ページが容易されています。

企業概要ページは、まだ翻訳の分量・精度が完璧ではないことから最初に企業のビジネスを掴むところは、企業名でGoogleで検索して簡単な事業内容を把握するとよいかもしれません。

また、大企業を中心にmoomoo証券では、企業が属する産業等のデータがわかるビジネスデータというセクションがあります。

例えばアップルですと、下記図のように、スマホの出荷台数、シェア、スマホチップのシェアまでわかってしまいます。ここで出てくるビジネスデータは基本的にその企業にとって重要な統計情報であることが多いため目を通して損がない情報です。

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加えて大企業に限られますが、画面下段のMooメニューから動画に進むことで動画コンテンツが用意されていることがあります。日本でも非常に話題となるアップルの製品発表イベントやエヌビディアの決算説明会が自動翻訳の字幕で見ることができるため、米国のトップ企業に投資する場合にはチェックをしてもいい内容です。

タイミングを図るチャートページ

moomooアプリのチャートページも非常に工夫が凝らされておりおもしろい情報が多く含まれています。

例えば、指値注文がいくらで何株出ているかといった気配値の情報は、価格帯ごとに注文の大きさが棒グラフで視覚的に表されています。

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このような情報を見て例えば、買い気配の方が板が厚いということがわかれば、現在市場がこの銘柄に対して強気であることが見て取れるかもしれません。

また、moomoo証券のユニークな項目として買いと売りをどのような規模の参加者が行っているかの情報を提供しています。

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このデータ自体は、過去に売買が成立したそれぞれの価格帯と出来高から機械的に作っていることから、必ずしも100%この市場参加者の規模が正しいというわけではありません。例えば、大口の投資家であっても、巧みに少量ずつ注文を出していけば小口に認定されるリスクはゼロではありません。

それでも大口の取引ができる顧客は、大規模な投資家に限られるでしょうし、ここで超大口投資家の購入が大きければ、機関投資家が購入しており、今後継続的な需要が期待できるのではないかといった推測ができる点は大きなメリットです。

逆に売りで大口投資家が優勢であれば、少し買うタイミングを待った方がよいと捉えられる可能性があります。

他の証券会社では通常提供していない分析であり、非常に面白い分析といえます。

このほかにも信用取引の残高や貸株残高等基本的な情報を備えており、テクニカル的にも今投資に良いタイミングかを十分に評価できる情報が提供されています。

早速取引をはじめよう

投資力向上において、実践に勝るものはありませんので、是非とも最初に一歩を踏み出してみましょう。

下段メニューの口座→入金から入金することができます。

特にデメリットはないため、ぜひともこの機会を活用しましょう。

■免責事項

当レポートに記載している投資対象や投資手法は元本や利益を保証するものではなく、相場の変動により損失が生じる場合がございます。 投資対象や取引の仕組およびリスクについて十分ご理解の上、お客様ご自身の判断と責任においてお取引いただきますようお願い申し上げます。

レポート内容においては作成時点で得られる情報を元に、細心の注意を払って作成しておりますが、 その内容の正確性および安全性を保証するものではありません。また、投資知識の学習のための参考となる情報の提供を目的としたもので、特定の銘柄や投資対象について、特定の投資行動や運用手法を推奨するものではありません。

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なお、投資によって発生する損益は、すべて投資家の皆様へ帰属します。

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これらの内容は、情報提供及び投資家教育のためのものであり、いかなる個別株や投資方法を推奨するものではありません。こちらの投資情報は説明目的の用途でのみ提供されており、すべての投資家にとって適切であるとは限りません。 詳細情報