米国成長株選びの15のポイント!

06/18 10:24

「S&P500採用期待の注目銘柄&米国成長株選びの15のポイント!」

企業の成長力に注目する!

【成長企業の発掘】

・既存のビジネスモデルにとらわれず、新しい市場や技術を開拓しようとする企業

例えばテスラはEVの先駆者です。ガソリン車→電気自動車という新しい市場を開きました。電気自動車に必須のバッテリーを自ら開発し、原料となるリチウムの鉱山などもおさえています。世界的に電力不足が起きることを予見し、発電&蓄電の市場も開拓しました。最近では自動運転・ロボタクシーといった市場を開拓しようとしています。

【長期投資】

・短期的な株価の変動に一喜一憂せず、企業の長期的な成長を信じて投資を継続

長期投資家として有名なウォーレン・バフェット率いるバークシャーハサウェイがアップル株を購入したのは2016年です。アップルの16年1〜3月期の売上高は前年同期に比べ13%減り、13年ぶりの減収。中国のiPhone売上減速により投資家離れも進んでいました。ウォーレン・バフェットは、友人がiPhoneを失くしてとても困っていると聞き、人々がiPhoneに夢中になっていることに気づきました。そして、iPhoneが多くの人に欠かせないものであり、今後もずっとそうだろうと結論づけて、アップルに投資することにしたそうです。

【企業分析の重視】

・財務諸表だけでなく、企業の経営陣、技術力、競争優位性など、多角的な視点から企業を分析

エヌビディアのGPUはAI投資において欠かせないものとなっています。売上と利益はもの凄い勢いで成長しています。半導体チップをただ販売するだけではなくサーバーとしてのセット売りも展開。通信ネットワークやエヌビディアのGPUを並列処理するCUDAというプラットフォームでエンジニアを囲っています。ハードウェアだけではなくソフトウェアでも優位性を保つことで、他社にシェアを奪われづらくしています。

しかし、長期で成長株投資をするにはそれなりの努力が必要となります。

  • 時間と労力: 企業分析には、時間と労力が必要

  • リスク: 個別株への投資は、市場平均よりも高いリスクを伴う

  • 相場の変動: 短期的な株価の変動に振り回されない強い精神力が必要

AIの登場によって企業分析に要する時間と労力は劇的に変化しました。発信者も多くなり概要を掴むのは簡単になっていますので、成長株投資へのハードルは下がっています。

米国成長株選びの15のポイント!

  1. 成長の余地: 市場規模や製品の多様化など、成長の余地があるか。

  2. 研究開発への投資: 新製品開発や技術革新に積極的に投資しているか。

  3. 経営陣の能力: 優秀な経営陣が企業を牽引しているか。

  4. 財務状況: 負債が少ないなど、財務状況が健全か。

  5. 収益性: 利益率が高いなど、収益性が安定しているか。

  6. 配当: 配当は増配傾向にあるか。

  7. 株主への還元: 自社株買いなど、株主への還元を行っているか。

  8. 競争優位性: 競合他社との差別化が図られているか。

  9. マーケティング: 効果的なマーケティング活動を行っているか。

  10. 販売網: 広く強力な販売網を持っているか。

  11. 原材料の供給: 安定的な原材料の供給が確保されているか。

  12. 労働関係: 従業員との関係が良好か。

  13. 経営の多角化: 一つの事業に集中しすぎているか。

  14. 企業風土: 革新的な企業風土が醸成されているか。

  15. 株価の割安感: 株価が割安に評価されているか。

1. 成長の余地: 市場規模や製品の多様化など、成長の余地があるか。

今の主力商品が今後5年程度は売上拡大が見込める+有望な新商品の開発を行ってるか?製品ロードマップの公開などがあれば良い。

2. 研究開発への投資: 新製品開発や技術革新に積極的に投資しているか

他社には真似できないような独自の技術を持っている。それを活かした新技術への研究開発への投資。設備投資費と研究開発費が増えてたり、決算説明会での投資状況の説明を確認する。

3. 経営陣の能力: 優秀な経営陣が企業を牽引しているか。

創業者がCEOなのか?外部からプロの経営者をCEOとして雇ってるのか?創業者は0から1にする能力があっても1から100にする能力があるとは限りません。
現在の課題や今後起こりうる問題に対して、しっかりと説明責任を果たしているか?なければそれが露見したときにネガティブサプライズとなる可能性があります。

4. 財務状況: 負債が少ないなど、財務状況が健全か。

現状の金利下で、借金と利息の返済が過度な負担になっていないか?手元の現金や自由に使うお金のフリーキャッシュフローが潤沢なのか?

5. 収益性: 利益率が高いなど、収益性が安定しているか。

粗利益率を確認することで原材料などのコスト削減をおこなってるか、営業利益率を確認することで本業で儲けているのかを確認。

6. 配当: 配当は増配傾向にあるか。

米国には配当王と呼ばれる50年以上連続増配してる企業や、25年以上連続増配してる配当貴族と言われる銘柄があります。増配ができるということは安定性や成長性を示します。

7. 株主への還元: 自社株買いなど、株主への還元を行っているか。

株主還元は、株価を安定させ、投資家の満足度を向上させます。アメリカでは株主ファーストの企業が好まれる傾向があります。

8. 競争優位性: 競合他社との差別化が図られているか。

技術力、コスト、ブランド価値やデザインなどのイメージが確立しているか。値段が高くても顧客が購入できるほどの価値を築けていれば優位性があります。

9. マーケティング: 効果的なマーケティング活動を行っているか。

効果的な広告を打ち出しているのか?費用対効果は良いのか?顧客の反応は上々なのか?といったところに注目してみます。

10. 販売網: 広く強力な販売網を持っているか。

販売網や営業部隊の体制がないと売上につながりません。直販なのか、他の企業に卸してるのか、プラットフォームに載せてコミッションを払ってるのか?営業部門のヘッドカウントが増えたときに売上が伸びてるのか?

11. 原材料の供給: 安定的な原材料の供給が確保されているか。

安定したサプライチェーンは企業経営の要です。国外から仕入れる場合は政治的・地政学的リスクは大丈夫なのか?今後問題がある時はどういったシチュエーションなのか?をイメージしておくと良いでしょう。

12. 労働関係: 従業員との関係が良好か。

優秀な人材を集めるためには高い給与が払えるかが重要です。しっかり本業で稼げていれば人件費がアップしても問題ありません。役員が外部からではなく内部から昇格した人が多ければ、その下のマネージャー達も能力が高く、次の役員へとモチベーションを高くもって働いてる可能性があります。

13. 経営の多角化: 一つの事業に集中しすぎているか。

一つの市場だけではなく、違う市場へ進出することでさらなる成長機会やシナジー効果もうみだします。また一つの事業が不振に陥ったとしても業績への影響を軽減し、経営リスクの分散となり、逆に言えば経営の安定化に繋がります。

14. 企業風土: 革新的な企業風土が醸成されているか。

企業特有の考え方、価値観、行動などを表します。大企業病という言葉もあるように、新しいアイデアやチャレンジを恐れる保守的な風土では、新製品は生まれません。

15. 株価の割安感: 株価が割安に評価されているか。

同業他社と比較したら、過去からの推移で今がどういう状況なのか判断できます。

重視する財務・収益性

  • 成長率: 売上高、利益、EPSなどの成長率は、企業の成長性を測る上で重要な指標

  • 利益率: 売上高利益率、経常利益率、純利益率など、企業の収益性を測る指標

  • ROE(自己資本利益率): 投入した資本に対する利益の割合を示し、経営効率を測る指標

  • 負債比率: 企業の借入金がどれくらいあるのかを示し、財務の健全性を測る指標

  • キャッシュフロー: 現金でどれだけ稼いでいるのかを示し、企業の持続的な成長力を測る指標

これらの指標を単に数値として見るのではなく、企業のビジネスモデルや成長戦略との関連性を深く分析することが必要です。

  • 過去のトレンド: 過去の財務データの推移を分析し、将来の成長性を予測

  • 業界との比較: 同業他社との比較を行い、相対的な強み弱みを評価

  • 非財務的な要素: 財務データだけでなく、経営陣の質、技術力、競争優位性など、非財務的な要素も総合的に評価

  • 特定のパーセンテージ目標を設定しない理由

  • 企業によって最適な指標は異なる: 業界やビジネスモデルによって、重視すべき財務指標は異なる

  • 時代によって変化する: 技術革新や市場環境の変化によって、重要な財務指標は時代とともに変化する

  • 定量化できない要素: 企業の成長ポテンシャルや経営陣の能力など、定量化できない要素も重要

成長率というのは企業の大きさや熟成度によって変わります。時価総額の大きさから判断してその範囲内での成長率が高いところを基準にするのは有効かもしれません。例えばマグニフィセント7の売上は2桁成長していますが10%台です。もしマグニフィセント7よりも速く成長する企業に投資をしたいと言った場合は、定期的に20%以上成長してる企業をスクリーニングするのがいいでしょう!

【S&P500に採用期待の注目企業】※推奨ではありません!
Palantir Technologies

【概要】
2003年に設立されたデータ分析プラットフォームを提供する米テクノロジー企業。政府機関向けの売上が大きかったが、大規模企業向けの売上が増えてきたことで、経営の多角化を好感
【主なサービス】
①Palantir Gotham

・政府機関向けに提供されるデータ分析プラットフォーム
・テロ対策や犯罪捜査において活用リアルタイムでの分析
・迅速かつ的確な意思決定をサポート
・主な用途: 軍事作戦の計画、犯罪捜査、情報分析など


②Palantir Foundry

・民間企業向けのデータ統合および分析プラットフォーム
・製造業、金融業、ヘルスケアなどの業界で利用
・企業が保有する膨大なデータを効率的に統合・分析して、業務の最適化や新たなビジネス機会の発見を支援
・主な用途: 資産管理、サプライチェーン管理、エンジニアリング、リスク管理など


③Palantir Apollo


・複雑な環境へのソフトウェア導入を支援するプラットフォーム
・GothamやFoundryのアップデートや機能追加をスムーズに行える。
・主な用途: ソフトウェアの配信と保守、安全性と信頼性の確保​

④Palantir  AIP(Artificial Intelligence Platform)

・最先端AIプラットフォームであり、特に大規模言語モデル(LLM)を活用することに焦点
・顧客が持つデータセットを用いて、AIの自然言語処理能力を最大限に引き出し、実用的なインサイトを提供することを目的

・主な用途:業務の自動化やプロセスの最適化、データ駆動型アプリケーションの展開を行っており、特に米国内の商業収益が大きく増加

【業績】
政府向けが54.67%。商業向けが45.33%

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売上高とEPSの成長予測
右肩上がりで4四半期連続で黒字。

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バランスシートは総資産に対して総負債の割合が少なく健全な状況を示す

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株価の割安感はなし
PERが高いのは成長企業にとって必ずしも悪いというわけではないが、現時点のPERを見ても過去5年のレンジの75%。非常に割高と判断されているので、常に押し目を拾いたい銘柄。

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