特別気配(とくべつけはい)とは?
特別気配(とくべつけはい)とは?
特別気配とは、一度に大量の「買い注文」または「売り注文」が集中した際に、売買が成立せず取引が一時的に停止される状況を指します。買い注文が多い場合は「特別買い気配」、売り注文が多い場合は「特別売り気配」と呼ばれます。
特別気配は、東京証券取引所が設けた制度であり、急激な価格変動により投資家が予期しない損失をこうむらないようにするための仕組みです。本記事では、特別気配の仕組みや、特別気配が発生しやすいよくあるケースについて、簡単に解説します。
特別気配が発生する条件
①直前の価格から一定の値幅を超える取引
この一定の値幅のことを「特別気配の更新値幅」といい、直前の株価がいくらかによって決められています。


特別気配発生後、しばらく反対注文が入らない場合、特別気配が更新され、徐々に取引が成立しやすい株価まで近づけられます。

②買い注文または売り注文が一方向に集中した取引
通常の取引量を大幅に超える「成行注文」が一方向に集中することで、価格が急激に変動することが予想される際に、特別気配が発生します。これにより、市場の混乱を防ぎます。
注文の偏り:買い注文や売り注文の量が通常の取引量を大幅に超えた場合(例えば、通常の出来高の2倍以上)や、買い注文と売り注文のバランスが極端に偏った場合、そのようなアンバランスを周知し、反対の注文を呼び込むために、特別気配が示されます。なお、このアンバランスの状況というのは株数に関係なく、たとえ100株の成行注文であっても、反対注文が無い場合には特別気配となります。
(注)始値は板寄せ方式で決定されるため、成行注文はすべて成立しなくてはなりません。そのため、9:00に始値が寄り付かない状況(成行注文が成立しない)が発生することがあります。
特別気配が発生しやすいよくあるケース
特別気配が発生しやすい状況として、以下のケースが考えられます:
①企業の重大な発表決算発表や業績予想の修正、M&Aなど、企業に関する重要なニュースが発表された際に、買い注文や売り注文が急増することがあります。
②急激な市場変動経済指標や世界的なニュース、金融政策の変動により、市場全体が大きく動いた場合、特定の銘柄に注文が集中することがあります。
③人気銘柄の上場や新製品の発表新たに注目されている銘柄や、新製品・サービスを発表した企業の株に投資家の関心が集中し、特別気配が発生しやすくなります。
④市場での投機的な動き一部の銘柄に投機的な資金が流入した際、極端な値動きや注文の集中が起こり、特別気配が生じやすくなります。
これらの事象は取引時間中(場中)にも発生し得るため、注意が必要です。一時的に大きな株価変動を伴うため、特別気配が発生している銘柄でも、適切な判断をすれば投資チャンスに繋がる可能性があります。
これらの内容は、情報提供及び投資家教育のためのものであり、いかなる個別株や投資方法を推奨するものではありません。こちらの投資情報は説明目的の用途でのみ提供されており、すべての投資家にとって適切であるとは限りません。 詳細情報
