ETFのデメリット
トラッキングエラーについて
全てのETFが、指数と同じ成績になるわけではありません。ETFのリターンと指数のリターンの差を、トラッキングエラーと呼びます。トラッキングエラーが起きる要因には経費率があります。例えば、あるETFの信託報酬等が1%の場合、その他の条件が同じなら、指数と比べて成績は1%悪くなります。実際にはそれほど単純ではなく、さまざまな要因が影響しますが、投資成績を計測する際にはトラッキングエラーに注意する必要があります。
市場よりも好成績を得るのは困難
ETFの成績は、ベンチマークとして採用している指数の成績に連動します。相場はしばしば下落するため、指数の成績が悪いときには、ETFの成績も悪くなってしまうのが基本です。
レバレッジ型ETFとインバース型ETFに注意
レバレッジ型ETFは、ベンチマークとしている指数と比べて成績が数倍になるように設計されています。一方のインバース型ETFは、ベンチマークとしている指数と比べて成績が正反対になるように設計されています。これらの成績を実現するために、スワップや先物などのデリバティブを駆使しています。
また、多くのレバレッジ型ETFとインバース型ETFは、毎日リセットされます。すなわち、設計で意図した成績が1日単位で実現するように作られています。そのため、運用期間が数週間、数か月、数年と長期になるにつれて、同期間のベンチマークの指数と比べて成績の乖離が大きくなります。よって、これらの金融商品は投資家のためのものでなく、投機家向けと考えられます。自分の資産を守るには、これらの金融商品を買う前に、しっかりと仕組みを理解することです。
まとめ
以上の通り、ETFにはデメリットがありますが、適切に利用できれば非常に価値ある金融商品だといえます。成功の鍵は、これらのリスクを理解し、そしてリスクを回避したり最小化したりすることです。
自ら考えて投資をしたい人には、ETFは合わないかもしれません。その一方、低いコストで株式市場と同じくらいのリターンを得られる方法を探しているなら、コストの低いETFは素晴らしい手段となる可能性があります。定期的に長期間にわたって買い続ければ、着実にリターンを得られるでしょう。
これらの内容は、情報提供及び投資家教育のためのものであり、いかなる個別株や投資方法を推奨するものではありません。こちらの投資情報は説明目的の用途でのみ提供されており、すべての投資家にとって適切であるとは限りません。 詳細情報
