【上昇を見込むなら】コールオプションの買い戦略
コールオプションの買いでは、株価の上昇によって利益を得ることを目指します。
今回は、コールオプションを購入した場合の損益シナリオを具体例を用いて解説します。
「コールオプションの買い」とは?
コールオプションの買いとは、「あらかじめ決められた価格(=権利行使価格)で、将来の決められた期日(満期日)に、原資産を買う権利」を買う取引です。
株価が権利行使価格を上回ると、コールオプションの価値は上昇します。
利益の確定方法には「権利行使」と「途中決済(売却)」がありますが、実際の取引では途中決済で利益を確定するケースが多く見られます。 ※指数オプションは、満期日以前の権利行使はできません。
どちらにせよ、株価が上がるほど利益拡大が期待できます。
コールオプションの買い戦略では、利益の上限は理論上無制限、損失はプレミアムまでに限定されるのが特徴です。

具体例で確認してみましょう
投資家Mさんが「りんご社の株は3か月以内に上昇しそう」と予想し、3か月後に満期となる、権利行使価格105ドルの、りんご社の株のコールオプションを1枚(100株分)買ったとします。
⇒「1株105ドルで100株買う権利」を購入したということです。
オプション取引は「1枚」あたり100株分が取引単位です。
現在の株価:100ドル
権利行使価格(=将来買える価格):105ドル
プレミアム(オプション料):2ドル
損益分岐点:105ドル(権利行使価格)+ 2ドル(支払ったプレミアム)=107ドル
数量:1枚(100株分)
コールオプションの買いでは、プレミアムを支払って「買う権利」を取得します。
支払プレミアム=プレミアム× 取引枚数 × 100株
2ドル× 1枚 × 100株 =200ドル
ケース1:満期日までに株価が上昇し、利益確定する場合
例えば、株価が110ドルまで上昇したことで、購入時2ドルだったプレミアムが5ドルに上昇した場合、オプションを売却すると次のように利益が得られます。
オプション売却(決済)の場合:
利益=(売却時プレミアム−買付時プレミアム)× 取引枚数 × 100株
(売却時プレミアム 5ドル - 購入時プレミアム 2ドル)× 1枚 × 100株 = 300ドルの利益
ケース2:満期日に株価が105ドル以下だった場合
オプションを行使するメリットがなくなるため、オプションは無価値となり、支払った200ドルのプレミアムが全額損失となります。
株価が大きく上昇していれば利益が拡大し、上昇しなければ支払ったプレミアムが損失となるのが、コールオプションの買い戦略の基本的な仕組みです。
満期を待たずに売却するのが一般的
コールオプションの買いは、途中で決済して利益を確定するケースが一般的です。
満期まで待たずに、プレミアムが上昇したタイミングで売却すれば、権利行使をしなくても利益を得られます。
オプションの買いの場合、売却時のプレミアムが購入時より高ければ差額が利益となります。逆に、プレミアムが下がっていれば損失となります。
※権利行使には現物株100株分の購入資金が必要となるため、個人投資家の多くは、途中売却(決済)によって利益確定を目指すケースが多いです。
プレミアムは、株価の動きだけでなく「満期までの残り期間」や「相場のボラティリティ」によっても変動します。このあたりの基本ルールは、こちらのコンテンツでまとめています:オプション取引とプレミアムの基本ルール
コールの買い戦略:特徴まとめ

こんな場面で活用が期待できます
コールオプションの買いは、上昇を見込む局面で、効率的に利益を狙いたい場合に有効な戦略です。
「この銘柄上がりそうだけど、今すぐ現物株を買うのは不安」
⇒一定期間内に株価が上昇すればよく、損失も支払ったプレミアムに限定されるため、柔軟に構えられます。
「資金に限りがあるが、値動きの大きい銘柄にアプローチしたい」
⇒現物株を保有するよりも少額のプレミアムで、上昇インパクトを享受できる可能性があります。
「決算発表や政策発表など、株価が短期的に大きく動きそうな場面
⇒コールの買いは、短期的な価格上昇を見込む場面に適しています。特に「決算発表」は、株価の大きな変動が期待できるため、オプショントレーダーにとって絶好の機会です

※オプション取引には元本を超える損失が生じるリスクがあります。契約締結前交付書面・約諾書等の重要事項(リスク・手数料等)を必ずご確認の上、自己の判断でお取引ください。
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これらの内容は、情報提供及び投資家教育のためのものであり、いかなる個別株や投資方法を推奨するものではありません。こちらの投資情報は説明目的の用途でのみ提供されており、すべての投資家にとって適切であるとは限りません。 詳細情報
