話題の"ゼロオプ"徹底解説!当日完結で利益を狙う方法

05/20 11:13

"ゼロオプ"とは?

最近、米国市場で急速に注目を集めているのが「ゼロ日オプション(略称:ゼロオプ)」です。

「ゼロオプ」(  0DTE:0 Days to Expiration)とは、満期日が“当日”のオプションのことです。

つまり、今日買えば今日中に決着がつく——1日完結型の取引です。

ゼロオプの特徴

ゼロオプに適しているのは、当日上がるか/下がるかを考えるコール/プットの「買い(ロング)」です。

1日で取引が完了するほか、コストが安いという特徴があります。

満期までの猶予がほぼないため、プレミアム(オプション価格)を構成する要素の1つである時間的価値がほとんど残っていません。

「時間的価値がほぼない=価格変化に直結する」ため、安いプレミアムでエントリーし、当日のボラティリティを狙えます。

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画像はあくまでも参考です

ゼロオプが向いている相場

  • 当日、明確に方向感が出ている相場

  • ボラティリティが高い時間帯(寄り付き・イベント前後など)

ゼロオプが向かない相場

  • 方向感が弱い / 横ばいの相場

ゼロオプを取引できる銘柄は限られている

株価指数・指数連動ETFで毎日満期が設定されている銘柄がゼロオプの対象です。

個別株オプションはウィークリー(週次)満期のため、満期当日の取引であればゼロオプとして扱えますが、ゼロオプを取引できるのは指数系が中心です。

SPY、QQQなど指数連動ETFは、指数オプションと比較してプレミアムが安いため、セロオプにはぴったりの商品です。

分類

ティッカー

原資産

プレミアム

指数オプション

SPX

S&P500指数

高め

NDX

NASDAQ100指数

DJX

ダウ平均30種

RUT

Russell 2000指数

ETFオプション

SPY

SPDR S&P500 ETF

低め
個人投資家向き

QQQ

Invesco QQQ Trust

XSP

S&P500指数(1/10サイズ)

XND

NASDAQ100指数(1/100サイズ)

これらの銘柄は出来高が多く、流動性が高いことからスプレッドが狭く、短期売買にも適しています。

ゼロオプが人気を集める理由

① プレミアムが安く、損失が限定されている

たとえばQQQの当日*満期オプション(*25年11月6日時点):

  • 当日満期・行使価格623ドルのコールをプレミアム2.24ドルで買う→コストは224ドル(2.24×100株)

  • 一方、翌年1月30日満期の同条件オプションのプレミアムは28ドル=2,800ドル必要。

コールでもプットでもオプションの「買い」の場合、損失はプレミアムの範囲内で限定。ゼロオプのハードルがいかに低いかが分かります。

② 予想通りの方向に大きく動けば、リターンが跳ね上がる

ゼロオプは、価格変化に対する感応度が非常に高い。そのため、株価がわずかに動くだけで、プレミアムが数十%単位で変動することがあります。

例:QQQが1ドル上昇した場合(行使価格623ドル)

満期

プレミアム

株価1ドル上昇時のプレミアム

変化率(%)

当日満期

2.24ドル

→ 約3.14ドル

+約40%

1月30日満期

28ドル前後

→ +約1.5〜2.0ドル程度

+約5〜7%程度

小さな値動きでも増減が大きい点がゼロオプの魅力です。

ただし、ゼロオプは“時間との戦い” 。

  • 勢いよく動いたとき → プレミアムが急上昇しやすい

  • 動きが止まったとき → プレミアムが急減しやすい

勢いよく思った方向に動くかどうかが利益獲得のためのポイントになります!

③ 当日完結するため、資金の回転が速い

ゼロオプは当日中に売買完結。

ポジションを翌日に持ち越さないため資金拘束が短く、次の日には再び新しい戦略に資金を回すことができます。

そして、マーケットが日々大きなボラティリティを伴って動いている局面では、短いサイクルで売買を重ねられる点が有用です。

実例:QQQロングコールで“約2倍”になったケース

2025年11月5日、QQQ(NASDAQ100 ETF)でこのような動きがありました。

  • QQQ株価:安値の617.2ドル → 日中で高値の626.6ドルへ上昇(約+1.5%上昇)

  • 当日満期・行使価格618ドルのコールオプション:

 プレミアム安値の3.46ドル → 高値の8.9ドル(およそ2.5倍に上昇)

ただし、こうした値動きを“完璧に”捉えるのは極めて難しく、

実際の取引ではタイミングとリスク管理が鍵となります。

ポジション管理について

ゼロオプを含むオプション取引は、満期まで持ち続ける必要はありません。値動きに応じて、途中で決済して利益確定や損失の調整を行うことができます。

なお、発注時間に関しては注意が必要です。

※満期日はマーケット終了1時間前に自動的に失効になります。

満期前にオプションを決済する手順:

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取引ルールに関する参考リンク

ゼロオプ取引で特に意識すべきリスク

ゼロオプは「小さな値動きに大きく反応する」反面、思った方向に動かない、思った方向に動いてもそのスピードが遅い、そして横ばいであった場合には価値が急速に失われます。

損失はプレミアムの範囲内で限定されますが、当日中に価値がゼロになる可能性は一定程度高い点に注意が必要です。

リスク

内容

ボラティリティリスク

思った方向に動かなければ、短時間で価値がゼロになる可能性

時間的価値リスク

「満期までの時間がほぼない=時間価値がほぼない」ため、横ばい相場に弱い。方向が合っていても値動きが鈍いと×

moomooアドバイス

オプション取引に慣れないうちは、まずは小さな金額から始めて、値動きの速さや価格変化の感覚をつかむことが大切です。

実際の取引に移る前にデモトレードで練習し、どのように価格が変化するのかを体感してみましょう!

ゼロオプまとめ

✔️ゼロオプ=コール/プットのロング前提
✔️ 損失はプレミアムの範囲内に限定
✔️指数連動ETFがゼロオプにぴったりの商品
✔️ 株価が思った方向に勢いよく動くと1日で利益が伸びる可能性
⚠️ 株価が動かない・動いてもスピードが遅い・逆に動くと価値が早く減りやすい(時間との勝負)

これらの内容は、情報提供及び投資家教育のためのものであり、いかなる個別株や投資方法を推奨するものではありません。こちらの投資情報は説明目的の用途でのみ提供されており、すべての投資家にとって適切であるとは限りません。 詳細情報

目次
"ゼロオプ"とは?
ゼロオプの特徴
ゼロオプが人気を集める理由
実例:QQQロングコールで“約2倍”になったケース
ポジション管理について
ゼロオプ取引で特に意識すべきリスク
moomooアドバイス