個別企業を評価する財務指標
今回は、4つの財務特性に基づいて、企業が適切な投資対象であるかを判断する方法を説明します。
安定して成長している収益、高いROE(自己資本利益率)、配当利回り、およびプラスのキャッシュフローは、財務判断をするにあたり見るべき指標です。
収益
収益は、株式の価値を決定する重要な指標の1つです。収益を評価する方法はたくさんありますが、成長と安定性は最も重要です。
収益の伸びは、通常、前年比など期間毎の%(パーセンテージ)として表されます。収益成長の前提は、現在報告されている収益が、以前よりも上回る必要があるということです。
収益の安定性は、収益が長期間にわたりどの程度一貫して生み出されたかに着目します。安定した収益の伸びは、成長パターンを持つ業界で生じます。
ROE(自己資本利益率)
ROEは、企業がいかに資本を生かして利益を上げるかを測る指標です。
ROEは次のように計算されます。
ROE=当期純利益÷株主資本
ROEが高いということは、企業が利益を生み出すのが得意であることを意味する可能性があります。
企業の過去のROEを調べて、その一貫性を評価することも不可欠です。ROEの上昇は、企業が多くの資本を必要とせずに、利益を生み出していることを示しています。
配当利回り
%(パーセンテージ)で表される配当利回りは、企業が株主に支払う配当金を、現在の株価で割ったものです。
配当金は、投資家が企業に資金を投資したことに対して、企業が報酬として支払うものです。 一般的に成熟した企業は、配当を支払う可能性が高いと言えます。
しかし、多くの企業は配当を支払わず、利益を留保して企業に再投資しています。
配当利回りは魅力的ですが、企業の成長を犠牲にする可能性があります。配当金そのものに絶対的な保証はされておらず、変更または廃止される可能性もあります。
キャッシュフロー
キャッシュフローとは現金の流れを意味します。主に企業活動や財務活動によって得られる収入から、支出を差し引きして企業に残る資金のことを言います。
得られた現金は資金流入を表し、使用した現金は資金流出を表します。株主のために価値を創造する企業の能力は、基本的にプラスのキャッシュフローを生み出す能力によって決まります。
まとめ
これらすべての財務指標を見ることで、適切な投資対象であるか否かの総合判断ができます。ただし、企業を評価する際は、なにか1つの指標にのみ焦点を当てるべきではないことに気を付けてください。
これらの内容は、情報提供及び投資家教育のためのものであり、いかなる個別株や投資方法を推奨するものではありません。こちらの投資情報は説明目的の用途でのみ提供されており、すべての投資家にとって適切であるとは限りません。 詳細情報
