ETFの特徴
まとめ
・ポートフォリオやリスクの視点で考えると、ETFは個別株よりも分散性に優れています。
・一般的な投資信託に比べて、ほとんどのETFは保有資産の内訳や売買方針の透明性が高く、売買しやすく、節税効果があり、多くの場合コストが安価です。
・ETFのデメリットは、対象指数との価格差であるトラッキングエラーが生じ得ることです。また、取引が活発でないETFはスプレッドが広くなる場合があり、取引する証券会社によっては取引手数料も無視できない要素となります。
2003年から2020年までの17年間で、ETFの運用資産残高は36倍に増加し、7.7兆ドルに達しました。また、ブラックロック、バンガード、ステートストリートなどの有名な資産運用会社が躍進しました。

データ引用元:ETF/ETP
スポンサー、取引所、監督官庁への提出書類、ロイター/リッパー、ブルームバーグ、一般に公開された資料および自社情報 この情報は公開時点(2021年1月14日)で最新の情報に基づいています。データは変更される場合があります。
ETFは多くの人々にとって、投資の選択肢になりました。それは、連邦準備銀行(FRB)にとっても同様です。2020年3月、新型コロナウイルス問題での市場の混乱を受けて、FRBは初めてETFの買い付け方針を表明しました。これは市場安定化を目的としており、対象は債券ETFでした。
この施策は、市場関係者の予想を超える成功を収めたようです。その理由は、FRBの広告効果により、多くの市場参加者が債券ETFを購入し、その価格が上昇(債券金利が下落)したからです。
情報提供会社マーケットウォッチによると、2020年8月末までにおよそ1,501億ドルの資金が債券ETFに流入し、そのうち1,320億ドルは米国のファンドによるものでした(FRBが購入したのはわずか87億ドル)。
ETFの特徴
分散投資
個別株で分散投資をする場合、個別株をひとつひとつ買う必要があります。しかし、ETFなら、1口買うだけでも十分な分散効果が得られます。そのため、個別株を買う場合に比べて、はるかに少ない金額で分散投資が可能です。また、ETFを使ってさまざまな投資戦略を採用できるので、お好みに応じたポートフォリオを作れるのが魅力です。
管理が容易
ETFは、1銘柄を購入するだけで、分散投資ができます。リスクの分散ができ、1つのETFだけをモニターすれば良いので、管理が比較的簡単です。一方、個別株で分散投資する場合は、複数の銘柄に目を配る必要があり、煩雑となりがちです。
また、ETFは投資目標が目論見書に記載されており、専門家が運用します。個別株のように自分で分析や売買をする必要はありません。
透明性
多くのETFは、保有株の内訳を毎日公開しています。一方、一般的な投資信託は3か月ごとです。リアルタイムで純資産総額を公開するETFもあります。この情報は、透明性を重視する投資家にとって有用です。
柔軟性
ETFは、立会時間中ならいつでも自由に売買できます。一般的な投資信託の場合は、立会時間終了後に1日1回だけ売買できます。
節税効果
ETFは、一般的な投資信託に比べて信託報酬が安く、経費率が低いのが特徴です。これは、節税効果による部分があります。
税制自体は、ETFも一般的な投資信託も同じです。利益を確定あるいは配当収入があった場合、税金を支払う必要があります。しかし、ETFは特定の指数の構成銘柄を購入して保有し続けることが多く、構成銘柄に変化がなければ保有銘柄を変更する必要がありません。従って、相場の上昇局面で含み益のある銘柄を頻繁に売却して税金を支払うこともなく、長期的に有利になることがあります。
また、一般的な投資信託と異なり、ETFは指定参加者による売却(交換)要請に際して、有価証券を売って償還資金を調達する必要がありません。ETFを直接売買できるのは、指定参加者と呼ばれる証券会社のみです。彼らとのやり取りにおいて、構成銘柄を売ることなく利益を確定する仕組みがあります。一方、一般的な投資信託の場合は、ファンドの中身を調整するために定期的に売買を繰り返す必要があります。また、投資信託保有者からの解約要請に応じて株式を売却しなければなりません。解約要請に応じて売却すると、利益を確定して税金の支払いが必要になり、場合によっては損失確定の売りをすることもあります。
これらの内容は、情報提供及び投資家教育のためのものであり、いかなる個別株や投資方法を推奨するものではありません。こちらの投資情報は説明目的の用途でのみ提供されており、すべての投資家にとって適切であるとは限りません。 詳細情報
