3つのPER、あなたに最も適しているのはどれでしょうか?!

05/19 10:23
article image

すでに安定した利益を達成している黒字企業の株式がどれほど割高・割安なのかを判断するのに、PERは用いられます。一般的に数値が高いと割高で、数値が低いと割安です。

PERは、株価を1株あたりの利益(EPS)で割ったものです。

最もシンプルな計算方法は、株式の時価総額を1年間の純利益で割ることです。

ある時点での株式の時価総額は確定的な数値ですが、純利益についてはいくつかの選択範囲と計算方法があります。

純利益の計算方法と選択肢に基づいて、PERは主に以下の3種類に分類されます。

1.前年PER

前年PERの計算方法は、直近の会計年度の当期純利益で時価総額を割ることであり、会社の最新の年次決算報告書からの純利益データを使用します。

年次決算報告書は公表データなので、ダイレクトに情報を得ることが可能ですが、欠点として、適時性の観点からはやや遅れています。会計年度ですでに3四半期を終了している場合、半年前の純利益のデータを使用して評価を計算することは適切ではありません。

2.直近PER

直近PERの計算方法は、過去12か月に開示された純利益で時価総額を割ることであり、会社の最新の決算報告書の業績が考慮されます。

例えば、企業が第3四半期決算発表後、当会計年度の1~3四半期の純利益累計と前年度第4四半期の純利益を足すことで、直近PERの計算に使用する純利益データを得ることができます。前年PERに比べて、直近PERの計算は比較的複雑ですが、最新の決算報告書の業績を反映でき、適時性も高いため、一般投資家には適しています。

3.予想(フォワード)PER

予想PERの計算方法は、当期または将来の会計年度の純利予想純利益で時価総額を割ることです。ここで使用される純利益データは、一般的に、アナリストの予想純利益の平均値とされます。一部の財務予測データについては、moomooアプリ内でも照会可能です。

予想PERの利点は、今後1年~数年間の成長期待を考慮しており、適時性も最も強いことです。しかし、アナリストの純利益予測が必ずしも正確ではなく、算出されたPERが実態を反映していない可能性があり、不確実性を含んでいるという短所もあります。

NVIDIAの例からもお分かりになるように、一口にPERと言ってもどの計算方法を用いるのかで、PERの値は変わります。同じ個別銘柄でも、PERの数字がこれほど変われば解釈も変わります。投資家としての気付きが多くあるのではないでしょうか?

これらの内容は、情報提供及び投資家教育のためのものであり、いかなる個別株や投資方法を推奨するものではありません。こちらの投資情報は説明目的の用途でのみ提供されており、すべての投資家にとって適切であるとは限りません。 詳細情報