ガンマエクスポージャーの概要と基本的な見方
概要
ガンマエクスポージャー(GEX)は、市場全体において、どの価格帯にどの程度のガンマが蓄積されているかを示す指標です。
また、マーケットメイカーがデルタの中立を維持するために、原資産をどの程度売買する必要があるかという、ヘッジ需要の大きさと方向を示します。
デルタ(Δ):原資産価格の変動に対するオプション価格の感応度
ガンマ(Γ):デルタの変化の度合いを表す指標
オプション取引においてマーケットメイカーは、市場参加者の注文の反対側に立つことが多く、原資産価格の変動に応じて原資産を売買しながらリスクをヘッジします。
こうした売買により、原資産の特定の価格水準で需給の偏りが生じ、サポートやレジスタンスとして機能する場合や、短期的な価格変動に影響を与える場合があります。
moomooアプリのガンマエクスポージャーは、売買の偏りがどの価格帯で発生しやすいかを可視化します。
指標の説明
ガンマエクスポージャー(Gamma Exposure) | |
定義 | 各行使価格ごとに、異なる満期日別で集計されたオプションのガンマ総量 |
計算方法 | ガンマ × 契約乗数 × 未決済建玉(OI) × 原資産価格² |
アグリゲートGEX(Aggregate Gamma Exposure) | |
定義 | すべての未決済オプションについて、異なる原資産価格ごとにガンマエクスポージャーを合計し、価格との関係を曲線として表したもの価格変動に対して、マーケットメイカーが必要とするヘッジの方向および規模を示す |
計算方法 | 任意の原資産価格において、各オプションのガンマ × 契約乗数 × 未決済建玉(OI) × 原資産価格²を合計し、その価格に対応する総GEXを算出 これを異なる価格水準ごとに計算し、連続的に結んだもの |
評価基準 | ゼロラインより上は正のガンマ領域、下は負のガンマ領域を示す |
ガンマフリップ(Gamma Flip) | |
定義 | ガンマエクスポージャーが、正と負で切り替わる価格水準 |
価格帯の見方
区間 | 定義 | レジスタンス | サポート |
正のガンマ領域 (価格 > ガンマフリップ) | マーケットメイカーのヘッジは 「下落時に買い・上昇時に売り」 (逆張り傾向) | 上値付近では上昇圧力が弱まりやすい | 下値付近では下落圧力が弱まりやすい |
負のガンマ領域 (価格 < ガンマフリップ) | マーケットメイカーのヘッジは 「上昇時に買い・下落時に売り」 (順張り傾向) | 上抜け時に上方向の価格変動が加速しやすい (ガンマスクイーズ) | 下抜け時に下方向の価格変動が加速しやすい (ガンマスクイーズ) |
操作方法
グラフの横軸は満期日、縦軸はガンマエクスポージャーを示します。
上部の「満期日/行使価格」を選択すると、対象範囲を変更できます。
グラフを長押しすると、該当する価格水準の数値を確認できます。


ご利用時の留意点
※本機能で表示されるデータおよび情報は参考情報であり、投資判断を目的としたものではありません。
※市場状況や流動性等により、実際の価格動向とは異なる場合があります。
※オプション取引には元本を超える損失が生じるリスクがあります。契約締結前交付書面・約諾書等の重要事項(リスク・手数料等)を必ずご確認の上、自己の判断でお取引ください。
これらの内容は、情報提供及び投資家教育のためのものであり、いかなる個別株や投資方法を推奨するものではありません。こちらの投資情報は説明目的の用途でのみ提供されており、すべての投資家にとって適切であるとは限りません。 詳細情報
