オプション取引入門 - 基本の「キ」から学ぶ投資の新たな形
オプション取引とは?
「オプション取引」とは、将来のある日までに、あらかじめ決めた価格で資産を「買う」または「売る」ことができる“権利”を取引することです。つまり、実際の株をやり取りするのではなく、「特定の条件で売買できるチケット(権利)」そのものを売買するイメージです。
具体例で仕組みを理解する
たとえば、あなたが「アップルの株は上がりそう!」と思ったとします。そこで、「2025年12月5日までに、260ドルでアップル株を買う権利を17.75ドルで購入する」という取引を例に考えてみましょう。
この取引には、オプション取引を構成する4つの基本要素が含まれています。
満期日:権利を行使できる最終期限(2025年12月5日) | 権利行使価格:権利行使時の約束価格(260ドル) |
権利の種類:コール(買う権利) | プレミアム:オプション権利そのものの価格(17.75ドル) |
一つずつ、順番に見ていきます。
満期日
オプションの「有効期限」のことです。この日までに権利を使う(=行使する)かどうかを決めます。 たとえば「2025年12月5日までに」とあれば、それ以降はその権利は消えてなくなります。
権利行使価格
あらかじめ決められた「売買の約束価格」です。 たとえば260ドルなら、「260ドルでアップル株を買える(または売れる)」という条件が最初から決まっています。 実際の株価がどう動いても、この価格が基準になります。
権利の種類(コール または プット)
オプションには2種類あります。
コール:株を「買う権利」
プット:株を「売る権利」
「上がる」と思えばコール、「下がる」と思えばプットを使います。
プレミアム(オプションの価格)
この「権利そのもの」を買うための費用です。つまり、チケットのようなもの。 たとえばプレミアムが17.75ドルなら、「260ドルでアップル株を買える権利」を得るために17.75ドルを支払う、という意味です。
プレミアム価格は常に動く!
オプションの価格(プレミアム)は、株価と同じように市場の需給によって変動します。 アップル株の人気が高まり、値上がりが期待されると「買う権利(コール)」の価値も上がり、プレミアムは17.75ドル → 25ドルに上昇するかもしれません。 逆に、株価が下がればプレミアムも値下がりします。
オプションの決済方法について
オプションの決済方法に2つのパターンがあります。
①反対売買で決済(途中で売って利益/損失確定)たとえば、プレミアムが17.75ドルから25ドルに上がったら、そのオプションを25ドルで売却して7.25ドルの利益を確定できます。 いわば「値上がりしたチケットを転売して利益を得る」イメージです。
②満期日まで持って行使 or 放棄満期日に株価が260ドルより高いなら、「260ドルで買える権利」を行使して利益を得られます。たとえば株価が280ドルなら、20ドルの利益。一方、株価が260ドル未満(例:250ドル)なら、その権利は使わずに放棄します(損失はプレミアム17.75ドル)。
オプション取引を図で理解する:2つの基本権利と、4つの戦略
前述で示したように、オプション取引には、「買う権利」(コールオプション)と「売る権利」(プットオプション)の2つの基本権利があります。この権利関係を具体例で見てみましょう。
コールオプション(買う権利)の仕組み
「この株、もっと上がりそう!」と思うときに活用

コールを買う:上昇を狙って「買う権利」を購入。リスクはプレミアムのみ。利益の可能性は理論上無限大。
コールを売る:上がらないと予想して「買う権利」を提供。プレミアムを受け取れるが、株価が急騰すると損失が大きくなる。
2. プットオプション(売る権利)の仕組み
「この株、下がりそう…」と思うときに活用

プットを買う:下落に備えて「売る権利」を購入。リスクはプレミアムのみ、利益の可能性は大きい。
プットを売る:下がらないと予想して「売る権利」を提供。プレミアムを受け取れるが、株価が大きく下がると損失が増える。
それぞれの権利は、「買う」か「売る」かで立場が変わり、4つの取引パターンが生まれます。
オプション取引パターンのまとめ
*オプション取引には元本を超える損失が生じるリスクがあります。契約前締結書面・約諾書等の重要事項(リスク・手数料等)を必ずご確認の上、自己の判断でお取引ください。
よく使うオプション用語を押さえよう
オプション取引では、専門用語がたくさん登場します。ただし、一度理解してしまえば、取引画面やニュースが格段に分かりやすくなります。 ここでは、初心者がまず押さえておきたいキーワードを分かりやすく整理しています。 詳しくは下のQRコードからチェック!

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