S&P500指数に連動するETFと投資信託、どちらを選ぶ?違いとそれぞれの特徴について解説!

05/01 10:10

S&P500指数とは

S&P 500指数は米国の主要産業を代表する500社により構成されており、米国株式市場の時価総額の約80%をカバーしています。

S&P 500指数は、ニューヨーク証券取引所(NYSE)やナスダック(NASDAQ)に上場している銘柄の中で指数採用基準を満たしている銘柄のパフォーマンスを測定するように設計されています。

リバランスの頻度は3月・7月・9月・12月の年4回です。

適格性基準】

  1. 「大型株」としての時価総額基準を満たす(※注)

  2. 十分な流動性を有する

  3. 十分な浮動株を有する

  4. 財務の健全性 / 収益

  5. 適切なセクター・バランスを達成する

(注)選定は、指数委員会が必要に応じて S&P コンポジット1500 の時価総額ガイドラインの設定、変更を行います。適格性基準に関する詳細については、米国株価指数メソドロジー を参照ください。 S&P DJI のガバナンス・プロセスについては、こちらをご覧ください。

S&P500指数の選定上位10銘柄は以下の通りです。

銘柄

ティッカー

アップル

AAPL

マイクロソフト

MSFT

エヌビディア

NVDA

アマゾン

AMZN

メタ・プラットフォームズ

META

アルファベットA

GOOGL

バークシャ・ハサウェイB

BRK.B

アルファベットC

GOOG

イーライ・リリー

LLY

ブロードコム

AVGO

これらの組入れ銘柄は、変化しますので、投資判断の前に最新の情報をご確認ください。さて、次にS&P500指数の長期チャートをリアルタイムでご覧ください。

2024年 7月16日には、5,669.67ドルの高値を付けました。このチャートに表記されている期間内に基準価格が8倍以上になっています。

S&P500に連動する米国上場のETF

SPDR S&P 500 ETF  (ティッカー:SPY)は、S&P500指数に連動するETFです。運営は、State Street Global Advisorsで、S&P500種指数に連動する投資成果を目指し、S&P500種指数の全構成銘柄を組み入れています。四半期ベースで保有銘柄のウエートは時価総額ベースで算定し、配当を再投資します。経費率は0.09%で、年初来リターンは15.69%です。(2024年9月10日時点)

これらの数値は、変化する可能性がありますので、投資判断の前に最新の情報をご確認ください。SPY指数の長期チャートをリアルタイムでご覧ください。

尚、このETFは、SPDR S&P500 ETF の名称で日本で上場しており、NISA制度の「成長投資枠」の 対象です。そのため、NISA制度の諸条件を満たすと利益に税金がかかりません。moomoo証券では、このETFを含め、日本で上場している全てETFの売買が可能です。

レバレッジ型、インバース型のETF

S&P500指数等、ある指数の日々の上昇率・下落率に一定の倍率を掛けて、算出した数値を連動の対象指数とするETFがあります。それらの中で、倍率が+(プラス)1を超えるものを「レバレッジ型」、倍率が-(マイナス)となるETFは値動きが元の指数と逆になるので、「インバース型」と称します。

Direxion デイリー S&P 500 ブル3倍 ETF (ティッカー:SPXL )

Direxion デイリー S&P 500 ブル3倍 ETFは、米国籍の ETFで、S&P500指数の運用実績(手数料・費用控除前)の3倍(300%)の日次投資成果を目指します。経費率は0.91%です。(2024年9月 10日時点)

このETFは、S&P500指数の日次の値動きのおよそ3倍の連動を目指します。このETFの基準価格についての説明をわかりやすくするために基準日に指数とETFの基準価格が両方とも100ドルだったとします。

基準日の翌日に指数が10%上がり、その翌日に10%下がったとしましょう。ここで経費などは、説明を単純にするために省きました。この例は非常に単純化した計算ですが、元の指数は、翌々日には99ドル(基準日から-1ドル)ですが、レバレッジ3倍のETFの基準価格は91ドル(基準日から-9ドル)となってしまいます。

この例からお分かりのように、ETFの基準価額の値動きが指数の値動きの「約3倍程度」となるのは、1日前と比較した場合だけです。複数日(2日以上離れた日)と比較すると、ETFの基準価額の値動きは、指数の値動きの「概ね3倍」とはならないので、ご注意下さい。特にこの例のように指数が、上がり下がりを繰り返すボックス相場となりますと、ETFを長く保有していると基準価額が下がる傾向が出ることがあります。

経過日数

基準となる指数

レバレッジ3倍のETF

基準日

0日目

100ドル

100ドル

翌日

1日目

10%

30%

110ドル

130ドル

翌々日

2日目

−10%

−30%

99ドル

91ドル

基準日と翌々日の比較

0日目→2日目

-1ドル

-9ドル

-1%

-9%

Direxion デイリー S&P 500 ブル3倍 ETFの年初来リターン(2024年9月 10日時点)は、36.88%です。さきに書きましたように2024年9月10日時点のSPDR S&P 500 ETFの年初来リターンは、15.69%ですので、この期間には、レバレッジ3倍のDirexion デイリー S&P 500 ブル3倍 ETFのリターンのほうがより大きくなりました。

Direxion社が運営するS&P500のレバレッジド、インバースETFには他に次のようなETFがあります。

Direxion Daily S&P 500 Bear 1X Shares  (ティッカー:SPDN )

Direxion デイリー S&P 500 ベア3倍 ETF (Direxion Daily S&P 500 Bear 3X Shares ETF) ( ティッカー:SPXS)

Direxion Daily S&P 500 Bull 2X Shares ( ティッカー:SPUU)

Direxion デイリー S&P 500 ブル3倍 ( Direxion Daily S&P 500 Bull 3X Shares ETF)  (ティッカー:SPXL)

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投資信託とETFの違いとそれぞれの特徴

投資信託とETFは、投資商品であり、双方とも多くの株式銘柄等に投資するので、分散投資の効果があります。

(単一の株式銘柄のみに連動する一部の米国の「単一銘柄ETF」は、1銘柄のみを投資対象としますので、分散投資とはなりません。)

ETF(上場投資信託)とは
ETFは株式と同様にmoomoo証券を含む証券会社を通じて売買します。
ETFは証券取引所に上場しており、取引時間中は株式と同様に直近の値動きを見ながらリアルタイムに売買できます。
投資信託とは
投資信託は証券会社や銀行などの金融機関を通じて購入します。
投資信託を運用している会社が基準価額を算定し、1日に1回変更します。

これらの相違点、特徴をまとめたのが、下の表です。

ETF

通常(非上場)の投資信託

個別株式

販売会社

全銘柄全国の証券会社どこでも購入可能

特定の取扱証券会社、銀行等

全銘柄全国の証券会社どこでも購入可能

取引価格

場中はリアルタイムで変動する

特定の基準価格

場中はリアルタイムで変動する

取引可能時間

取引所立会時間
(リアルタイム)

販売会社が独自に定める時間中

取引所立会時間
(リアルタイム)

発注方法

成行/指値注文可能

基準価格がわからない状況で購入・換金

成行/指値注文可能

流動性

指定参加者による気配提示

投信会社による買取り

指定参加者による気配提示

信用取引

可能(上場初日から貸借銘柄)

不可能

可能(一部の銘柄では不可能)

組成スキーム

現物拠出・現物交換型

金銭信託のみ

-

金銭信託・現物交換型

(投信法第8条で適用除外を受けられない)

金銭信託・金銭償還型

商品現物型

(投信法第8条,投信法施行令第12条及び信託法に基づくもの)

インサイダー規制の適用有無

なし

なし

あり

大量保有報告書の適用有無

なし

なし

あり

iFree S&P500インデックス

この投資信託はNISAの「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の双方に対応します。NISAで定める条件を満たすと金融商品から得られた利益が税金が免除されます。

2024年9月10日までの基準価格は以下の通りです。

1年間 +21.26%、 3年間+64.67% 5年間 +160.27%

【出典】大和アセットマネージメントが作成したこの投資信託の情報ページ(基準日:2024年9月10日)これらの数値は、変化しますので、投資判断の前に再度ご確認ください。

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iFree S&P500インデックスの基準価格の推移

出典】数値データは大和アセットマネージメントが作成したこの投資信託の情報ページ(基準日:2024年9月10日)より入手し、独自作成

運用管理費用( 信託報 酬 )は、年率0.198%(税抜0.18%)

出典】「投資信託説明書(交付目論見書)」 (使用開始日:2024年6月1日より)

これらの数値は、変化しますので、投資判断の前に再度ご確認ください。

これらの内容は、情報提供及び投資家教育のためのものであり、いかなる個別株や投資方法を推奨するものではありません。こちらの投資情報は説明目的の用途でのみ提供されており、すべての投資家にとって適切であるとは限りません。 詳細情報

目次
S&P500指数とは
S&P500に連動する米国上場のETF
レバレッジ型、インバース型のETF
投資信託とETFの違いとそれぞれの特徴