円資産だけで本当に大丈夫?今こそ始める「通貨分散」と米国株投資

05/19 07:33

これまで資産を日本円だけで保有してきた方も多いのではないでしょうか。

しかし、円安が進みモノの値段が上がるニュースを聞くたびに「円だけに頼るのは不安かもしれない」と感じる場面が増えていませんか?

つまり、資産が円だけに偏っていると、インフレや円安といった環境の変化に対して脆弱になります。今こそ、このリスクを認識することが重要です。

なぜ「円だけ」は危ういのか?

近年、日本円は長期的に円安傾向にあります。背景には、日銀による緩和的な金融政策だけでなく、財政リスクへの懸念や、日本国内の投資家が外貨建て資産へシフトしていること等があります。

日本銀行の「資金循環統計」によると、家計における外貨建て資産の保有比率は2000年の0.9%から約5倍に増加し、金額にして91.3兆円程度に増えています。

外貨建て保険・年金など、一部の統計に含まれにくい商品も存在するため、実際にはさらに多くの外貨資産が家計に組み込まれていると考えられます。

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家計金融資産における外貨性資産の保有比率の推移。日本銀行「資金循環統計」よりmoomoo証券作成。

資産を守りながら増やすためにはアセットアロケーション(資産配分)を意識し、外貨建て資産を一部取り入れることが重要です。その有効性については、多くの金融機関によって実証されています。

アセットアロケーションを考える上で参考になるモデル:GPIF

GPIF(年金積立管理運用行政法人)は世界最大級の年金基金で、日本人の老後資金を運用しています。長期的な安定運用を目的とした資産配分を採用しているため、堅実なアセットアロケーションの一例として学ぶ価値があります。

GPIFは、ホームページでポートフォリオの策定基準を公表しています。

以下、GPIFのHPから一部抜粋:

...年金財政上必要な利回り(名目賃金上昇率+1.9% )を満たしつつ、最もリスクの小さいポートフォリオを選定した結果、以下のような基本ポートフォリオとしました。

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GPIFの基本ポートフォリオでは、外国資産を全体の39%〜61%の範囲で保有しています。そのなかでも外国株式の比率は19%〜31%に設定されており、長期的な資産運用において「通貨分散」「地域分散」がどれほど重要かを示しています。

比率に関しても、資産運用の専門家たちが策定した資産配分の参考値の一つとして参考にできるでしょう。

ちなみに、GPIFの外国株式部分は「MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(ACWI)」をベンチマークに採用しています。

個人投資家としても、GPIFの資産配分を参考にして $iシェアーズ MSCI ACWI ETF (ACWI.US)$ ACWI連動型ETFを購入すれば世界分散投資を簡単に実現できますし、その資産配分比率をヒントにファンドマネージャーに学ぶ!米国株ポートフォリオの構築法に基づきながら、自身の米国株ポートフォリオを構築するのも良いでしょう。

表示手順:デスクトップアプリ>「ACWI」を検索>構成>保有

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まとめ:日本円だけに頼らない、分散された資産形成を

日本円だけに資産を集中させていると、円安やインフレといった外部環境の変化に対して脆弱になってしまいます。

実際に、家計金融資産のなかでも外貨建て資産の比率は年々高まっており、個人レベルでも「通貨分散」や「地域分散」の視点がますます重要になっています。

公的年金を運用するGPIFの基本ポートフォリオは、その一つのモデルケースです。世界分散投資を実現するACWI連動型ETF米国株を保有することで、個人投資家も無理なく分散投資の第一歩を踏み出せます。

円資産に偏らない、グローバルに通用する資産形成を。いまこそ、自分自身の未来に向けて、投資の選択肢を広げてみましょう。

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これらの内容は、情報提供及び投資家教育のためのものであり、いかなる個別株や投資方法を推奨するものではありません。こちらの投資情報は説明目的の用途でのみ提供されており、すべての投資家にとって適切であるとは限りません。 詳細情報

目次
なぜ「円だけ」は危ういのか?
アセットアロケーションを考える上で参考になるモデル:GPIF
まとめ:日本円だけに頼らない、分散された資産形成を