米国株オプション取引に関する用語を学ぼう

05/20 03:50

米国株オプション取引に関する用語を学ぼう

~ 難しい用語もこれでスッキリ理解!~

米国株オプション取引に興味はあるけれど、専門用語が多くて難しそう……。

そんな方のために、今回はオプション取引でよく出てくる用語を、できるだけシンプルに解説します。

  • コール(Call option)

意味:原資産を買う権利

⇒コールの買いで、原資産価格が上がると利益が出る(※)

  • プット(Put option)

意味:原資産を売る権利

⇒プットの買いで、原資産価格が下がると利益が出る(※)

(※)ここでの「利益が出る」は、いずれもオプションを「買う」場合です。
  • 原資産(Underlying asset)

意味:オプションの価値の元になる資産(例:株式、ETF、株価指数など)

  • 権利行使価格(Strike Price)

意味:「買う/売る」権利を実際に行使する価格

  • 行使する(Exercise an option)

意味:オプションの権利を実際に使って取引をすること

  • 満期日(Expiration Date)

意味:オプションの有効期限

満期日以降は権利を行使できません。

  • プレミアム(Premium)

意味:オプションの価格(=オプション料)

  • オプションの買い手は、プレミアムを支払います。

  • オプションの売り手は、プレミアムを受け取ります。

プレミアムは、本質的価値(イントリンシック・バリュー)と時間的価値(タイム・バリュー)で構成されています。

プレミアム= 本質的価値 + 時間的価値

■本質的価値(intrinsic value)

本質的価値は、イン・ザ・マネーの状態でのみ存在します。

現時点の市場価格をもとに、オプションを行使した場合に得られる利益(=差額)のことです。

  • コールオプション:本質的価値 = 株価 − 権利行使価格(※プラスのときのみ)

  • プットオプション:本質的価値 = 権利行使価格 − 株価(※プラスのときのみ)

※アット・ザ・マネー、アウト・オブ・ザ・マネーの状態においては本質的価値はゼロになります。

■時間的価値(time value)

満期日までの間に株価が変動する可能性に基づく価値です。時間的価値は、残存日数、価格の変動幅(ボラティリティ)、金利、配当利回りなどによって変動します。満期日が近づくにつれて減少し、最終的にはゼロになります。

  • タイムディケイ(Time Decay)

意味:時間の経過により、プレミアムのうち「時間的価値」が減少していく現象

満期日が近づくほど、満期日が近づくほど徐々に、そして最終的には急速に失われ、プレミアム全体が値下がりしやすくなります。

  • イン・ザ・マネー(In the Money / ITM)

意味:現時点でオプションを行使すれば利益が出る状態

  • コールの場合:株価 > 権利行使価格

  • プットの場合:株価 < 権利行使価格

▶️この状態のオプションには「本質的価値」が存在し、オプション価格(プレミアム)はこの価値に加え、時間的価値も含まれるため、相対的にプレミアムが高くなる傾向があります。

買い手にとってはすでに価値を持つオプションであり、売り手にとっては行使される可能性が高い状態であるため、より慎重なリスク管理が求められます。
  • アット・ザ・マネー(At the Money / ATM)

意味:株価と権利行使価格がほぼ同じ状態

  • コールの場合: 株価 ≒ 権利行使価格

  • プットの場合: 株価 ≒ 権利行使価格

▶️ この状態のオプションには、最もプレミアムに「時間的価値」が含まれていることが多く、価格変動に敏感です。

オプションを行使しても/されても、利益も損失もほとんど発生しないとされる中立的な価格帯です。
  • アウト・オブ・ザ・マネー(Out of the Money / OTM)

意味:現時点でオプションを行使しても利益が出ない状態

  • コールの場合:株価 < 権利行使価格

  • プットの場合:株価 > 権利行使価格

▶️ この状態のオプションには、「本質的価値」がなく、プレミアムは「時間的価値」のみで構成されています。

買い手にとっては、満期までに価格が有利に動かなければプレミアムが失われる可能性があります。売り手にとっては、オプションが行使されにくいことから、有利な状況であり、プレミアムの受け取りがそのまま利益になる可能性もあります。
  • ロング(Long)

意味:オプションを「買う」取引

買い手はプレミアムを支払うことで、将来の権利(買う/売る)を獲得します。リスクは、支払ったプレミアムの範囲内に限定されるため、損失が限定されるのが特徴です。

オプション取引がはじめての方にも適しているとされるのが、この「ロング」戦略です。

⇒コールのロング=株価が上昇すれば利益

⇒プットのロング=株価が下落すれば利益

  • ショート(Short)

意味:オプションを「売る」取引

売り手は、買い手に対して一定の価格で売買に応じる義務を負う代わりに、プレミアムを受け取ることができます。相場の動きによっては損失が無制限に拡大する可能性もあるため、十分な経験とリスク管理が「ショート」戦略では求められます。

⇒コールのショート=株価が上昇しなければ利益(※上昇すると損失が拡大)

⇒プットのショート=株価が下落しなければ利益(※下落すると損失が拡大)

リスクを抑えたショート戦略【カバード・コール】とは?

カバード・コール戦略は、保有している株式に対してコールオプションをショート(=売却)することで、プレミアムを収益化する戦略です。「コールのショート」=売りのポジションですが、保有株でカバーされているため、損失の拡大を一定範囲に抑えることができる点がポイントです。

カバード・コールを詳しく学ぶ:カバード・コール:保有株を活用してプレミアムを得るためのオプション戦略

今回のまとめ

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まずは用語の意味をしっかり理解することが、オプション取引に安心して取り組む第一歩です。

用語を理解したら、さっそくオプションの「ロング戦略」について学びましょう。

【上昇を見込むなら】コールオプションの買い戦略

【下落を見込むなら】プットオプションの買い戦略

オプションの「買い」・「売り」とプレミアムの関係について、もっと知りたい方はオプション取引とプレミアムの基本ルールをご参照ください。

これらの内容は、情報提供及び投資家教育のためのものであり、いかなる個別株や投資方法を推奨するものではありません。こちらの投資情報は説明目的の用途でのみ提供されており、すべての投資家にとって適切であるとは限りません。 詳細情報

目次
米国株オプション取引に関する用語を学ぼう
今回のまとめ