会社四季報とは?
「会社四季報」は、東洋経済新報社が発行している雑誌です。日本国内で上場している企業の概要、財務状況、株主情報および予測を掲載しています。また、REITs、ETFなどの上場投資信託に関する情報も含まれています。毎年「新春号・春号・夏号・秋号」と4回発行されます。担当記者の徹底取材による中立・客観的な文書や予想に定評があるため、多くの投資家から信頼され、「投資家の聖書(バイブル)」ともいわれています。
四季報には何が書いてある?
四季報の内容は、大きく以下の4つの部分に分かれます。

①企業概要:企業の基本情報をまとめた部分で、企業名や業種、従業員数、創業年月日などが記載されています。
②記事欄:企業の重要なニュースや動向などが掲載されます。
③株価情報:株主構成、株価推移に関する情報が掲載されます。
moomooアプリなら、3つのステップで日本株の四季報情報を簡単に知ることができます。:個別銘柄ページ>「四季報」

moomooアプリでは四季報から得られる情報を【企業概況】、【財務状況】、【資本異動】の3つのセクションに分け、一目でわかるグラフを使ってデータをより読みやすくしています。以下では、これらの3つのセクションについて順番に説明します。

四季報の基本の読み方
a.【企業概要】:
企業概要セクションは、基本情報、株主および役員の3つの部分から構成されています。このセクションの情報を通じて、上場企業の事業内容を知ることができます。

1.コード | 証券コード協議会の定める証券コード(銘柄番号)です。 |
2.銘柄名 | 社名は、原則として登記社名を掲載、社名の前に「株式会社」がつく場合には(株)を付記していますが、社名の後ろにつく場合には一律省略しています。当該会社が通称を採用している場合には、その通称社名を掲載しています。 |
3.決算 | 決算は、本決算期(事業年度の末日)を示します。月末決算の会社は「日」を省略しています。 |
4.設立 | 設立は、原則、株式会社として登記した年月を表示します。登記上の設立年月が名目的な場合は実質的な設立年月(例えば実質存続会社の設立年月)を記載しています。 |
5.上場 | 上場は、戦後の証券取引所再開後に、最初に株式公開した市場への上場年月を表示しています。 |
6.特色 | 特色欄には、会社の事業内容、業界での地位、資本系列、沿革などを要約してあります。なお、銀行の順位は直近の本・中間決算期末の資金量(譲渡性預金、積金、金融債発行銀行の債券、信託勘定を含む)によるものです。 |
7.連結事業 | 直近本決算期の部門別売上構成比率。()内の単位は%。-(マイナス)は赤字を表します。<>内は最新の本決算時期を表記しています。 |
8.業種コード | 証券コード協議会による業種コード。 |
9.業種名 | 証券コード協議会による業種名。 |
10.解説記事 | その会社の状況を『会社四季報』の編集部が取材し、執筆したものです。通常2部構成になっています。 |
11.本社 | 実質上の本社所在地。 |
12.電話番号 | 実質上の電話番号。 |
13.支社 | 最新時点の重要な営業所・支店・工場などの拠点数および場所。 |
14.従業員 | <>内の決算期時点の従業員数(就業人員数)。有価証券報告書の記載基準。原則として、役員および臨時従業員を除いた数値。 「単」もしくは特記なし・・・単独ベース 「連」・・・連結ベース 「子」・・・は持株子会社参加の主要子会社(複数合算している場合もあり)の単独ベースの人数。 原則単独従業員には他社への出向者を含んでいません(海外現地従業員は含む)。 ()は単独ベースでの従業員の平均年齢で10進法で表記しています。原則として本決算ベースで収録しています。 [年]・・・単独ベースでの従業員の平均給与。(残業その他手当て、賞与を含む税込み金額の平均) ただし、平均年齢、平均給与とも「子」となっている場合は、従業員数と同様に主要子会社の単独ベースの数値を表記しています。 |
15.証券 | [上]・・・上場市場名。 [幹]・・・幹事証券会社(主)は主幹事、(副)は副幹事、幹事証券会社数が多数の場合は省略している場合があります。 [名]・・・株式名簿管理人(通常は、信託銀行)。 [監]・・・会計監査人または直近決算の監査法人。複数ある場合は、筆頭のみを表記しています。 |
16.銀行 | 日銀を除いた主要取引銀行。その会社の回答順に金融機関を記載しています。 |
17.URL | その会社の公式サイトのURL。 |
18.株式 | 日付、その日時点の発行済み株式数。単位:1,000株(未満切捨)。 原則として優先株を除く。株式数は合併による増加株数を合併登記前の段階でも含んで表記しています。 |
19.売買単位 | 単位・・・1売買単位当りの株式数。(原則として単元株数) 貸借・・・貸借銘柄である場合は表記。 優待・・・株主優待制度がある場合に表記。 |
20.時価総額 | 四季報編集部で設定した基準日の終値×発行済み株式数をかけた額。 |
22.仕入先 | 主な仕入先。純粋持ち株会社の場合、主要子会社の仕入先を記載しています。 |
23.販売先 | 主な販売先。純粋持ち株会社の場合、主要子会社の販売先を記載しています。 |
24.比較会社 | 当該企業の同業あるいは類似業種の上場企業を記載しています。 |
25.連結 | 最新時点の主な連結子会社名。 |
26.特集企画 | 2023年3集・夏号の特集企画欄は、「外国人持株」、「会社業績修正」、「経常益÷期初会社予想」です。【外国人持株】 外国人持株比率の1年前比、3年前比の増減と、1年前と3年前の外国人持株比率を掲載しています。なお、最新の数値については、大株主欄の〈外国〉に掲載しています。基準は外国国籍の個人、法人の所有する株式数の合計が発行済株式数に占める比率。項目「外国人持株」は、前年数値からの増減ポイント(pt)を掲載。カッコ内は3年前比。マイナスの場合は「-」と記載。数値が得られないなど、算出不能の場合は「―」。項目「前年」は外国人持株比率の1年前の数値。カッコ内は3年前の数値。3年前は上場していないなど、該当数値のない場合は「―」。 【会社業績修正】 原則、5月29日までに実績が発表された直近決算期を含む過去3決算期について、会社が公表した期初経常利益予想を修正した回数を、上方修正と下方修正に分けて掲載しています。最新決算期は2023年3月期。会社予想に幅がある会社は、下限予想の修正回数を掲載。会社予想が「未定」となった場合は修正回数から除きました。期中で決算方式(連結と単独など)を変更した期、変則決算期などは対象から除外している。該当数値のない場合は「―」。 【経常益÷期初会社予想】 原則、5月29日までに実績が発表された直近決算期を含む過去3決算期における経常利益実績を、期初の会社経常利益予想で割った3期分の平均です。小数第2位を四捨五入。数値が1より大きければ、経常利益実績が期初の会社経常利益予想より上方乖離している(会社の期初予想が慎重だった)ことを示しています。逆に数値が1より小さければ、下方乖離している(会社の期初予想が強気すぎた)ことになります。 会社期初予想が経常赤字で実績値が経常黒字になったときは△2.2などと白い三角を、会社期初予想が経常黒字で実績値が経常赤字になったときは-2.2などと表示しています。会社期初予想と実績値ともに赤字の場合は計算対象期から除外。会社の経常利益予想に幅がある場合、会社の期初経常利益予想がゼロの場合なども計算対象期から除外。計算対象が1期あれば、その1期で算出。連続赤字などで計算対象期がない場合は「‥」と表示。 なお、過去3期内に一度も通期の経常利益予想を発表していない会社は、修正回数、経常益÷期初会社予想とも「―」と記載。IFRS方式などで経常利益の記載がないときは税前利益で算出しています。 |
b.【財務状況】:
財務セクションは、業績、配当、主要指標、キャッシュフロー、財務データの5つの部分から構成されています。このセクションの情報を通じて、あなたは企業の財務状況について簡単に把握することができます。

1.業績 | <年月>内の決算期時点における主要な業績データを掲載。 |
2.年月 | 「連」...連結決算 (日本基準) ベース 「©️」...連結決算 (米国SEC基準)ベース 「へ」...連結決算 (国際会計基準<IFRS>)ベース 「単」...単独決算ベース 上記の表記がある年月で右側に「予」の表記があるものは、『会社四季報編集部』の予想の数字です。 「中」...第2四半期決算(中間決算) 「四」...第1·第3四半期決算の場合 「会」...会社発表の業績予想数字。会社が適時開示情報において「業績予想」を修正した場合はその数字を掲載しています。 |
3.売上高 | 「売上高」は、各決算期間の売上高=営業上の収益を示します。 売上高の中には小売業などのその他営業収益を含んでいる場合があります。 以下のように業種・業態によって売上欄の内容を変えています。 営業収入:コンビニなど 営業収益:信販・証券・証券金融・証券代行・商品先物取引業など 経常収益:銀行・生命保険会社・損害保険会社など 連結の場合、その他営業収益を含むことがあります。実績決算期の数値がない場合は「‥」と表示しています。 |
4.営業利益 | 「営業利益」は、各決算期間の営業利益を示します。 営業利益とは、売上高から売上原価、販売費用、一般管理費などを差し引いたものです。会社が本業であげた利益で、本業での儲け具合を見る数値です。米国SEC基準会社の連結決算では該当がないことがあります。また、国際会計基準会社では、会社四季報編集部で算出した数値を実績、予想ともに掲載することがあります。 銀行は、業務純益を表示します。業務純益とは本来的な業務から発生する利益を表します。 損害保険会社は、正味保険料を表示します。損害保険会社が引き受けた危険に対する保険料で、損保事業の最終的な売上高を示します。 生命保険会社は、保険料等を表示します。契約者から払い込まれた保険料や再保険収入で、生命保険会社の収益の大本となっています。 |
6.純利益 | 「純利益」は、各決算期間の税引後の最終利益(当期利益)を示します。純益、最終利益とも言います。 この純利益は、経常利益に決算期間に一時的に発生した特別損益(土地や投資目的の有価証券の売買損益など)を加減して、法人税等を差し引いた後、非支配株主への帰属分を除いたものです。 2015年4月1日以降に開始した事業年度の連結決算については、親会社株主に帰属する当期純利益を指しています。 米国SEC基準会社および国際会計基準(IFRS)会社は、非支配持分帰属損益控除後の純利益です。 |
7.1株益(円) | 「1株益」は、各決算期間の1株当たりの純利益を示します。 実績につきましては、普通株式に係る純利益(税引後最終利益)÷普通株式の期中平均株式数で計算しています(単位:円)。 普通株式に係る純利益は損益計算書上の純利益から普通株主に帰属しない金額を控除して計算します。普通株主に帰属しない金額とは、優先株配当額や優先株に係る消却(償還)差額などです。 普通株式の期中平均株式数は、期中に普通株式を発行した場合、発行時から期末までの期間に応じた株式数で、自己株式を控除して計算します。また、期中に株式分割や株式併合等が行われた場合、期首に行われたとみなして計算しています。 予想1株当たり利益は、予想純利益÷(直近本決算もしくは第1または第2または第3四半期決算時点における発行済株式数-自己株式数)で算出しています。分母の発行済株式数は、それ以降の増資などで発行済株式数の異動がわかっている場合や実績の1株当たり利益の計算で普通株以外の種類株が考慮されている場合はその株数を考慮して算出しています。なお、優先株を発行している会社は、実績の場合は、税引後利益から優先株配当金総額を差し引いた額を分子として発行済普通株式総数で除して算出していますが、予想1株当たり利益の計算では優先株配当金については考慮していませんのでご注意ください。 業績・配当欄は2007年1集新春号から1株益、1株配のいずれか(もしくは両方)を株式分割等があっても時系列で比較可能にするために数値を調整しています。ただし発売前月末割り当てで株式分割を実施する会社等の場合には株価指標欄にある株価と対応しない場合があります。調整した場合、当該決算期の右に「*」を表示しています。さらに、将来の株式分割等で予想1株配を調整し、配当欄の数値と異なる1株配については数値の左にも「*」印を表示しています。このように予想1株配を調整している場合は分割等によって将来株数が増減するため特に注意する必要があります。1株配当の実額は配当欄に表示されています。 |
c.【資本異動】:
資本異動セクションには、増資を含む発行済株式数の増減の情報が含まれており、また、その企業の株価に関する情報も提供されています。このセクションの情報から、その企業の投資価値についてより深く理解することができます。これにより投資家がより良い投資判断をするのに役立ちます。

1.資本異動 | 増資などによる発行済株式数の推移を収録しています。 「有」・・・額面割当有償増資または有償割当増資 「分」・・・株式分割 「無割」・・・無償割当(種類株や新株予約権を割り当てる場合を含みます) 「公」・・・公募(時価発行増資、発行済み株式数が増加しない売り出しは含みません) 「中」・・・中間時価発行 「三者」・・・第三者割当増資(「OA」・・・オーバーアロットメントによる売り出し。完了前のものに関しては増資株数が表示されているものより少なくなる場合もあります) 「消却」・・・自己株式の消却(消却を複数回実施している場合でも直近の消却のみ表示。) 「優」・・・優先株の発行(同時に複数種類発行した場合、払込価格が同じならば一つにまとめて表示しています。「*」・・・消却予定を含め、発行残高がないことを示します) 「縁故」・・・縁故募集 「株」・・・株式配当 「無」・・・無償(1991年の旧商法改正で従来の株式分割、無償交付、株式配当は1本化され、すべて株式分割の表記になっていますが、1991年3月31日までに決議された無償交付、1991年3月期までの株式配当については従来通りの「無」、「株」と表記してあります。会社により、1991年4月以降に「無」がある場合は、3月以前に決議、または上場前に行われたものです) 「予約権」・・・会社が予約権を一斉取得してこれと引換に普通株を交付した場合、またはライツプランによる普通株の交付 「交換」・・・株式交換 「完全子会社」・・・株式交換または株式移転による完全子会社化 「会社分割」・・・株券の交付を伴う吸収または新設分割もしくは人的分割 「連動株」・・・子会社連動株式の発行 「私」・・・私募 |
2.上場来高値・安値 | 株式上場日以来の株価と最近の年足株価を収録しています。 |
3.年初来高値・安値 | 最近の月足株価を収録しています。 |
以上で、四季報の各データの意味について詳しく説明しました。moomooアプリでは、四季報の日本株の情報に加えて、REITsとETFの情報も提供しています。次に、それらについて詳しく見ていきましょう。
REITs
REITsを選択し、「四季報」をタップすると、REITsの四季報情報を確認することができます。株式と同様に、REITsの四季報は、企業概要、財務状況、資本異動の3つの大きなセクションに分かれています。

1.コード | 証券コード協議会の定める証券コード(銘柄番号)。 |
2.銘柄名 | 投资证券的股票名称。 |
3.決算 | 投資法人の決算期。 |
4.設立 | 投資法人の設立年月。 |
5.特色 | 主な投資対象やメインスポンサー等の特徴に加え、直近の保有資産状況等を記載。 |
6.発行者 | 投資証券の発行者名、住所、電話番号。 |
7.住所 | 代表的な会社の所在地。 |
8.電話番号 | 代表的な会社の電話番号。 |
9.証券 | [公]は公開年月。[上]は上場取引所名。[幹]は幹事証券会社。[名]は投資主名簿等管理人。 |
10.URL | 代表的なWEBサイトのアドレスを掲載。 |
11.発行済口数 | 投資法人の<>内の月末発行済投資口数で、単位は1口(未満切り捨て)。 |
12.投資主 | <>内の決算期末における上位投資主の構成。カッコ内に所有比率(%、少数第2位以下切り捨て)。 |
b.【財務状況】:

1.業績 | 各年の本決算。決算期の右に「予」がつく行は会社発表の予想数字。予想数字に上下幅がある場合は中央値を掲載。予想数字が2期ある場合は2期掲載している。 決算期の左に「分」がつく行はその期に分割があったことを示す。1口配には、1口当り利益超過分配金を含む。 |
2.予想配当利回り | 「予想1口配÷株価×100(%)」を年率換計算。 |
3.総資産 | 総資産、純資産額、1口当り純資産、純資産比率。<>内は時点。 |
4.自己資本 | 貸借対照表の純資産の部で、「株主のもの」と考えられる株主資本(資本金、資本剰余金、利益剰余金の合計から自己株式を引いたもの)とその他の包括利益累計額(その他有価証券評価差額金、繰延ヘッジ損益、土地再評価差額金、為替換算調整勘定の合計)を合計した数値。 |
c.【資本異動】:

1.上市以来高值·低值/上場来高値・安値 | 株式上場日以来の株価と最近の年足株価を収録しています。 |
2.年初以来的高值·低值/年初来高値・安値 | 最近の月足株価、出来高を収録しています。 |
ETF:
ETFを選択し、「四季報」をタップすると、ETFの四季報情報を確認することができます。

1.コード | 証券コード協議会の定める証券コード(銘柄番号)。 |
2.銘柄名 | 銘柄の名称。 |
3.種別 | 東洋経済のカテゴリー分類による種別。 |
4.管理会社 | 銘柄を管理する管理会社名。 |
5.分配金実績(円) | 直近分配金の支払実績。 |
6.直近支払基準日 | 直近分配金の支払基準日。 |
7.支払基準日 | 分配金が支払われる基準となる年月日。 |
8.純資産残高(百万円) | 原則、直近4月末の純資産残高を掲載。 |
これらの内容は、情報提供及び投資家教育のためのものであり、いかなる個別株や投資方法を推奨するものではありません。こちらの投資情報は説明目的の用途でのみ提供されており、すべての投資家にとって適切であるとは限りません。 詳細情報
