一時時価総額世界1位に:快進撃が止まらないエヌビディアETFはどこで買える?

05/01 10:29

エヌビディアの快進撃

米半導体大手エヌビディアの快進撃が止まりません。下記のチャート1は直近1年間の同社の株価チャートです。

2024年の年初から株価が上昇を続け、4月下旬からはさらに上昇の勢いを増しています。

エヌビディアの株価チャート(過去1年) 出典;moomoo証券 

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チャート1 エヌビディアの株価チャート(過去1年) 出典;moomoo証券

エヌビディアの時価総額が6月18日に3兆3350億ドルに達し、一時マイクロソフトを抜いて世界首位となりました。

エヌビディアは人工知能(生成AI)向けの半導体市場で80%超のシェアを握っていると言われ、これまで需要が供給を上回る状況となっています。18日の取引で、エヌビディアの株価は3.5%上昇し、最高値を更新。時価総額は1100億ドル超拡大しました。その一方でマイクロソフトは0.45%下落し、時価総額は3兆3170億ドル、アップル1%超安で時価総額は3兆2860億ドルとなりました。(出典:ロイター)

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チャート2 時価総額の推移(過去1年) 出典;トムソン・ロイター

エヌビディアのETFとファンド

テクノロジー・セレクト・セクター SPDR® ファンド

アメリカのS&P500®指数に採用されている銘柄の中で特にテクノロジーおよび通信セクターのパフォーマンスを計測する「テクノロジー・セレクト・セクター指数」という指標があります。このファンドは テクノロジー・セレクト・セクター指数の値動きに、経費控除前ベースで概ね連動する投資成果を追求します。総経費率がわずか0.09%で、設定日は1998年12月16日です。

このファンドに組入れられているのは株式65銘柄です。2024年06月20日現在の組入銘柄の中で比率が高い10銘柄と比率を挙げます。

MICROSOFT CORP  22.93%

APPLE INC 19.30%

BROADCOM INC 4.52%

NVIDIA CORP 4.50%

ADVANCED MICRO DEVICES 3.07%

SALESFORCE INC 3.07%

ADOBE INC 2.40%

ACCENTURE PLC CL A 2.29%

CISCO SYSTEMS INC 2.14%

ORACLE CORP 2.11%

最近、話題になった有名な銘柄がずらりと揃っていますね。

さて、運用の実績を見てみましょう。

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グラフ1 テクノロジー・セレクト・セクターSPDRファンドの基準価格の上昇率(%)

グラフ1の緑の縦棒がベンチマーク(テクノロジー・セレクト・セクター指数)で黒は、このファンドの基準価格の上昇率(%)です。ベンチマークと基準価格の上昇率にほとんど差が無い事がお分かりになりますね。この資料によると1998年の設定依頼の基準価格の平均上昇率は9.14%です。最近の10年間の基準価格が20.48%伸びており、直近の1年では、なんと29%以上の上昇を見せています。近年はアメリカのハイテク銘柄に人気が集中し、株価が高騰しているので、このようなパフォーマンスとなったのでしょう。

では次にこのファンドの最近1年の基準価格の変化を見ましょう。

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チャート3 テクノロジー・セレクト・セクターSPDRファンドの基準価格チャート(過去1年)

チャート3の紫のローソク足がテクノロジー・セレクト・セクターSPDRファンドの基準価格です。このファンドのベンチマークのテクノロジー・セレクト・セクター指数は、あまり知られていませんから、有名なS&P500指数と比較してみました。チャート内の赤と緑のローソク足がS&P500指数です。両者は同じような値動きを示していますが、今年の5月以降は、テクノロジー・セレクト・セクターSPDRファンドの価格が上回っていますね。

このファンドの詳細内容は、ファンドを運用しているステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ・ファンズ・マネージメント INC.の公式ホームページ(日本語)に詳しく記載されています。

Direxion デイリー NVDA株 ブル2倍 ETF

次はエヌビディア社の普通株式(NASDAQ: NVDA)の運用実績に対し、2倍(200%)となる日次投資結果を目指すDirexion デイリー NVDA株 ブル2倍 ETF(NVDU)です。

ETFや投資信託の基準価格の元になる金融商品を原資産と呼びます。このETFの場合の原資産はエヌビディア株だけで、これまで一般的だった指数に連動するようなETFと異なります。このようなETFは2022年にアメリカ市場で正式に導入されたばかりですが、既に注目を集めています。

さらにこのETFはレバレッジ型なので原資産の変動率に一定の倍率をかけたリターンを追求する商品です。ETFの名称に「ブル2倍」と入っている事からお分かりのようにETFの値動きは、現物のエヌビディアの値動きのほぼ2倍となるような運用を目指しています。

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チャート4 Direxion デイリー NVDA株 ブル2倍 ETFの基準価格チャート(過去1年)

今年に入ってからエヌビディアの株価は、驚異的とも言えるほど上がっていますね。しかし、チャート4で黄色い矢印を付けた箇所は3月末から4月の下旬は少し下げており、押し目を作っています。この期間にDirexion デイリー NVDA株 ブル2倍 ETFの基準価格は大きく下げています。つまり、このETFは基準となるエヌビディアの株価に対して、2倍のレバレッジが掛かっていますので、エヌビディアの株価下落と比較するとETFの基準価額は大きく下落してしまいます。

勿論、エヌビディア株が上がれば、ETFの基準価格はエヌビディアの上昇率の約2倍上がるので、短期間で値上がり益を追求しやすいのも魅力のひとつです。

Direxion デイリー NVDA株 ベア1倍 ETF

株や指数など原資産の価格が下がっているときに逆に基準価格が上がるETFもあります。そのようなETFはインバース型、あるいはベアと呼ばれます。エヌビディアの株価を基準としますが、その値動きとまったく逆に動くのが価格Direxion デイリー NVDA株 ベア1倍 ETF(NVDD)です。

このETFの過去1年の値動きをご覧ください。

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チャート5 Direxion デイリー NVDA株 ベア1倍 ETFの基準価格チャート(過去1年)

ブルベア型投資信の魅力

ブル型、ベア型とは?

ここで、「ブル」と「ベア」について解説します。

ブル(Bull)とは、牡牛(オスの牛)を意味します。牛は身を守るために頭の角を下から上へ突き上げ、突進します。そのため、ブルは上げ相場、強気の相場を意味します。上昇相場で利益を得やすいのが、「ブル型」のETFです。

他方、ベア(Bear)は、英語で熊の事です。熊は後足で立ち上がり、前足を上から下に振り下ろします。その姿から相場では昔からベアというと下落相場を表す言葉として使われています。 ETFを含む投資信託では、ブル型、ベア型の商品が企画、運営されており、ブル型は相場が強気、つまり上昇しているとき、ベア型は逆に相場が下落しているときに利益が出やすいように設計された金融商品です。

ベア型のETF活用方法

ある銘柄、例えばエヌビディアの株価が下がっている時にエヌビディアの現物株を買っても利益は出せません。そのようなときに株価が下がると基準価格が上がるベア型のETFを買えば、利益を得られる可能性があります。ただ、チャート5の後半のように原資産のエヌビディア株の株価が上がるとベア型のETFの基準価格は下がってしまいます。

ブル型のETF活用方法

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グラナイトシェアーズ2XロングNVDAデイリーETF

グラナイトシェアーズ2XロングNVDAデイリーETF(NVDL)というETFはLSEGリッパーのデータによると3月7日の1日だけで1億9700万ドルもの資金が流入。年初時点で2億1375万ドルだったこのETFの預かり資産は、3月7日の時点で14億1000万ドルに膨らんでいます。(出典;ロイター 3月6日付け)

このニュースは日本でも大きく報道されました。moomooアプリでグラナイトシェアーズ2XロングNVDAデイリーETFの詳細な情報をご覧いただけます。

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チャート6

相場で「ロング」というのは、買うという意味ですね。そして2Xは2倍という意味ですので、このETFは Direxion デイリー NVDA株 ブル2倍 ETFとほぼ同じ仕様の商品です

エヌビディアの急成長

上昇が続くS&P500採用銘柄の中でもエヌビディアの活躍は目だっています。時価総額は過去12か月で3倍以上になりました。エヌビディアの株価は過去12ヶ月間で215%以上、過去5年間で3,400%以上上昇しています。

同社の時価総額は2024年6月5日に初めて3兆ドルの大台を突破しました。時価総額1兆ドルから3兆ドルへの躍進は史上最速。さらに、6月19日に時価総額は約3兆3400億ドルに達し、マイクロソフトを抜いて世界首位となりました。

慎重なアナリストの意見

好調に見えるエヌビディアですが、中には慎重な意見を述べるアナリストもいます。

リサーチ・アフィリエイツを創業したロブ・アーノット氏は、昨年9月からエヌビディアのバブルを警告してきました。これまでのハイテク業界の栄枯盛衰の歴史に触れ、いずれエヌビディアも同じ運命をたどるとの見方を示しています。

また、エヌビディアの企業価値が膨れ上がっていることについても慎重な意見があります。エヌビディアは6月21日時点で、株価収益率が76.1倍にも膨れ上がっています。つまり、昨今のエヌビディアの株価は一株当たりの純利益の76倍以上です。このためエヌビディアの大躍進は、その規模とスピードから、今後を警戒する声や懐疑的な見方も出ているのでしょう。

とはいえ、今のところ、弱気派の見立ては現実のものとはなっていませんね。(この項の出典;ブルームバーグ、四季報オンラインから要約引用)

エヌビディアの今後については、この記事を参考にしてください。

これらの内容は、情報提供及び投資家教育のためのものであり、いかなる個別株や投資方法を推奨するものではありません。こちらの投資情報は説明目的の用途でのみ提供されており、すべての投資家にとって適切であるとは限りません。 詳細情報

目次
エヌビディアの快進撃
エヌビディアのETFとファンド
ブルベア型投資信の魅力
エヌビディアの急成長