日経平均反発スタート　「１ドル＝150円台定着に強い緊張感持って万全の対応行う」と鈴木財務相

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市場概況
今日の東京株式市場で日経平均株価は前営業日比112.01円高の30713.79円、東証株価指数（TOPIX）が9.48ポイント高の2233.73で始まった。

トップニュース
円安で増益効果、主要企業10社で１兆4000億円程度か－トヨタが筆頭
１ドル＝150円前後の円安水準が続く中、為替変動の業績への影響度を公表している主要企業の今期（2024年３月期）利益には１兆4000億円程度のプラス効果がありそうだ。時価総額上位30社のうち感応度を開示する10社の決算資料などを基に試算した。

強い緊張感持って万全の対応行う､１ドル＝150円台定着で－鈴木財務相
鈴木俊一財務相は27日、円相場が１ドル＝150円台で定着していることを受け、「引き続き強い緊張感を持って万全の対応を行う｣との見解を示した。同日午前の閣議後会見で語った。

都区部物価、10月2.7%上昇　4カ月ぶりに伸び拡大
総務省が27日発表した10月の東京都区部の消費者物価指数（中旬速報値、2020年=100）は変動の大きい生鮮食品を除く総合指数が106.0と前年同月比で2.7%上昇した。9月まで3カ月連続で伸び率が鈍化していたが、4カ月ぶりに前月から拡大した。

ソフトバンクＧ含む債権者、ウィーワーク事業再編巡り対立－協議難航
$ソフトバンクグループ(9984.JP)$の出資先で、シェアオフィス事業を展開する米 $ウィーワーク(WE.US)$の事業再編計画を巡って債権者が対立しており、協議が難航している。

セブン＆アイ－もみ合い　バリューアクトが大株主から外れる＝日経
$セブン&アイ・ホールディングス(3382.JP)$がもみ合い。27日付けの日本経済新聞朝刊は、投資ファンドの米バリューアクト・キャピタルが同社の大株主の名簿から外れたことが、26日分かったと報じた。

武田薬品工業－売り気配　通期最終益を下方修正　上期は75％減
$武田薬品工業(4502.JP)$が売り気配。同社は26日、24.3期通期の連結純利益予想（IFRS）を従来の1420億円から930億円（前期比70.7％減）に引き下げると発表した。

ルネサス－もみ合い　通期売上収益の予想レンジ3%から2％減見込む　3Q累計は0.2％減
$ルネサスエレクトロニクス(6723.JP)$がもみ合い。同社は26日、23.12期通期のNon-GAAP売上収益予想のレンジを1兆4583億円～1兆4733億円（前年同期比3％減～2％減）だと発表した。

キヤノン－売り気配　3Q累計最終益16％増　通期売上高は下方修正
$キヤノン(7751.JP)$が売り気配。同社は26日に、23.12期3Q累計（1-9月）の連結純利益（米国基準）は1839億円（前年同期比15.6％増）だったと発表した。市場コンセンサスは1949億円。