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2024年の日経平均は史上最高値の期待!アナリスト予想の一覧、推奨セクターを紹介

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moomooニュース日本株 コラムを発表しました · 2023/12/28 01:37
2024年の日経平均株価は、1989年12月の過去最高値(3万8915円)更新への期待が膨らむ。23年は33年ぶりの高値を付け、アジアで最も高いパフォーマンスを上げた日本株について、証券会社のストラテジストやアナリストの多くは24年も好調を持続するとみている。
24年は十二支で比較すると1950年以降で最も株価が上昇している辰年に当たり、格言通りに「辰巳天井」となるかどうか注目される。日本経済新聞およびブルームバーグで報じられている、証券会社のストラテジストやアナリストらによる予想をまとめた。
2024年の日経平均は史上最高値の期待!アナリスト予想の一覧、推奨セクターを紹介
アナリストらが推奨するセクターは?
24年の日本株の上昇を予想する証券会社のアナリストからは、次のような推奨セクターが挙げられている。
▲2024年にアナリストが推奨する日本株のセクター(Bloomberg)
▲2024年にアナリストが推奨する日本株のセクター(Bloomberg)
国内経済は賃金上昇を伴ったインフレが続く?
野村証券チーフ・エクイティ・ストラテジストの池田雄之輔氏らは、「春闘での再度のデフレ脱却期待の高まり、政府が6月に実施予定の5兆円の定額減税・給付金による一定の消費押し上げなどで24年前半に騰勢を強めそう」と予想する(11月20日付ブルームバーグ)。シティグループ証券株式ストラテジストの阪上亮太氏も内需の回復やインフレによる名目収益の押し上げ効果などを受け、「史上最高値の更新は可能」とみている(12月14日付ブルームバーグ)。
米国経済の下支えや中国株からのシフト
米国の軟着陸を前提とした景気の下支えや、景気の減速が続く中国株からの日本株シフトといった外部要因も追い風になるとみられている。大和証券日米株チーフストラテジストの坪井裕豪氏は日本株の好材料の1つに、「米利下げ開始を受けた米株高」を挙げる(12月15日付日本経済新聞)。
一方、JPモルガン証券クオンツストラテジストの高田将成氏らは、「グローバル投資家の資金シフトにより起きた今年の日本株の中国株に対するアウトパフォームは『息の長い』変化であり、24年まで続く可能性が高い」とみている(11月15日付ブルームバーグ)。
企業の資本効率改善への取り組みが評価
東証による要請やアクティビスト(物言う株主)らの活動の広がりなどによって、上場企業が資本効率を改善して株価上昇につなげることも期待されている。
24年末に3万9000円に到達すると予想している三菱UFJモルガン・スタンレー証券ストラテジストの中沢翔氏らは、「賃金と物価の好循環による企業の価格転嫁」に加えて「МBOやTOBの増加、事業再編加速などが日本株の上昇トレンドを形成する」と分析している(12月15日付日本経済新聞)。また、ソシエテ・ジェネラル証券マルチアセットストラテジストの斎藤勉氏らは、「自社株買いが増える中で業績改善に着目した海外投資家の買いが再度活発になるだろう」とみる(12月14日付ブルームバーグ)。
新NISA導入による国内個人投資家の参入
海外投資家だけでなく、1月の新NISAの導入に伴う国内の個人投資家の参入も株価を押し上げるとみられる。ソシエテ・ジェネラル証券の斎藤氏らは、「個人投資家は公募・売り出し(PO)を通じて日本株買いを増やすなど行動に変容が見られ、新NISAが後押しする形で買いの拡大が続く可能性がある」とみる(12月14日付ブルームバーグ)。
ゴールドマン・サックス・グループストラテジストのブルース・カーク氏と建部和礼氏は、「新NISA導入が成功すれば、個人の参加拡大などを背景として中小型グロース株への注目が高まる可能性がある」としている(11月20日付ブルームバーグ)。
リスク要因は「政治の混乱」「日銀の政策」「円高」
24年の日本株にはリスク要因もある。最も懸念されているのが政治の問題だ。米国ではトランプ前大統領が復帰を目指す大統領選が11月に控え、日本では支持室が低下している岸田首相の自民党総裁の任期が9月末に切れる。SMBC日興証券金融財政アナリストの末沢豪謙氏は、「辰年は政変の年とも言われ、日米とも政治が混乱する可能性には留意したい」と指摘している(12月22日付日本経済新聞)。JPモルガン証券チーフ日本株ストラテジストの西原里江氏も「(岸田内閣の)支持率の大幅な低下が新たな体制を探る動きにつながるリスクもある」とし、「不安定な政治情勢は日本株下押し圧力を与えている可能性がある」と言及する(12月20日付ブルームバーグ)。
また、日銀による利上げに関する観測や、過度の円高もリスク要因だ。野村証券の池田氏は、「24年後半には日銀の政策正常化や円高の定着などによって日本株の上値が重くなる」とみる(12月14日付ブルームバーグ)。また、大和証券の坪井氏は、「24年は1ドル=135円を想定しているが、予想以上に円高が進めば、企業収益は押し下げられ、EPSが引き下がるリスクがある」としている(12月15日付日本経済新聞)。
ーmoomooニュースMark
出所:日本経済新聞、Bloomberg
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