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エヌビディア決算間近!!決算発表の前に知っておきたいこと、および「AI祭り」の最新動向

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ビットバレー投資家 コラムを発表しました · 05/21 01:11
エヌビディアの決算発表5月22日(日本時間は23日朝)に控えている。日米株式市場の行方を左右しかねない重要イベントであるだけに、市場関係者と投資家は固唾を呑んで待ち構えている。決算発表の前に知っておきたいこと、および「AI祭り」の最新動向をまとめた
決算プレビュー
決算プレビューに関しては、5月17日の「【決算プレビュー】AI帝王のエヌビディア、1,000ドルの大台目前 23日午前5時決算の前に買うべきか?」をご参照されたい。「エヌビディアの業績は再び市場予想を上回るのか?」、「決算の前に買うべきか?」などといった内容が盛り込まれている。
以下では、【決算プレビュー】(5月17日)以降の主な出来事をまとめた。
目標株価の引き上げが相次ぐ
$エヌビディア(NVDA.US)$の決算発表を間近に控え、複数の証券会社が目標株価を引き上げた。たとえば、Susquehannaが1,050ドルから1,100ドルへ、Barclaysは850ドルから1,100ドルに引き上げた。1,100ドルの場合、5月20日の株価終値からすると、16%の上昇余地(アップサイド)があることになる。
エヌビディア決算間近!!決算発表の前に知っておきたいこと、および「AI祭り」の最新動向
オプション市場からの示唆
まず、オプション市場ではエヌビディアのコール(買い)がプット(売り)を上回っており、エヌビディアの株価上昇に賭けているトレーダーが多いことが示唆されている。
次に、これまでの決算発表シーズンでは、エヌビディアの株価ラリーに乗り遅れることに対する恐怖心(「FPMO」、Fear of Missing Outの略)があったが、今回の決算発表での「FOMO」はやや控えめであることが示唆された。エヌビディア株のコール・オプションに支払われるプレミアムが年初より低下している。

最後に、オプション取引から算出される決算発表翌取引日の株価変動率は過去より低い水準にある。これらについてBloomberg記事は、下記のように指摘した。「全体的にみてトレーダーたちはエヌビディア株に対して冷静的になっている。強気だが、もはや全力投球はしていないことを示唆している。」
直近の企業イベントからの示唆:「AI祭り」はまだまだ続くか
株式市場における「AI祭り」が続くかどうかを懸念する声もあるようだが、直近の企業イベントからは「AI祭り」はまだまだ続く可能性が高いことが示唆されている
●マイクロソフト、生成AIに特化したPC「Copilot+ PC」を披露
$マイクロソフト(MSFT.US)$は5月20日のイベントで、生成AIに特化したPC「Copilot+ PC」を披露した。「Copilot+ PC」について、マイクロソフトは以下のように紹介した。
「Copilot+ PCは、これまでで最も高速でインテリジェントなWindows PCです。驚異的な40 TOPS (Trillion Operations Per Second,毎秒1兆回の演算)以上を実現するパワフルで新しいシリコン、1日中使えるバッテリー駆動時間、最先端のAIモデルへのアクセスにより、Copilot+ PCは他のPCではできなかったことを可能にします。」「本日から予約受付を開始し、6月18日に販売を開始します。」
なお、同社発表資料で言及された関連企業は、下記の通りとなっている。OEMパートナーはAcer、ASUS、 $デル テクノロジーズ C(DELL.US)$ $ヒューレットパッカード エンタープライズ(HPE.US)$ 、Lenovo、Samsungなど。 $アドビ(ADBE.US)$とのパートナーシップにより、Photoshop、Lightroom、Expressといった主要アプリケーションを提供する。最初のCopilot+ PCは $クアルコム(QCOM.US)$のカスタムCPUを搭載。また、Lunar LakeとStrixを皮切りに、 $インテル(INTC.US)$ $アドバンスト マイクロ デバイシズ(AMD.US)$ との深いパートナーシップをさらに拡大していく。
将来的には、これらを搭載したデバイスが $エヌビディア(NVDA.US)$ のNVIDIA GeForce RTXやAMDのAMD Radeonのような強力なグラフィックカードと組み合わせることで、先進的なゲーマーやクリエイターといったさらに幅広いユーザーにCopilot+ PC体験を提供することを予定している。
●エヌビディアとデル、AIファクトリーをアップデート
5月20日、 $デル テクノロジーズ C(DELL.US)$ がラスベガスで主催したイベント「Dell Technologies World」にエヌビディアのジェンスン・フアンCEOが出席した。同イベントでフアンCEOは、エヌビディアとデルの協業プロジェクトである「デルAIファクトリーwithエヌビディア」についていくつかのアップデートを発表した。
「デルAIファクトリーwithエヌビディア」は、企業がAI投資を迅速に活用できるよう支援する業界初の包括的なAIソリューションとして、今年初めに発表された。今回のアップデートには、エヌビディアが3月に発表した世界最新・最強のAI半導体であるBlackwellが搭載されているサーバーやソリューションが含まれている。
デルとの提携拡大は、エヌビディアの事業戦略の実施において重要な意味を持つ。デルを通じて、エヌビディアはより多くの企業へアプローチできるためだ。Bloomberg記事が指摘したように、「デルは政府機関や企業にコンピューティング・インフラを提供する最大手プロバイダーの1社。これはエヌビディアが直接サービスを行っていない市場だ。」
つまり、エヌビディアはデルとの提携拡大により、現在の主要顧客である $メタ プラットフォームズ A(META.US)$ $マイクロソフト(MSFT.US)$ $アマゾン ドット コム(AMZN.US)$ $アルファベット A(GOOGL.US)$ などのビッグテックへの依存度を低減することができる。同時に、政府機関や企業などのAI導入をめぐる需要を取り込むことで、ビッグテックのAI向け投資が一巡した後も、AIブームの恩恵を受けることが期待できる $エヌビディア(NVDA.US)$は、中長期的にAIブームの代表格であり続けるかもしれない。
2024年5月21日作成 マーケット・アナリスト Amelia
出所:各社資料およびBloombergよりmoomoo証券作成
エヌビディア決算間近!!決算発表の前に知っておきたいこと、および「AI祭り」の最新動向
免責事項:このコンテンツは、Moomoo Technologies Incが情報交換及び教育目的でのみ提供するものです。 さらに詳しい情報
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