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投資で勝つには「習熟コスト」を考えよう

みなさんはご自身の投資・トレード戦術において「習熟コスト」を考えたことはありますか?
【習熟コスト】
その知識・ノウハウ・戦術を理解し、自身で咀嚼して実践まで活かせるようになるまでの時間のこと。
さらにそこから長期で利益を積み上げられるまでにかかる時間のこと。
重要なのは、習熟コストが高いからと言って、得られるリターンがそれに比例して高くなるかと言えばそうとは限らないということです。
高い塾やセミナーに通った人が全員投資で成功するわけではないのと同じです。
もの凄く勉強し、長年時間をかけ、そして損失を出して高い授業料を払った上で身につけた戦術で、継続的に利益を上げているでしょうか? もし利益が上がる戦術に辿り着けたらそれは素晴らしいことです。
しかし、多くの人がいろいろな戦術に取り組むも、どれもこれも大した結果に結びつかないのではないでしょうか。
そして重要な点は、習熟コストが高いのに結果が出ない・・を延々と続けている人が日本人に多いということです。
特に、「相場を予測する」タイプの戦術で、習熟コストが高いものを延々とやって結果が出ないことが問題です。
投資における真理で、誰もが異論はないであろう事実。
株価の動きは読めない、予測しても当たらない という点。
みな頭では分かっているのに、様々なアプローチで株価の動きを予測しようとするわけです。予測しても読めないものを予測する方向で頑張ってしまうわけです。これでは勝てるわけがありません。
私も20代30代前半は、延々と個別株投資で相場の方向性やどこまで上がる・下がるを予想することに執着していました。だから勝てなかったんだと思います。
私がいつも動画で否定している「習熟コストが高い」相場予測の手法は、
・エリオット波動
・メリマンサイクル
・値幅理論(N値/E値/V値/VT値)
あたりです。
これらは大抵未来の相場の方向性を予測し、どの辺まで上がるか・下がるかを予測することで使われます。しかし、例えばエリオット波動なら恐らく100人いたら100通りの解釈になると思います。
今が上げの3波なのか5波なのか、それとも下げのa波なのか。
中期で上げの3波だけど、短期で下げのa波とか、結局目先どっちの予測なのか。

人によってバラバラです。時間軸からして人によって違うでしょう。
値幅理論では、地合いもボラティリティも無視して、1000円下げたから倍の2000円戻すとかホント?
メリマンサイクルでは、直近の安値から安値までが1サイクル。それが9日とか9週とか言って、無理矢理サイクルに合わせてない?
8日とか11日かあるけど?
と、後講釈で後から合わせにいく形になります。
習熟コストが高く、それをみなクリアしてある程度の知識をもった上で予測しても、恐らく割と十人十色になります。
相場はそこまで綺麗に波形や値幅がパターンに収まらないからです。結果的に個々人の裁量イメージに左右されることになります。
だから95%の人が高い習熟コストを払ったのにイマイチ結果が伴わないわけです。
もう少し嫌な言い方をしますと・・・
習熟コストが高い=他人に真似されにくい=発信者が特別に見える
ことから、発信者や商材屋が使いやすいという事実があります。
これは今頑張ってエリオット波動やサイクル理論を勉強・実践されている方にはカチンとくる言い方ですし、第一人者として発信している方からはお叱りを受けるかなと思います。が・・・・これが現実でもあります。

小難しくて習熟コストの必要な理論は本や動画で継続的にお金が取れますが、5MAをクロスしたら買いみたいなシンプルなものはお金が取りづらいし継続的に収益にならないわけです。
簡単過ぎてみんな卒業していくので(笑)

もちろん第一人者や権威のある方の教えは本物だと思うので、そういう本物まで否定していません。そしてエリオットにしてもメリマンサイクルにしても、ゼロかイチかと言われたらイチでしょう。これで成果を出せる人もいます。
問題はそこではなくて、ごく一部の本物しか再現性がないことが問題なんです。
いくら高いコストを支払っても、95%の人は本物の領域に到達できません。
時間の無駄なんです。
多くの人は株価ないし株価の方向性を予想し、頭と尻尾をできるだけくれてやらずに最大利益を確保したいという行動に出ます。そして、だから負けるわけです。
予想しても当たらない、方向なんか目先だとしても分からないものに、5%の天才しか辿り着けない戦術をもって挑むのだから勝てるわけがありません。誰でも同じ結果になるものを使い、その結果が出てから動く方が遥かにシンプルで簡単です。
95%の人に再現性があります。
テクニカルやチャート戦術は予測をするために使うのではなく、「結果を確認し最速で追随する」ために使うものです。
ここを間違えるから、「チャートは役に立たない」とか「未来を予測するものではない」など、トンチンカンな否定をしてしまうのです。
予測をするための手法にコスト(時間)をかけるくらいなら、そもそも予測をしない、結果が出てから=チャートでサインが出たら・・でポジションを取る方が遥かに確度が高いことは誰でもわかりますよね。
でも、できるだけ利益を取りたい、いいところでトレードしたいと欲張るから相場を予測する方向に行ってしまうわけです。
この時点で80%の人は相場・投資・トレードに対する考え方を間違えています。
その上で、さらに習熟コストの高い手法に傾倒して時間を浪費するのだから、普通に考えて勝てるわけがありません。ビギナーズラックや第一人者の予測に乗って1回2回当たっても、それで1年3年5年とずっと利益を重ねられるかと言えば、ほぼ間違いなくNOです。
私が25年相場に向き合って試行錯誤の上にたどり着いた格言は以下です。
相場を予測する人は勝てない
損切りができない人は大損する
まずはこの2点、ご自身の意識を変えるだけで投資成績は向上すると思います。
私がそうだったので。
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