戦略の作成中に、キャンパス右上の「エラー検出」ボタンをクリックすると、システムはパラメータの設定が不足していないか、各ボックスが現在の戦略に適しているかなどの問題点をリアルタイムで判定できます。
検出結果のテキストをクリックすると、問題のある箇所を特定し、修正をサポートします。
バックテストは戦略の有効性を検証するのに役立ちます。本番取引を行う前に、複数回のバックテストを実行して、設定が正常かどうか、実行結果が予想と合致しているかを確認することをお勧めします。
また、moomoo証券では香港株、米国株、中国A株、先物など複数の市場における様々な取引をサポートしていますが、各市場ごとに取引可能な商品にはわずかに違いがあります。例えば、中国A株市場では成行注文に対応しなかったり、先物市場では逆指値(成行)やMIT注文に対応しなかったりします。バックテストを通じて、これらの取引における具体的な違いを確認することができます。
バックテストと本番取引では、実行ログを確認することができます。ログには以下の情報が含まれています：実行ボックスの詳細、注文後の注文状況や取引ステータス、様々なエラーテキストなど。
各ログは3つの部分で構成されています：
● 時間：UTC+8(HK時間）
● プロパティ：3つのカテゴリー
○ info：正常実行時の詳細。例えば：実行ボックスの結果、注文状況の変更、取引ステータスの変更、データ権限の変化など。
○ 警告：全体戦略の実行を中断しないエラー通知です。例：注文失敗、期限切れなど。
○ エラー：戦略の実行を中断するエラー通知です。例：全体変数の割り当て異常による初期化の失敗、データフォローの異常による初期化の失敗、取引の有効期間不足など。
● 詳細：
○ タイトル：ログ内容がボックスに関連している場合、キャンバス内の対応ボックスを示すように、タイトルを「ボックス名-ボックスタイプ」となります。
○ 本文：詳細情報
実行ボックスの結果ログは出力できるようになったが、条件ボックスの問題をどのように特定すればよいでしょうか？実際には、条件変数の値を出力するだけでいいです。
例：
2 つの MA の値を比較する場合、通常は以下の画像のように条件ボックスを設定します。
しかし、バックテストでMA(5)がMA(10)より小さいことが判明した場合、システムは戦略の実行を継続しませんでした。。この場合、2つの新しい全体変数を追加し、割り当てを使ってMA(5)とMA(10)を2つの全体変数に割り当てることで、実行中にログを使用してMA(5)とMA(10)の具体的な値を確認することができます。
必要に応じてアラートメッセージを追加することで、カスタマイズしたメッセージをログに出力することができます。
例えば、ダブル移動平均線戦略で、注文が実行できなかった原因がどの条件が満たされなかったのかを知りたい場合、各条件の後にメッセージボックスを追加して、ログから答えを得ることができます。
金融市場取引はリスクを伴うものである。 従って、リスク管理は定量取引システムの重要な一部である。 ここでいうリスクとは、主に定量取引システムの機能を阻害する恐れのあるものを指す。 市場における定量取引者はさまざまな種類のリスクを負いますが、その中にはもちろん市場リスクも含まれます。 市場リスクとは、対象金融資産の価格が急速且つ動的に変わり、その結果、定量取引者が損失を被る可能性のことです。 しかし、これが定量取引者が直面する唯一のリスクというわけでは なく、更に資本配分リスク、技術的リスク、仲介業者のリスク、及び人為的リスク（ただし、これは自動化によって軽減することができる） があります。 自動化された投資戦略は、利益を保証したり損失を防ぐことはできません。
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