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alphabet(Google)はGeminiとクラウドで更なる成長❗️

アルファベットは2024年第1四半期に予想を上回る収益と純利益を達成し、株価は一時14%急騰しました。
検索エンジン、YouTube、Google Cloudの成長が支えで、初の現金配当と最大700億ドルの自社株買いを発表しました。
声明では好調な業績を強調し、AI研究とグローバル展開に注力しています。
ポラットCIOはAIソリューションの貢献とGoogle Cloudの強さを強調しました。
詳しく見ていきましょう!
 
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◽️業績を読み解くポイント
◽️収益源となる広告事業 Googleの場合は、同社の総収入の約80%を広告収入が占めています。
すなわち、広告事業がGoogleのコアビジネスとなっています。
Googleの広告事業に関しては、2つのポイントに焦点を当ててみると良いでしょう。
 
・ポイント①
広告収入の成長 広告事業には一定の周期性があります。
世の中の経済的な見通しが悪い場合、一般的に企業は運営上のコストを削減し、効率良くビジネスを行う必要が出てきます。
その際、広告費用が最初に削減・見直しされることがあり、それが広告産業全体の成長に圧力をかけることになります。
振り返ると、Googleの広告収入成長率は2021年Q2にピークを迎えた後、減少してきています。
特に、FRBが利上げサイクルに入り、経済見通しが悪化した2022年Q2以降、Googleの広告成長率は急落し、2022年Q4から2四半期連続でマイナス成長に着地しています。
しかし、2023年Q2おいて、広告収入は予想以上に順調で、前年同期比で約3.3%の成長を達成しました。
2023年Q4の決算報告では、広告収入は3四半期連続で成長し、前年同期比ではなんと11%もの急成長を遂げたのです。
将来の決算報告では、広告収入の成長トレンドが維持できるかどうかに注目していく必要もありそうです。
 
・ポイント②
Googleの市場シェアの変化に注目 Googleの広告ビジネスでは、売上高の大部分をGoogle検索広告から得ています。
Google検索の広告収益が同社の発展の最たるところであるのは言うまでもないでしょう。
Statcounterの統計データによると、2023年1月~2024年3月の期間中、ChatGPTとタッグを組んでいるMicrosoftのBingの市場シェアがわずかに増加していることがわかります。
一方、Googleの市場シェアはわずかに減少していますが、90%以上を維持し、独占的な地位を保持しており、優位性や競争力に大きな影響を与えられていない可能性が見てとれます。
今後もGoogle検索の市場シェアが安定しているかどうかを引き続き観察していく必要があります。
 
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◽️成長ドライバーのGoogle Cloud
2023年Q2時点で、Google Cloudは総収入のうちわずか10%弱(9.29%)しか占めていませんが、同社の主要な成長エンジンの1つです。
Googleのクラウドビジネスに関しても、2つのポイントに着目してみましょう。
 
・ポイント①
Google Cloudが高い成長率を維持できるか 現在Google Cloudは、クラウドコンピューティングサービス業界で第3位にあり、市場規模としてはAmazonやMicrosoftに比べてかなり小さいとのことです(Synergy Research Groupより)。
クラウドの成長率は他の2社よりも秀でています。
ただし、クラウドサービス市場全体の成長が鈍化する影響を受け、Google Cloudの成長率も大幅に鈍化しました。
2023年第3四半期には、23%未満と突如落ち込みをみせました。
しかし、2024年Q4には約25.7%に回復しました。
Google Cloudの収益バックログが2023年Q4に、約741億ドルに達し、Q1からQ2にかけてわずかに減少したあと、2四半期連続で大幅に増加しました。
この上昇傾向は、Google Cloudの成長見通しにポジティブな兆候を示している可能性があります。
 
・ポイント②
Google Cloudの利益率に注目する クラウドコンピューティング産業には、ある程度のスケール効果があります。
スケール効果を簡単に言うと、一定の規模に達した場合に儲けが拡大する可能性があるということです。
たとえば同じ研究開発投資で開発された製品を、より多くの顧客が使用すれば、利益率が高くなる可能性があります。
Google Cloudの売上成長率はAmazonやMicrosoftをはるかに上回っていますが、収益規模が最も小さいため、利益率は常に最も低い水準にあります。
長い間、Google Cloudは損失を出し続けていたので、会社全体の収益性から見ると足を引っ張る存在でした。
足元では損失が限定的なものとなり、2023年Q1は収益規模の拡大とコスト削減が功を奏し、初めて利益を計上したのです。
Google Cloudは、2023年Q2からQ4にかけても、同社の収益性にとってプラスの貢献を続けています。
2023年Q4の会計期間中、Google Cloudの営業利益率は9.4%に達し、2桁の収益性に近づきました。
今後の四半期決算においては、Google Cloudが急速な成長を維持し、スケール効果がさらに拡大、結果として営業利益率が引きあがるかどうかを観察する必要があるでしょう。
Google Cloudの利益率が改善し続ければ、Google全体の収益性をより高い水準に推進する可能性があるからです。
 
◽️自社株買いによる株主還元
・初めて配当を実施: 1株当たり20セントの現金配当を宣言。
今後四半期ごとに実施予定。
 
・追加自社株買いプログラム: 最大700億ドルの自社株買いプログラムを承認。
今後も四半期ごとに現金配当を行う予定であり、自社株買いプログラムも継続する予定です。
 
◽️事業を読み解くポイント
◽️Googleのコアビジネスは広告事業
直近の四半期において収益は成長に戻っており、成長の持続性に注目
・Google検索は広告事業の基礎 引き続き高い水準の市場シェアを維持できるかどうか
・Google Cloudは重要な成長ドライバー ビッグテックの中でもトップの成長率 Google Cloudの売上バックログは将来的な収益成長の先行指標 Google Cloudの営業利益率は比較的低いため、その改善にも注目する
・株主への還元 大規模な自社株買いと、その持続性に注目
 
◽️詳細分析
・検索エンジン: これは、オンライン広告市場におけるアルファベットの支配的な地位を改めて示しています。
・YouTube: YouTubeが世界中のユーザーにとって重要なエンターテイメントプラットフォームであることを示しています。
・Google Cloud: クラウドコンピューティング市場におけるアルファベットの競争力を示しています。
・人工知能: CEOは声明で、人工知能における同社の研究開発とインフラへの投資を強調しています。
 
◽️役員の声明
◽️サンダー・ピチャイCEO
・最近の決算説明会で、ジェミニAIの開発進捗に満足していると述べた。
・特に、ジェミニ1.5 Proのリリースと、長期的なコンテキスト理解におけるブレークスルーを強調した。
・また、生成型回答を含む新しい検索エクスペリエンスに伴うコストを管理できるという自信を表明。
・GoogleがAIを活用した検索に対して課金することを検討しているという報道があった。
 
◽️主な進捗
・ジェミニ1.5 Proのリリース 2月にリリースされたジェミニ1.5 Proは、様々な点で大幅なパフォーマンス向上を実現。
特に、最長のコンテキストウィンドウを持つ大規模言語モデルにおける長期的なコンテキスト理解においてブレークスルーを達成。
 
・ジェミニアプリの進捗 ジェミニとジェミニアドバンストのAndroidとiOSアプリも順調に進捗しており、多くの開発者や企業に利用されている。
 
・その他のモデル開発 ジェミニ以外にも、GemmaオープンモデルやImagineビジュアルモデルなど、他の有用なモデルの開発も進めている。
 
◽️課題
GoogleはAIの画像生成機能を一時的に無効にすることになった。
2月にローンチされたジェミニの画像生成能力は、OpenAIのChatGPTやMicrosoftのCopilotと競合することを目的としていた。
しかし、Google自身も認めたように、ジェミニは「目標から外れている」と評価された。
 
今後の見通し AI倫理や競争環境など、克服すべき課題も依然として残されている。
◽️今後
・AI製品への投資拡大 設備投資は年内さらに増加と予想
・Gemini AIモデルの進歩とインフラ投資増加
・主要な検索ページにAIの概要配備開始
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