日経平均は反発。前営業日比266.62円高(+0.72%)の37334.97円(出来高概算8億7000万株)で前場の取引を終えている。
週末の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は211.02ドル高(+0.56%)の37986.40ドル、ナスダックは319.49ポイント安(-2.05%)15282.01、S&P500は43.89ポイント安(-0.88%)の4967.23で取引を終了した。イスラエルの対イラン報復攻撃が限定された規模でイランも損害はないと主張するなど中東情勢の一段の緊迫化を警戒した売りが後退し、寄り付き後、上昇。ダウは安心感から買戻しが継続したほか主要企業決算への期待を受けた買いに、終日堅調に推移した。一方、ハイテクで利下げ期待を受けた買いが後退したほか、動画配信のネットフリックスの下落に押され、ナスダックは大幅下落。まちまちで終了した。
週末の中東情勢は小康状態となったことなどから、過度な警戒感が後退し、東京市場は反発で取引を開始した。全面高のなか、日経平均は反発でスタートし37500円台まで上昇したが、投資判断引き下げ観測などを背景に東京エレクトロン<8035>が大幅続落となったことで、一時前営業日比マイナス圏に入る場面も見られた。その後はプラス圏に戻したが、半導体株が重しとなりTOPIX優位の地合いとなった。
日経平均採用銘柄では、ネクソン<3659>が先週末の下落以上の大幅反発となったほか、関西電力<9503>、中部電力<9502>など電力株も強い。また、住友ファーマ<4506>、中外製薬<4519>、住友化学<4005>、オリンパス<7733>、セイコーエプソン<6724>も買われた。
一方、東京エレクトロンが弱いほか、ディスコ<6146>、ソシオネクスト<6526>、スクリーンHD<7735>、アドバンテスト<6857>、SUMCO<3436>など半導体株が前場総崩れとなった。このほか、ソフトバンクグループ<9984>、フジクラ<5803>も売り優勢。
セクター別では、電気・ガス業、海運業、空運業、証券・商品先物取引業、サービス業などが上昇した一方、鉱業のみ下落した。
東京エレクトロンが6日続落となっており、足元の日経平均の下押し要因となっている。3月25日に算出を開始した日経半導体株指数は先週末6.24%下落し10307.60ポイントまで下落。前場、引き続き半導体株が総崩れしていたことから、10000ポイントを割り込む公算は大きい。まだ、この指数に連動した金融商品は誕生していないことから参考程度の指数ではあるが、1月以降の東京市場をけん引していた業種のため、投資家マインドは悪化しそうだ。半導体株が下げ幅を縮小するような材料はとくに観測されていないことから、後場もTOPIX優位の地合いとなると考える。
日經平均指數反彈。遠期交易收於37334.97日元(預計成交量爲8.7億股),與前一個工作日相比增加了266.62日元(+ 0.72%)。
週末美國股市漲跌互現。道瓊斯平均指數收於37986.40美元,上漲211.02美元(+0.56%);納斯達克指數下跌319.49點(-2.05%),至15282.01點;標準普爾500指數收於4967.23點,跌幅43.89點(-0.88%)。對中東局勢進一步緊張持謹慎態度的銷售,例如伊朗辯稱以色列對伊朗的報復襲擊規模有限,撤退,然後在接近後上升。除了出於安全感而持續回購外,道瓊斯指數全天保持穩定,買入以回應對主要公司財務業績的預期。同時,由於高科技,原本預計將降低利率的購買量有所回落,由於發行視頻的Netflix的下跌,納斯達克指數急劇下跌。它以喜憂參半的局面結束。
由於週末中東局勢趨於平靜等,過度的謹慎情緒消退,東京市場因反彈而開始交易。在整體上漲中,日經平均指數開始反彈並升至37500日元水平,但由於東京電子<8035>在投資判斷減少觀測等背景下繼續大幅下跌,也出現了與前一個工作日相比暫時跌入負值區域的情況。之後,它回到了正值區域,但半導體股承壓,TOPIX佔據了優勢。
在日經平均指數採用的股票中,耐克森<3659>大幅反彈,高於上週末的跌幅,關西電力(9503)和中部電力(9502)等電力股也表現強勁。此外,還收購了住友製藥 <4506>、中外製藥 <4519>、住友化學 <4005>、奧林巴斯 <7733> 和精工愛普生 <6724>。
同時,除了東京電子疲軟外,DISCO <6146 >、Socionext <6526>、Screen HD <7735>、愛德萬測試 <6857>和SUMCO <3436>等半導體股已完全暴跌。此外,軟銀集團<9984>和藤倉<5803>也具有銷售優勢。
按行業劃分,雖然電力/天然氣行業、航運業、航空運輸業、證券/商品期貨交易行業、服務業等有所上升,但只有採礦業下降。
東京電子連續6天下跌,這是日經平均指數當前下跌的一個因素。3月25日開始計算的日經半導體股票指數上週末下跌6.24%,至10307.60點。由於半導體股票繼續在前線全面暴跌,因此跌破10,000點的可能性很大。由於尚未創建與該指數相關的金融產品,因此它是一個參考指數,但由於它自1月份以來一直是東京市場的領先行業,因此投資者情緒可能會惡化。由於尚未特別觀察到減少半導體庫存下跌的材料,因此我認爲後臺也將處於TOPIX具有優勢的地位。