北京時間20日、バンクオブアメリカのグローバルエコノミスト、クラウディオ・イリゴエン氏は、4月のインフレデータが良好であったにも関わらず、投資家たちは依然として2024年の連邦準備制度理事会(FRB)のミーティングで利下げが実施されることを期待しているが、これは期待外れに終わる可能性がある、と述べた。
クラウディオ・イリゴエン氏は、「現在、市場ではFRBが年内に利下げすると予想していますが、実際は期待外れに終わる可能性があります」と語った。
彼はさらに、「第1四半期のインフレ率が高すぎるため、一時的なデータではあるが、年率換算した結果、FRBの目標値よりも遥かに高くなる可能性があり、また、米経済は引き続き安定しており、サービス業の支出を含め、労働市場は引き締まったままであり、供給側にも懸念材料が見られ、さらに大統領選が控えていることもあり、投資家たちは失望する可能性がある」と付け加えた。