アップル(AAPL.US)は、2.5億ドル以上をかけて新加坡の宏茂橋工業団地を拡張する。
貿易緊張が高まる中、このテクノロジー大手はサプライチェーンの多様化を実現することを望んでいるため、2.5億ドル以上をかけて新加坡の宏茂橋工業団地を拡張すると明らかになった。
今年の後半に拡張工事が開始される予定であり、それによりアップルは、2022年に買収した2つの建物のアップグレードを実施する。これらの建物は、同社の現在のオフィスの近くにある。アップルのCEO、ティム・クック氏は声明で、「シンガポールは本当にユニークな場所であり、この活気あるクリエイター、学習者、夢見る人々のコミュニティとのつながりを築けたことを誇りに思っています」と述べている。
1981年、アップルはシンガポールに初めて工場を設立し、当時は72人の従業員がApple IIの生産に専念していた。その後、同社の現地の従業員数は3600人を超えた。
これまでの10年間、アップルは施設や最先端のラボに投資してきた。それには、2019年以降、同社のハードウェア技術センターのスペースを50%拡大させるなどが含まれる。
今週の月曜日、クック氏がベトナムを訪問した後、アップルはベトナムのサプライチェーンへの投資を増やすことを発表した。火曜日、クック氏はインドネシアの首都ジャカルタに到着し、ジョコ・ウィドド大統領と会談した後、「アップル社はインドネシアに製造工場を建設することを検討する」と述べた。
アップルは5月2日に第2四半期の業績を発表する予定である。アナリストらは、同社の売上高が906億ドル、epsが1.51ドルであると予測している。これは売上高が前年同期比で4.47%減少することを意味する。