金吾財訊 | 交銀国際は、恒安国際(01044)が2023年に売上高が前年比5.1%増、コアビジネスが前年比8.0%増、親会社株主に帰属する当期純利益が前年比45.5%増になることを指摘するリサーチレポートを発表した。2023年の業績は予想に沿うものとしており、後半期の利益率改善は著しい。
2024年については、生理用品のビジネスは全年を通じて2023年を上回ると予想される。木材パルプの価格が大幅に下がったとしても、激化する市場競争が平均価格に圧力をかけることに加え、高いベースとなる効果を重ね合わせ、同社は今年上半期にマーケティング費用を増やすことで、ボックスティシュのビジネスが低一桁の前年比成長を実現すると予想している。
高級製品ラインナップの良好なパフォーマンスと原材料費の下落に基づき、同行は利益率の改善に楽観的な見通しを持っている。ただし、現在の高級製品がティシュー事業に対する貢献が小さいため、競合が激化するとティシュー事業の成長が鈍化する可能性がある。同行は、当社のEPSと目標株価を33.85香港ドル(旧37.6香港ドル)に引き下げ、2024-2025年の市価益率を11.0倍(旧12.5倍2024年の市価益率)とし、1.0倍PEGを想定している。