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Reuters ·  05/03 09:45

5月3日(ロイター)-連邦準備制度理事会のミシェル・ボウマン理事は、基本的な政策金利を現在の水準に維持しながら、インフレーションが引き続き低下するはずであると述べた。同時に、インフレーションの進展が頭打ちになったり逆転した場合は、政策金利を引き上げる意思があることを再確認した。

「私の基本的な見方は、政策金利を一定に保ってインフレーションがさらに低下するというものですが、私は依然として私の見通しに影響を与えるいくつかのインフレリスクを見ています」とボウマン氏はフロリダ州キー・ビスケーンでの銀行会議のためのスピーチの準備済みの発言で述べた。

「現在の金融政策の姿勢は制限的なレベルにあるようですが、インフレーションに関する進捗状況が停滞したり逆転したりした場合には、将来の会議で連邦ファンド金利を引き上げる意思があります」とボウマン氏は付け加えた。

ボウマン氏はスピーチで、インフレーションが連邦準備制度の2%の目標に戻ることを防ぐことができる要因をいくつか挙げ、一定期間にわたりインフレーションが高止まりすることを明確にした。

それらには、サプライチェーンの回復など、供給側の改善の不足、低いエネルギー価格、増加した移民などが含まれます。これらすべてがインフレーションに対する下方圧力を助けた。

さらに、ボウマン氏は、海外紛争からの影響や金融環境の緩和のリスクなどを引用し、インフレーションが再加速する可能性があると警告した。

さらに、強まる予想通りの住宅インフレーションの持続性に焦点を当てるFed関係者の中、ボウマン氏は、住宅需要が目標値まで落ち着くことを期待する中で、潜在的な新たなリスクを提唱した。

「現在の手頃な住宅在庫がない状況の中、一部の地理的エリアへの新しい移民の流入が家賃に上昇の圧力を与える可能性があります。さらに住宅供給が実現するまで時間がかかるためです」とボウマン氏は述べた。


(報告者:リンジー・ダンスミア、編集者:ポール・シマオ)

((リンゼー・ダンスミアー@トムソンロイター.com;+1 646 384 8221;))

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