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PPIのまとめ

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概要

米労働省が2024年5月14日に発表した4月の卸売物価指数(PPI、最終需要向け財・サービス)は、前月比で0.5%上昇し、市場予想の0.3%を上回る結果となりました。
この上昇は、サービスと財の価格が大幅に上昇したことによるもので、第2四半期に入りインフレが高止まりしていることが示されました。
なお、3月のPPIは0.2%上昇から0.1%下落に下方改定されました。

年間および月間のPPI上昇率

前年同月比では、PPIは2.2%上昇し、市場予想と一致。
3月の前年同月比上昇率は1.8%。
このPPIの発表を受け、米連邦準備理事会(FRB)が9月に利下げを行う確率は、発表前の64%から60%に低下。

サービスと財の価格動向

サービス価格
サービス価格は0.6%上昇し、2023年7月以来の大幅な伸びを記録。
この上昇はPPI全体の伸びの約4分の3を占めた。3月は0.1%下落。

貿易・運輸・倉庫業を除くサービス価格は0.6%上昇し、サービス価格の上昇の7割を占めた。

特に、ポートフォリオ管理費が3.9%上昇し、3月の0.6%上昇から大きく増加。

宿泊費は2.4%上昇し、3月の1.4%下落から反転。

陸上貨物輸送費も上昇しましたが、航空運賃は3.8%下落。
健康・医療保険費は3月と同様に0.2%上昇。
卸売業者や小売業者が受け取るマージン(利ざや)の尺度である最終需要貿易サービスは0.8%上昇したが、運輸・倉庫業のサービス価格は0.6%下落。

財価格
財価格は0.4%上昇し、3月の0.2%下落から回復。
特にエネルギー製品の価格が2.0%上昇したことが寄与。
一方、食品価格は0.7%下落。
変動が大きい食品とエネルギーを除いた財のコア指数は0.3%上昇し、3月の横ばいから改善。
食品とエネルギー、貿易サービス部門を除いたコア指数は0.4%上昇し、3月の0.2%上昇から増加。
前年同月比では3.1%上昇し、2023年4月以来の大幅な伸びを記録。3月の上昇率は2.8%。

まとめ
生産コストの上昇が財やサービスのインフレに波及する。
4月のPPIの上昇は予想を上回り、インフレが高止まりしていることを示している。
特にサービス価格の上昇が顕著であり、これは生産コストの上昇が消費者に直接影響を与える可能性がある
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