エヌビディアがけん引、単一銘柄ETFに資金殺到

スリルを求める投資家は、単一銘柄ETF（上場投資信託）に目を向けている。これは借り入れ資金もしくはデリバティブ（金融派生商品）契約を利用して一つの銘柄のリターンを増幅させることを目指す、比較的新しい金融商品だ。

例を挙げると、米画像処理半導体大手エヌビディア (NVDA.US)株の年初来80％の上昇に満足していない投資家は、エヌビディア株の日々のリターンを2倍にすることを目指す「T-REX 2X LONG NVIDIA DAILY TARGET ETF (NVDX.US)」に投資できる。大半の大手証券会社の口座を通じて入手できるこのETFは、年初来で191％上昇している。米電気自動車（EV）大手テスラ (TSLA.US)や暗号資産（仮想通貨）交換業者コインベース グローバル A (COIN.US)といった値動きの大きい銘柄にレバレッジ型あるいはインバース（逆張り）型の投資が可能な同様のETFもある。