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新興国株バリュエーション、利益悪化の見通し示唆-08年金融危機以来

(ブルームバーグ): 新興国市場の投資家にとって、改善に向かう前に状況が大いに悪化しようとしているとの見通しが株式バリュエーションのシグナルから読み取れる。
新興国株の指標、MSCI新興市場指数の過去12カ月の企業利益に基づく実績株価収益率(PER)は、向こう12カ月の利益見通しに基づく予想PERを下回った。企業利益が今より速いペースで今後減少するとアナリストが見込んでいる様子がうかがえる。
ジェムコープ・キャピタル・マネジメントのチーフエコノミスト、サイモン・キハノエバンス氏は「これは恐らくわれわれが転換点に差し掛かっている表れだ。リセッション(景気後退)不安が投資家をますます懸念させるタイミングで、利回りが急上昇する状況を反映している。新興国市場の企業利益見通しが再び増加に転じるには、米連邦準備制度のタカ派姿勢が和らぎ、ドル相場が落ち着く必要がある」と分析した。
PERの分母である企業利益の増加が見込まれるため、予想PERは多くの場合、実績PERを下回る。
PERについて今回のような現象が起きたのは、世界的金融危機が発生した直後の2008年10月以来だ。その後09年3月から11年5月にかけ150%を上回る回復局面となった。
未来アセット・グローバル・インベストメンツのポートフォリオマネジャー、マルコム・ドーソン氏は、08年当時は資源・エネルギー株が指数全体に占める割合が約30%だったのに対し、現在は14%近くだと指摘。新興国市場は多様化が進み、「金利政策変更の場合に恩恵を受けるより有利な立場にある」との認識を示した。
作者:Bloomberg
最終更新:10/31(月) 14:53
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