ドイツの化学大手バイエルが第1四半期の業績を発表しました。四半期純利益は前年同期比 8% 減の200億ユーロ、四半期の1株当たり利益は2.04ユーロでした。四半期売上高は前年同期比 4% 減の1377.5億ユーロでした。四半期調整後EBITDAは前年同期比 1% 減の441.2億ユーロで、市場予想の415億ユーロを上回りました。
同社は、為替レートのマイナスの影響を理由に、通年の利益見通しを引き下げました。3月末の為替レートでは、同社は通年の調整後EBITDAが1,020億ユーロから1,080億ユーロ、昨年は1,040億ユーロから1,100億ユーロになると予想しています。
同社によれば、製薬部門は成長と収益性が向上した一方で、アグリサイエンス部門は困難な市場で勝利を収めているとのことです。製薬部門の四半期調整後EBITDAは前年同期比8%増の119.4億ユーロで、農業科学部門の四半期調整後EBITDAは前年比13%減の284.9億ユーロでした。