$テスラ (TSLA.US)$が引け後に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益と売上高が予想を上回り、今年中に約180万台を生産するという2023年の目標を維持と発表した。23年4〜6月期の売上高は47%増の249億ドルだった。一方、粗利益率は予想を下回り、18.2%だった。2022年第2四半期は25%だった。
決算受け時間外で4%下落した。
イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が、工場設備のアップグレードが必要なため、今四半期の生産量は「若干」減少すると投資家に警告し、株価の下落は加速した。
イーロン・マスク氏は今年に入り、需要鈍化の兆候が確認される中で一連の値下げを実施すると同時に、世界各地の工場で生産拡大にも注力。7-9月期中には電動ピックアップ「サイバートラック」の販売開始を目指す。
同社は自動運転のソフトウェア開発と数年ぶりの新製品であるサイバートラックの開発に資金を投入しているため、特に利益が厳しく注目されているが、同社は声明で「製造と営業のコスト削減のためのイノベーションを引き続き実行する一方、時間の経過とともに、ハードウェア関連の利益は人工知能(AI)、ソフトウェア、およびフリートベースの利益拡大の加速を伴うと予想している」と述べた。