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AI Boom To Drive Billions In Data Center Investments In APAC: Report

人工知能ブームにより、APAC地域でデータセンターに数十億ドルの投資が行われる見込み:レポート

Benzinga ·  05/08 04:06

人工知能のブームが続くことにより、アジア太平洋地域におけるデータセンター投資が急増することが予想されており、合併や買収、投資総額は数十億ドルに達する見通しです。

グローバルなプライベートエクイティ投資家や資産運用会社が、アジア太平洋地域におけるデータセンター関連のM&Aおよび投資の波に備えています。ロイターが水曜日に報じたところによると、人工知能の急増によるデジタルインフラ需要の増加が、このトレンドの主要な原動力です。

日本を含むアジア太平洋地域は、M&A活動の観点から見てグローバルなデータセンター市場を牽引しており、今年の総額は8.4047億ドルであり、グローバル全体の半分以上を占めています。2023年には、地域のデータセンターの合意総額が史上最高の34.5億ドルに達し、今年はいくつかの大規模なトランザクションが予定され、この数字が上回る見通しです。

Blackstone Incやその他の金融スポンサーは、オーストラリアとその広域地域に11か所のハイパースケールデータセンターを運営するAirTrunkを買収することを検討していると報じられています。ディールに近い関係者がロイターにこの情報を明らかにしました。

AirTrunkのオーナーであるMacquarie Groupとカナダの公共部門年金投資基金は、ビジネスを最大150億豪ドル(98億ドル)と評価しようとしており、これにより、今年のアジア最大のデータセンタートランザクションとなる可能性があります。

「人工知能革命は、高品質のデータセンター容量の需要を前例のないレベルに押し上げています。アジア太平洋地域における新しい容量の数は、3〜5年以内に建設される必要があるもので、数え切れないほどです。私の期待によると、データセンター市場におけるディールフローは2024年に激化するでしょう。」と言うCadenceアドバイザリーのマネージングディレクター、ガレン・クローニン氏は述べています。

アジアにおけるデータセンター投資の急増は、米国や欧州で見られたトレンドに沿ったものであり、マイクロソフト、アマゾン・ドット・コム、アルファベット、メタ・プラットフォームズなどのテックジャイアントが、人工知能能力を急速に拡大していることが背景にあります。

最近、マイクロソフトが2.2億ドルをマレーシアに投資して、アジア全域でクラウドおよび人工知能サービスを拡大することを発表しました。これは、テックジャイアントがアジアで人工知能に大きく注力するトレンドの一環であり、マイクロソフトは、あわせてインドネシアで4年間で1.7億ドルをクラウドサービスと人工知能に投資することを約束しています。

米中の技術戦争がエスカレートする中、マレーシアは半導体製造の重要な拠点として浮上し、主要なグローバルプレイヤーを引き付けています。これにより、地域のテックインフラは一層強化され、グローバルテック業界の重要なプレイヤーとして位置付けられています。

Shutterstockからの画像

これらの内容は、情報提供及び投資家教育のためのものであり、いかなる個別株や投資方法を推奨するものではありません。 更に詳しい情報
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