中金証券は、香港証券取引所（00388）の「業界に勝る」格付けを維持し、利率環境の変化と市場の動揺を考慮して、今年の利益予測を5％引き下げ、122億元、来年の利益を4％引き下げ、134億元とした。市場のムードの変動で、目標株価を14％引き下げて310香港ドルにした。香港証券取引所は、4月24日に第1四半期の業績を公表する予定である。同行は、収益が前年同期比で7％下落して517億元になると予想しており、投資収益を除いた主要手数料収入は、前年同期比で4％下落して384億元、利益は前年同期比で15％減の28.9億元になると見込まれている。
同行は、現物取引がわずかに改善し、派生商品や商品取引の活発度が高まることから、香港証券取引所の主要手数料収入が安定すると指摘している。現物側では、第1四半期に香港株が安定傾向にあり、活発度が季節的に改善し、日均取引金額は前年同期比で22％減少して994億元となり、南向きの日均取引金額は前年同期比で17％減少して310億元で、香港株の15.6％を占め、北向きの日均取引金額は前年同期比で37％増加して1,330億元で、A株の8％を占めている。派生商品の活発度は引き続き高まり、株式指数先物やオプションの日均取引金額は前年同期比で14％増、商品のLMEの日均取引金額は31％増の69.6万枚に増加した。第1四半期には、12社のIPOが実施され、資金調達額は46億元で、31％減少した。