■業績動向
3. 経営指標
メディアシーク<4824>は、経営指標として「コーポレートDX」におけるセグメント利益率、「画像解析・AI」における「アイコニット」のダウンロード数、「ライフスタイルDX」における「マイクラス」の顧客数・利用料の3つの指標をあげている。
(1) 「コーポレートDX」におけるセグメント利益率
2023年7月期第2四半期の売上高は155百万円であり、続く2024年7月期第2四半期には162百万円と、わずかながら増加している。注目すべきは利益の伸びで、同期間に60百万円から76百万円へと大幅に増加し、利益率も39.0%から47.0%へと良好に推移しており、収益性がさらに向上している。利益率の大幅な上昇については、地方在住のフリーランスプログラマーへの業務委託、営業の強化、社内の品質・工程管理体制の継続的な見直しなどの経営戦略が功を奏していると見られる。
(2) 「画像解析・AI」における「アイコニット」のダウンロード数
「アイコニット」のダウンロード数は、2019年7月期の3,000万に到達以降も毎年順調に増えており、2024年4月には3,600万ダウンロードに達した。連続した増加は、アプリの市場における強い存在感と、ユーザー基盤の拡大を反映している。ただし、2024年7月期第2四半期にかけては数値が横ばいのため、今後の成長戦略として、新たに法人向けのマーケティング施策や機能改善を模索している。
(3) 「ライフスタイルDX」における「マイクラス」の顧客数・利用料
「マイクラス」に関して、固定月額利用料は2021年7月期の570千円から2024年7月期第2四半期には776千円へと増加しており、収益が明らかに向上している。導入拠点数についても195件から310件へと増加し、顧客基盤の拡大が見られる。2023年7月期には大手カルチャースクール2社の導入があった一方で、メインターゲットであるカルチャーセンター業界の再編等によりマイクラス顧客数自体にはそれほど大きな変動はなく、2021年7月期に36社、2024年7月期第2四半期には37社と安定している。固定月額利用料の増加要因は、新規顧客の獲得と既存顧客からの収益増によるものと考えられる。サービスの収益性と市場浸透の向上が見られるも、マイクラス顧客数の成長は限定的であるため、市場拡大戦略において新たなアプローチを探る必要がある。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 中山博詞)
■业绩趋势
3.管理指标
Media Seek(4824)列举了三个指标作为管理指标:“企业数字化转型” 的细分市场利润率、“图像分析/人工智能” 中 “Iconit” 的下载量以及 “生活方式DX” 中的 “我的课堂” 客户数量和使用费。
(1) “企业数字化转型” 分部利润率
截至2023/7财年第二季度的销售额为1.55亿日元,在随后的2024/7财年第二季度略有增长1.62亿日元。值得注意的是利润的增长,同期从6000万日元大幅增加到7,600万日元,利润率也从39.0%保持良好至47.0%,进一步提高了盈利能力。关于利润率的急剧增加,诸如将业务外包给生活在农村地区的自由程序员、加强销售以及持续审查内部质量/过程控制系统等管理策略似乎已经取得了回报。
(2) 在 “图像分析/人工智能” 中下载 “Iconit”
自2019/7财年达到3000万次以来,“Iconit” 的下载量每年都在稳步增长,在2024/4财年达到3,600万次下载。持续增长反映了应用程序市场的强大影响力和用户群的扩大。但是,由于这些数字在2024/7财年第二季度保持平稳,他们正在为企业寻找新的营销措施和功能改善作为未来的增长战略。
(3) “Lifestyle DX” 中 “我的课堂” 的客户数量和使用费
关于 “我的课堂”,每月固定使用费已从2021/7财年的57万日元增加到2024/7财年第二季度的77.6万日元,收入也明显改善。介绍网站的数量也从195个增加到310个,可以看到客户群的扩大。虽然在2023/7财年引入了两所主要文化学校,但由于文化中心行业的重组等,My Class的客户数量本身没有显著变化,这是主要目标,2021/7财年稳定在36家公司,在2024/7财年第二季度稳定在37家公司。每月固定使用费增加的原因被认为是由于获得新客户和增加现有客户的收入。尽管服务盈利能力和市场渗透率有所提高,但My Class客户数量的增长有限,因此有必要探索市场扩张战略的新方法。
(由FISCO客座分析师中山宏撰写)