タイトル：世界の住宅価格は史上最速で上昇しています
新たに発表された米国成屋販売データによると米国の既存家屋の中央値価格は24%高騰し、記録的な36.33万ドルに達した。統計によると、このデータは年初から上昇傾向にあり、不動産市場がバブルに陥ったもう一つの力証となっている。
米国全国不動産業者協会(NAR)チーフエコノミストのLawrence Yun氏はコメントした在庫が逼迫しているため、住宅価格の中央値が下がる可能性はあまりないが、年末までに住宅価格の上昇幅が遅くなる可能性があると予想している。
ゴールドマン·サックス米銀などの大手行の最近の報告は、“米国不動産市場が再び巨大なバブルに陥った”という憶測に反論しようとしている。しかし、米国のビル市がバブルの泥沼に陥っているだけでなく、世界全体が巨大な不動産バブルに陥っていることが証明されている。
カナダモントリオール銀行(BMO)アナリストのDoug Porter氏は、世界の実際の住宅価格は45年を記録して以来、最も速いペースで上昇していると指摘した。ダラス連銀がまとめたデータによると、現在世界の住宅価格は前年比6%以上上昇し、2005年と1989年のピークを超えている。
BMOが提供するデータは，G 7グループや韓国，イスラエル，南アフリカ，ニュージーランド，スロベニアなどの異なる国を含む24カ国をカバーしている。データは各国のGDPで重み付けされているため、米国が最大の重みを占めている。
米国の最新データ発表前、カナダの住宅価格のバブルが最も大きく、実際の住宅価格の前年比上昇幅は20%を超えた。しかし現在、米国は23.4%の上昇幅で世界をリードしている。
しかしPorterは、カナダは“不動産バブル1位”の肩書きを再獲得する可能性が高いと述べている。現在、カナダの住宅担保ローンの増加が加速しており、5月の前年比成長率は8.3%で、2010年以来の最高水準となっていると指摘した。過去30年間の最も速い増加率は2007年の14%であったが、現在カナダの最近3ヶ月の増幅は年率に換算して12%に近づいている。
カナダの住宅価格がこのペースで引き続き高くなり、販売が強く維持されれば、2007年の一里塚は破られるかもしれない。
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