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トレールストップ(成行)とは?

トレールストップ(成行)注文はお客さまが指定したトレール金額、トレール%を元に、システムが自動的に相場変動に応じ、トリガー価格を修正する注文方法です。市場価格がお客さまが指定した株価(注文条件)に達したときに、決済注文が発注されます。 トレールストップ注文は特定の執行価格を保証するものではなく、希望価格から大きく離れた価格で執行される場合があります。
トレールストップ注文は「高く買い、安く売る」ルールに従って発注され、トレール金額/トレール%が0以上になる必要があります。

1. 具体例

1.1 買い方向

時価$10の時にトレールパーセント50%の買いトレールストップ(成行)注文を出したとします。トリガー価格初値は$15になります。時価が下がるとトリガー価格は下がり、時価が上がるとトリガー価格は変わりません。時価がトリガー価格以上に達すると、買いの成行注文が執行されます。
発注後、トリガー前に時価が$8まで下落し、それ以降も下がらない場合、ストップロスのトリガー価格は$12に更新されます(8+8*50%)。時価が$12以上に達すると、この注文は自動的に成行注文として取引所に発注されます。(約定価格の保証なし)。

1.2 売り方向

時価$20の時にトレール金額$5の売りトレールストップ(成行)注文を出したとします。トリガー価格初期値は$15になります。時価が上がるとトリガー価格は上がり、時価が下がるとトリガー価格は変わりません。時価がトリガー価格以下に達すると、売りの成行注文が執行されます。
発注後、トリガー前に時価が$30まで上昇し、それ以降も上がらない場合、ストップロスのトリガー価格は$25に更新されます(20+5)。時価が$25以下に達すると、この注文は自動的に成行注文として取引所に発注されます(約定価格の保証なし)。

 

2. 取引時間帯

いつでも発注可能

 

3. 有効期限

注文の有効期間を設定でき、有効期間内に約定していない注文は、システムよりキャンセルされます。
注文執行中にリスク管理または他の原因で注文が失敗した場合、注文ステータスは「発注失敗」となり、注文はシステムによりキャンセルされます。

 

4. トリガー時間

設定した取引時間内のみ有効です。
設定した取引有効期間内にトリガー条件に達した場合、トリガー発動され、注文が発注されます。
設定した取引有効期間外にトリガー条件に達した場合、トリガーは発動されません。有効期間内に入ると、再度トリガー条件の判断が行われます。

 

5. トリガー価格の算出法

5.1 買い方向

  • トレール金額方式

トリガー価格初値=時価+トレール金額
トリガー価格=発注後トリガー前の時価の最安値+トレール金額

  • トレール%方式

トリガー価格初値=時価*(1+トレール%)
トリガー価格=発注後トリガー前の時価の最安値*(1+トレール%)

5.2 売り方向

  • トレール金額方式

トリガー価格初期値=時価 - トレール金額
トリガー価格=発注後トリガー前の時価の最高値 - トレール金額

  • トレール%方式

トリガー価格初期値=時価*(1 - トレール%)
トリガー価格=発注後トリガー前の時価の最高値*(1 - トレール%)

 

6. 説明と注意事項

6.1 トリガー価格に到達した時点で注文が成立する保証はありません。 買付余力不足、建玉不足等の場合、トリガー価格に達しても注文は無効となります。
6.2 注文がトリガーされても、その注文が約定する保証はありません。トレールストップ注文は、トリガー価格に達したことをシステムが検知した後に発注する成行注文です。トリガー後にの処理ロジックは、通常の注文と同じであり、有効期限を過ぎた時点で自動的にキャンセルされます。
6.3 トリガー発動後は、約定しなくてもトリガー条件は再び有効になりませんので、必要に応じて新たに注文を発注してください。
6.4 トリガー発動されると、システムより成行注文の発注が行われます。 ただし、お客様による注文管理を容易にするため、トリガー発動された注文の送信状況とデータは、元の注文の履歴に表示されます。
6.5 注文がトリガーされると、最大買付可能額に基づいて注文を発注するかどうかが計算されます。場合によっては信用余力を利用することもあります。
6.6 注文は建玉決済のみ対応します。 注文数量がトリガー設定時の建玉より多い場合、注文は執行されません。
6.7 トレールストップ注文(成行)は、立会時間内のみトリガーされます。
6.8 条件付き注文は、当社独自開発した機能で、特定の取引所が提供するプレミアム注文の種類とは関係がありません。 具体的な注文方法については、該当する注文説明ページをご参照ください。
6.9 システムは、市場価格の監視基準として特定の市場データソースを使用します。例えば、米国の株式市場は、価格監視のためのUTP市場に基づいて、Basicのパフォーマンスは、UTP市場と異なる場合があります、特定のトリガー発動状況をご参照ください。