注文方法
指定した価格、あるいは、より有利な価格で買い/売ります。

事前に価格を指定せず、市場価格で買い/売ります。

逆指値(指値)は、通常の指値注文とは反対に、指定した価格まで株価が上昇したら買い、下落したら売る注文方法です。注文には指値注文を使うので、トリガー価格(注文が発動する価格)と価格(実際に注文を執行する指値の価格)を指定する必要があります。
T社の株式を逆指値(指値)注文で買う場合、トリガー価格と価格を指定する必要があります。トリガー価格を2,520円、価格を2,500円と仮定すると、株価がトリガー価格に達することで注文が発動し、指定した価格以下で約定する場合に買い注文を執行します。

T社の株式を逆指値(指値)注文で売る場合、トリガー価格と価格を指定する必要があります。トリガー価格を2,480円、価格を2,500円と仮定すると、株価がトリガー価格に達することで注文が発動し、指定した価格以上で約定する場合に売り注文を執行します。

※トリガー価格と指値価格は同じ価格に設定することも可能ですが、一般的には指値価格とトリガー価格を異なる価格に設定します。同じ価格に設定すると、トリガー価格到達時点で市場の板状況により注文が成立しない可能性があります。またトリガー価格と逆指値の価格が近すぎても、注文が実行されない可能性があるため注意しましょう。
逆指値(成行)は、通常の指値注文とは異なり、指定したトリガー価格に株価が到達した場合に成行注文が発動します。
トリガー価格よりも株価が上昇した場合に買う、または下落した場合に売ります。成行注文を利用するため、トリガー価格を設定するだけで注文が執行されますが、約定価格は市場の状況に左右される点に注意が必要です。
T社の株式を逆指値(成行)注文で買う場合、トリガー価格を2,500円に指定するとします。この場合、株価がトリガー価格(2,500円)以上になった時点で、成行注文が発動し、即座に市場価格で約定します。

T社の株式を逆指値(成行)注文で売る場合、トリガー価格を2,500円に指定するとします。この場合、株価がトリガー価格(2,500円)以下になった時点で、成行注文が発動し、即座に市場価格で約定します。

トリガー(指値)は、株価が指定したトリガー価格に達した際に、指値注文が発動します。
トリガー価格を下回ったときに買い注文が発動し、上回ったときに売り注文が発動します。注文には指値注文を使うので、トリガー価格(注文が発動する価格)と価格(実際に注文を執行する指値の価格)を指定する必要があります。
T社の株式をトリガー(指値)注文で買う場合、トリガー価格を2,550円、価格を2,500円に指定するとします。この場合は、株価がトリガー価格(2,550円)に達した時点で、指値注文が発動します。その後、株価が指値価格(2,500円)以下で約定する場合に買い注文が執行されます。トリガー価格と指値価格が乖離しすぎていると、注文が実行されない可能性があるため注意しましょう。

T社の株式をトリガー(指値)注文で売る場合、トリガー価格を2,450円、価格を2,500円に指定するとします。この場合は、株価がトリガー価格(2,450円)に達した時点で、指値注文が発動します。その後、株価が指値価格(2,500円)以上で約定する場合に買い注文が執行されます。トリガー価格と指値価格が乖離しすぎていると、注文が実行されない可能性があるため注意しましょう。

トリガー(成行)は、株価が指定したトリガー価格に達した際に成行注文を発動します。
トリガー価格を下回ったときに買い注文が発動し、上回ったときに売り注文が発動します。成行注文を利用するため、トリガー価格だけを指定すれば注文が発動します。ただし、成行注文では市場の状況によって約定価格がトリガー価格から大きく乖離する可能性があるため、注意が必要です。
T社の株式をトリガー(成行)注文で買う場合、トリガー価格を2,500円に指定するとします。この場合、株価がトリガー価格(2,500円)以下となった時点で、成行注文が発動し、即座に市場価格で約定します。

T社の株式をトリガー(成行)注文で売る場合、トリガー価格を2,500円に指定するとします。この場合、株価がトリガー価格(2,500円)以上となった時点で、成行注文が発動し、即座に市場価格で約定します。

トレールストップ(指値)は、株価がピーク(またはボトム)から一定の値幅または比率だけ逆行した際に、指定した価格(指値)で決済する注文方法です。注文画面では、「トレール種類」を金額または比率から選択し、「トレール金額」または「トレール比率」と「指定価格差」を入力して指定します。
ストップ価格とは、トレールストップ注文において、現在の株価が指定した条件を満たした際に、注文を発動する基準となる価格です。トレールとは、指定した金額または比率を基準に、株価の動きに応じてストップ価格を自動で調整する仕組みを指します。

トレールストップ(指値)を使った買い注文では、株価が下落してストップ価格に達した際に指値注文を発動し、指定価格以下で買うことを目的とします。
市場価格が下がると、ストップ価格も下がります。
市場価格が上がっても、ストップ価格は変わりません。
注文価格 = (ストップ価格 + 指定価格差)
トレール金額を選択した場合の設定例
トレール種類:金額
トレール金額:100円
指定価格差:50円
注文時の株価:3,000円
初期ストップ価格:2,900円(3,000円 - 100円)
約定までの流れ
注文時:株価は3,000円。ストップ価格は2,900円(3,000円 - 100円)に設定されますが、まだ発動条件を満たしていません。
ストップ価格の更新:株価が下落するたびに、トレール金額(100円)分だけストップ価格が自動的に更新されます。株価が2,950円に下落すると、ストップ価格は2,850円に更新されます。
注文の発動:株価がストップ価格(例: 2,850円)に到達した時点で指値注文が発動され、注文価格2,900円(ストップ価格 2,850円 + 指定価格差 50円)以下という条件を満たす場合に約定となります。

トレール比率を選択した場合の設定例
トレール種類:比率
トレール比率:5%
指定価格差:50円
注文時の株価:3,000円
初期ストップ価格:2,850円(3,000円 × (1 - 5%))
約定までの流れ
注文時:注文時の株価は3,000円。ストップ価格は2,850円(3,000円 × (1 - 5%))に設定されますが、まだ発動条件を満たしていません。
ストップ価格の更新:株価が下落するたびに、ストップ価格もトレール比率に応じて自動的に更新されます。株価が2,950円に下落すると、ストップ価格は2,802.5円(2,950円 × (1 - 5%))に更新されます。
注文の発動:株価がストップ価格(例: 2,802.5円)に到達した時点で指値注文が発動され、注文価格2,852.5円( ストップ価格 2,802.5円 + 指定価格差 50円)以下条件を満たす場合に約定となります。

トレールストップ(指値)を使った売り注文では、株価が上昇してストップ価格に達した際に指値注文を発動し、指定価格以上で売ることを目的とします。
市場価格が上がると、ストップ価格も上がります。
市場価格が下がっても、ストップ価格は変わりません。
注文価格 = (ストップ価格 ー 指定価格差)
トレール金額を選択した場合の設定例
トレール種類:金額
トレール金額:100円
指定価格差:50円
注文時の株価:3,000円
初期ストップ価格:2,900円(3,000円 - 100円)
約定までの流れ
注文時:注文時の株価は 3,000円。ストップ価格は2,900円(3,000円 - 100円)に設定されますが、まだ発動条件を満たしていません。
ストップ価格の更新:株価が上昇するたびに、トレール金額(100円)分だけストップ価格が自動的に更新されます。株価が3,050円に上昇すると、ストップ価格は2,950円(3,050円 - 100円)に更新されます。
注文の発動:株価がストップ価格(例: 2,950円)に下落した時点で指値注文が発動され、注文価格2,900円(ストップ価格2,950円 - 指定価格差50円)以上いう条件を満たす場合に約定となります。

トレール比率を選択した場合の設定例
トレール種類:比率
トレール比率:5%
指定価格差:50円
注文時の株価:3,000円
初期ストップ価格:2,850円(3,000円 × (1 - 5%))
約定までの流れ
注文時:注文時の株価は 3,000円。ストップ価格は2,850円(3,000円 × (1 - 5%)) に設定されますが、まだ発動条件を満たしていません。
ストップ価格の更新:株価が上昇するたびに、ストップ価格もトレール比率に応じて自動的に更新されます。株価が3,150円に上昇すると、ストップ価格は2,992.5円(3,150円 × (1 - 5%))に更新されます。
注文の発動:株価がストップ価格(例: 2,992.5円)に下落した時点で指値注文が発動され、注文価格2,942.5円(ストップ価格2,992.5円 - 指定価格差50円)以上いう条件を満たす場合に約定となります。

トレールストップ(成行)は、株価が指定した値幅または比率だけ逆行した際に、成行で決済する注文方法です。この注文では、株価が動くたびにストップ価格が自動的に更新され、より有利な価格での決済を目指せます。
注文時には「トレール種類」として値幅または比率を選択し、トレール金額またはトレール比率を入力します。成行注文を使用するため、条件を満たした場合には注文が確実に執行されますが、値動きによっては指定条件よりも不利な価格で約定することがある点に注意が必要です。

トレールストップ(成行)を利用して買い注文を出す場合、設定した値幅または比率に基づいてストップ価格が更新され、株価が下落して条件を満たした際に成行で買付が執行されます。
市場価格が下がると、ストップ価格も下がります。
市場価格が上がっても、ストップ価格は変わりません。
市場価格がストップ価格に達すると、成行注文が発注されます。
トレール金額を選択した場合の設定例
トレール種類:金額
トレール金額:100円
注文時の株価:3,000円
初期ストップ価格: 2,900円(3,000円 - 100円)
約定までの流れ
注文時:初期ストップ価格は2,900円に設定されます。
ストップ価格の更新:株価が下落するたびに、トレール金額分だけストップ価格が自動的に更新されます。株価が2,950円に下落した場合、ストップ価格も2,850円(2,950円 - 100円)に更新されます。
注文の発動:株価が2,850円に達した時点で成行注文が発動し、即座に市場価格で約定します。

トレール比率を選択した場合の設定例
トレール種類:比率
トレール比率:5%
注文時の株価:3,000円
初期ストップ価格: 2,850円(3,000円 × (1 - 5%))
約定までの流れ
注文時:初期ストップ価格は2,850円に設定されます。
ストップ価格の更新:株価が下落するたびに、トレール比率分だけストップ価格が自動的に更新されます。株価が2,950円に下落した場合、ストップ価格は2,802.5円(2,950円 × (1 - 5%))に更新されます。
注文の発動:株価が2,802.5円に達した時点で成行注文が発動し、即座に市場価格で約定します。

トレールストップ(成行)を利用して売り注文を出す場合、設定した値幅または比率に基づいてストップ価格が更新されます。株価が上昇後に一定の条件を満たして下落した際に、成行で売却が執行されます。
市場価格が上がると、ストップ価格も上がります。
市場価格が下がっても、ストップ価格は変わりません。
市場価格がストップ価格に達すると、成行注文が発注されます。
トレール金額を選択した場合の設定例
トレール種類:金額
トレール金額:100円
注文時の株価:3,000円
初期ストップ価格:2,900円(3,000円 - 100円)
約定までの流れ
注文時:初期ストップ価格は2,900円に設定されます。
ストップ価格の更新:株価が上昇するたびに、トレール金額分だけストップ価格が自動的に更新されます。株価が3,050円に上昇すると、ストップ価格は2,950円(3,050円 - 100円)に更新されます。
注文の発動:株価が2,950円に達した時点で成行注文が発動し、即座に市場価格で約定します。

トレール比率を選択した場合の設定例
トレール種類:比率
トレール比率:5%
注文時の株価:3,000円
初期ストップ価格:2,850円(3,000円 × (1 - 5%))
約定までの流れ
注文時:初期ストップ価格は2,850円(3,000円 × (1 - 5%))に設定されます。
ストップ価格の更新:株価が上昇するたびに、トレール比率分だけストップ価格が自動的に更新されます。株価が3,100円に上昇すると、ストップ価格は2,945円(3,100円 × (1 - 5%))に更新されます。
注文の発動:株価がストップ価格(例:2,945円)に達した時点で成行注文が発動し、即座に市場価格で約定します。

トリガー回数設定とは、条件付き注文を出す際に、指定したトリガー価格と「その価格に達する回数」を設定できる機能です。この機能では、1分間のうちに指定したトリガー価格に達した回数が基準となります。
トリガー回数は1回から3回まで設定可能であり、1分間のうちに設定した回数、トリガー価格に到達した場合、1番最後の価格で発注します。注文の発注条件は、「指定したトリガー価格に、1分間のうちに設定した回数達すること」です。
条件付き注文には、逆指値注文(指値)、逆指値注文(成行)、トリガー(指値)、トレールストップ(指値)、トレールストップ(成行)注文があります。

トリガー回数設定活用シーン例
短期間での急激な価格変動時(いわゆる「フェイクの動き」)に、条件付き注文が不利な価格で実行されるのを防ぎます。フェイクの動きとは、一時的な大量注文や特定の市場要因によって引き起こされる価格の急上昇や急落を指します。こうした動きは短期間で収束する場合が多く、実際のトレンドとは異なるため、トリガー設定を活用することで意図しない発注を避けることができます。
デフォルトのトリガー回数は1回です。トリガー価格に1回到達した場合、ただちに発注されます。
出来高の少ない銘柄にトリガー回数を多く設定すると、注文が発注条件を満たさない可能性があります。
設定した条件の有効期間は、指定された取引期間内に限定されます。
システムは、指定された取引時間中、常にリアルタイムで相場を監視し、1分間のうちに設定した条件(価格と回数)を満たした場合に、ただちに注文は発注されます。
たとえば、注文画面の有効期限で3営業日を設定した場合、システムはその3営業日の取引時間中に条件を監視します。3営業日中の取引時間内のいずれかの1分間で発注条件を満たすタイミングがあれば、システムが自動的に発注を行います。
取引ページ(注文画面)の注文方法の右側にある「i:informationマーク」をタップすると、注文方法の説明を参照できます。

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