SWIRE PACIFIC について

スワイヤー・パシフィックは香港を拠点とするコングロマリットで、不動産、航空、飲料、貿易や産業セクターに事業エクスポージャーを持つ。スワイヤー・プロパティーズ社の株式の82%を保有する不動産部門が、全体の営業利益の半分以上を占めている。飲料部門に属するスワイヤー・ビバレッジ社は、中国本土に2社あるコカ・コーラ・ボトラーのうちの1社で、また、台湾、香港、タイ、ラオス、ベトナム、カンボジアのボトラーでもあり、さらに、米国中西部および西部でも事業を展開している。航空部門は、航空エンジニアリングのHAECOと45%の株式を保有するキャセイパシフィック航空からなる。2020年には、新たにヘルスケア産業へのベンシャー投資を開始した。2023年12月末現在、親会社であるJohn Swire & Sons グループがスワイヤー・パシフィックの株式の60%を保有しているが、デュアルクラス・シェア方式で発行された2種類の株式を保有していることから議決権ベースでは68%を保有していることになる。