AU Weekly Wrap | 5月の失業率が下落;Telix 医薬品の株価が予期しないナスダックのニュースで下落
今週の豪株式市場で起こったことと、来週の主要な経済データをチェックしてください。
【市場の声】豪株は反落、週間では1.7%安
14日のオーストラリア株式相場は反落。S&P/ASX200指数は前日比0.3%安の7724.3で引けた。コモディティー(国際商品)株の下げが続く中、週間では1.7%安と約2カ月ぶりの大幅な下落となった。
【市場の声】豪株は反発、失業率が低下
13日のオーストラリア株式相場は反発。S&P/ASX200指数は前日比0.4%高の7749.7で引けた。
EU、鳥インフルワクチン確保 4000万回分以上
欧州連合(EU)は、鳥インフルエンザのワクチンを製造する豪バイオ医薬品大手CSLに4000万回分以上の鳥インフルエンザワクチンを発注した。鳥インフルのヒトへの感染拡大を防止するため、EU加盟国は取り組みを強化している。 契約期間は4年間。CSLは加盟15カ国に66万5000回分のワクチンを供給する。必要に応じて、さらに4000万回分を追加できるオプションもついている。 EUの執行機関である欧州委員
【市場の声】豪株は反落、金鉱株が下落
連休明け11日のオーストラリア株式相場は反落。S&P/ASX200指数は前営業日比1.3%安の7755.4で引け、4月以来の大幅な下げとなった。コモディティー(国際商品)株と銀行株が売られた。
リオティント、豪アルミ製錬合弁会社の株式を追加取得
英豪系鉱業大手リオティントは、オーストラリアのグラッドストーンにあるアルミニウム製錬所を所有・運営する合弁会社ボイン・スメルターについて、三菱商事が保有する株式11.65%を取得することで合意したと発表した。これにより、リオティントの持ち株比率は73.5%に上昇するという。 金銭面の条件は明らかにされていない。手続きは今年下半期に完了する予定。 またリオティントは先ごろ、住友化学が保有するボイン・
【市場の声】豪鉄鉱石大手、6月の出荷は高水準に=マッコーリー
鉄鉱石の需要は軟化しているかもしれないが、マッコーリーは、オーストラリアの鉄鉱石大手による供給が6月は特に高水準になると予想している。BHPグループやフォーテスキューなどが2024年6月期の目標達成を目指しているためだという。 アナリストは、リオティント、BHP、フォーテスキューの出荷量の合計は4-6月期これまでのところ回復しており、5月の生産はフル稼働に近かったと述べた。
【市場の声】ストラタ保険市場、オーストラリアで成長へ=UBS
UBSのアナリストはリポートで、オーストラリアではストラタ保険(分譲集合住宅保険)市場が急速に成長する可能性が高いと述べた。政府の住宅政策の目標が、居住者が自身の不動産を所有するだけではなく、庭やエレベーターなどの共有財産の所有権も共有する住居にますます傾斜しているためだという。 ストラタ保険の総収入保険料(GWP)は現在約24億豪ドル(約2510億円)で、これはオーストラリアの損害保険業界の保険
AU Weekly Wrap | 月次インフレ率が加速; BHPが500億ドルのアングロ・アメリカン取引を放棄
今週の豪株式市場で起こったことと、来週の主要な経済データをチェックしてください。
【市場の声】豪株は3日続落、銀行・鉱業株が軟調
30日のオーストラリア株式相場は続落。S&P/ASX200指数は前日比0.5%安の7628.2で引けた。大手銀行株や鉱業株が軟調な中、3日続落となった。
【市場の声】BHP、アングロ・アメリカン買収断念は正しい判断
ウィルソン・アセット・マネジメントのポートフォリオマネジャーのマシュー・ハウプト氏はオーストラリアの資源大手BHPグループについて、約500億ドル(約7兆8500億円)での英同業アングロ・アメリカン買収を断念したのは正しい選択だと述べた。 同氏は、合意に至らなかったのは残念であり、両社の組み合わせは理にかなっているとしながらも、BHPの3回に及ぶ買収提案が失敗に終わり、その後アングロ・アメリカンが
【市場の声】豪サントス、LNG長期供給契約を増やすのは賢明=マッコーリー
オーストラリアの石油・ガス大手サントスが10年間にわたり北海道ガスに液化天然ガス(LNG)を供給する契約を結んだことについて、マッコーリーは前向きな評価をしている。 マッコーリーは「この契約によりサントスのスポットLNGへのエクスポージャーは、2027年から30年まで(世界的なLNG生産能力増強の影響を最も受けそうな時期)に、40%から35%に減少するとみている」と述べた。 また、サントスがこうし
【MW】アングロ・アメリカン、BHPの買収交渉延長要請を拒否
英鉱業大手アングロ・アメリカンは29日、同社の買収を目指す豪同業BHPグループに土壇場で求められた交渉期限の延長を拒否した。 BHPはこの日、期限切れの数時間前に延長を要請していた。 アングロ・アメリカンは先週、BHPの期限延長要請を受け入れた。だがこの日は、現地時間29日午後5時までとされている正式な買収案を提示する期限の延長を英国のM&A(合併・買収)自主規制機関のテイクオーバー・パネルに要請
豪BHP、英アングロ・アメリカン買収交渉の期限延長を要請
オーストラリアの鉱業大手BHPグループは29日、同業の英アングロ・アメリカンに対する買収提案を巡り、同日までとされていた新たな提案の期限の延長を求めた。 BHPは株式交換による買収案に加えて、提案の構造に関する懸念に答えるさまざまな措置を提案したと述べた。
【市場の声】中国のボーキサイト・アルミナ不足が世界市場を揺るがすか
モルガン・スタンレーのアナリストらは、中国の輸入ボーキサイトとアルミナへの依存度が高まっていると指摘した。世界のアルミナ市場は混乱に対して特に脆弱(ぜいじゃく)であり、価格が高騰する可能性があると考えている。 「市場の認識とは裏腹に、中国でボーキサイトとアルミナ(の供給)は逼迫(ひっぱく)している」と述べた。 中国のボーキサイト生産量は年初来で前年同期比20%減少しており、アルミナの生産量を圧迫し
錫が過去最高値から下落:牛市は終わりか?
シティは、長期的には、銅価格が上昇トレンドを続け、次の12〜18ヶ月以内に1トンあたり12000ドルに達する可能性があり、15000ドルにまで上昇する可能性があると予測しています。
【MW】リオティントはロンドン上場を廃止すべきとヘッジファンドが提言=報道
英豪系鉱業大手リオティントは株価を「40%近く」上昇させるために、ロンドン証券取引所(LSE)への上場を廃止しシドニーのオーストラリア証券取引所(ASX)を主たる上場取引所とするべきだと、アクティビスト(物言う株主)ヘッジファンドが語ったと報じられている。 フィナンシャル・タイムズ(FT)が報じたところによると、英パリサー・キャピタルは、リオティントの二元上場の構造が、全額株式交換方式での買収を追
リオティントに集団訴訟、パプアニューギニア鉱山巡り
パプアニューギニアの10年に及ぶ内戦の中心地となり、英豪系鉱業大手リオティントが2016年に売却した銅鉱山に関連し、同社に対する集団訴訟がパプアニューギニアの裁判所に提起された。 ブーゲンビル島に位置するパングナ銅鉱山は1989年、武装勢力により操業停止に追い込まれた。リオティントは約30年後に、銅鉱山を運営していたブーゲンビル・コッパーの保有権益(約54%)をパプアニューギニアとブーゲンビル島に
英アングロ・アメリカン、豪BHPの買収案を再び退ける
英資源大手アングロ・アメリカンは、オーストラリアの同業BHPに提示された392億4000万ポンド(約7兆8000億円)規模の買収案を退けた。 BHPはこのところアングロ・アメリカンに2回にわたり提案を拒否されたため、資源業界で過去最大の買収案件の成立を目指して条件を引き上げていた。
【市場の声】豪州の携帯電話業界、競争激化の可能性
モーガンズのアナリスト、ニック・ハリス氏は、豪州の携帯電話業界について、オーストラリアの通信大手テルストラがポストペイド(料金後納)プランの携帯電話契約でインフレに連動した値上げを撤廃したことで、再び価格による利用者獲得競争に戻る可能性があると指摘している。 同氏は顧客向けメモで、テルストラの動きは競争激化の前兆かもしれないと説明。あと数年は続くと考えていた合理的な価格設定の期間は終わる可能性があ