【市場の声】豪ジップ、米事業戦略が好調か
ジェフリーズのアナリスト、ロジャー・サミュエル氏はオーストラリアの決済サービス会社ジップについて、米国事業の戦略は利益を上げているようだと述べている。 米事業は加盟店や顧客の数を押し上げるには至っていないものの、4四半期連続で全体の業績のハイライトとなった。 国内部門の利益率が拡大していることも評価。ただ、長期にわたる金利上昇で利益率がさらに圧迫されるリスクもあるとみている。 また、万が一のため、
【市場の声】豪ジップ、既存顧客が取引額押し上げの原動力に=UBS
UBSのアナリストはリポートで、後払い(BNPL)サービスを手掛けるオーストラリアの決済サービス会社ジップについて、既存顧客は取引額を押し上げる最大の原動力になりそうだと述べた。 同社が電子機器や自動車など、より高額な商品に軸足を移し続けていることは、2026年6月期まで総取引額の年平均成長率を拡大し続けることができるという見方を裏付けているとした。 1-3月期(第3四半期)は米州のアクティブユー
【市場の声】豪ノンバンクの投資判断見直しは先送り 利下げ観測薄れ=シティ
シティのアナリストはリポートで、オーストラリアでは利下げ観測が薄れたことで、同国のノンバンクの投資判断見直しを先送りする可能性が高いと述べた。ノンバンクが歴史的に金利と強い相関関係があることが一因だという。 その結果、シティは同セクターについて中立的な見方をしているが、資金調達スプレッドが縮小し続ければ上振れリスクになり得るとみている。 現時点では、オーストラリアン・ファイナンス・グループ(AFG
【市場の声】オーストラリアの多角的金融会社は玉石混交=ジェフリーズ
ジェフリーズのアナリスト、サイモン・フィッツジェラルド氏とウィリアム・リチャードソン氏は、多角的金融サービス業務を手掛けるオーストラリア企業は引き続き玉石混交だと述べている。 AMPやチャレンジャーなどの金融系、ハブ24やネットウェルス・グループなどのテクノロジー系を含むこれらの企業は、異なるビジネスモデルと独自の収益エンジンを持っているという。 それでもジェフリーズは12月期の決算シーズンが予想
【市場の声】豪ジップ、UBSが強気の見方 米国での利用者増を評価
UBSは、オーストラリアの決済サービス会社ジップについて強気派に転じた。収益性の改善と米国のユーザーの伸びが寄与した。 UBSのアナリストのルーシー・ファン氏は、同社が過去2年間の顧客減少トレンドを反転させ、2023年7-12月期(上半期)に新規米国のユーザーを10万人獲得したことに驚きを示した。同氏は顧客向けリポートで、ジップが不良債権を目標範囲以下に抑えながらこれを実現したと指摘した。 同氏は
豪ジップ、23年7-12月期はEBITDAが黒字転換 29%増収
【シドニー】オーストラリアの決済サービス会社ジップが27日発表した2023年7-12月期(上半期)決算は、EBITDA(利払い・税引き・償却前利益)が3080万豪ドルとなり、前年同期の3320万豪ドルの赤字から黒字に転換した。 収入が前年同期比29%増の4億2300万豪ドルとなったことや、不良債権の発生を抑えたことが寄与した。 ファクトセットがまとめたEBITDAのアナリスト予想平均は2930万豪