【市場の声】豪ヒーリアスのコベナンツ、経営状況悪化を示唆か=MS
モルガン・スタンレーはオーストラリアの医療サービス会社ヒーリアスについて、短期ローンのコベナンツ(ローン契約の誓約条項)が強化されたことは経営状況の悪化を示唆している可能性があると述べた。 EBITDA(利払い・税引き・償却前利益)純負債倍率のコベナンツ4.5倍に基づくと、EBITDAとEBIT(利払い・税引き前利益)はいずれも予想を下回ることになるという。 モルガン・スタンレーは投資判断を「アン
【市場の声】豪ヒーリアスの目標達成に懐疑的=ジェフリーズ
オーストラリアの医療サービス会社ヒーリアスは、業績目標の達成に向けて2024年4-6月期(第4四半期)決算が好調になることを期待しているが、ジェフリーズは目標達成に懐疑的だ。 アナリストのデービッド・スタントン氏はリポートで、24年6月通期のEBIT(利払い・税引き前利益)は6700万豪ドル(約66億8500万円)ほどとなり、目標の7000万~8000万豪ドルを下回ると予想。「GP(総合診療医)の
【市場の声】豪ソニック、買収でスイス事業拡大も=モーガンズ
モーガンズのアナリスト、デレク・ジェリネック氏は、医療診断サービスなどを手掛けるオーストラリアのソニック・ヘルスケアについて、研究グループのドクター・リッシュを買収したことでスイスで提供する検査サービスの幅が広がり、患者向けサービスが拡大するだろうと述べている。 買収はグループ全体としては重要でないが、スイス部門の戦略的拡大であり、売上高を30%底上げするだろうという。 統合はソニックが既に持つ現
【市場の声】豪マイクロバ、ソニックとの提携で売上高増加か
ベル・ポッターのアナリスト、トーマス・ワキム氏はマイクロバイオーム企業の豪マイクロバ・ライフサイエンスについて、医療プロバイダーの豪ソニック・ヘルスケアとのパートナーシップを通じた消化管感染症検査の販売により、国内の売上高が増加するとみている。 ワキム氏は、ソニックがマイクロバ製診断薬「メタルパネル」の投入に相当な労力を費やし、研修や市場への投入を熱心に行っていると指摘。 「メタルパネル」は競合他
【市場の声】豪ヒーリアス、負債問題は画像部門売却で解決可能か
シティのアナリスト、マチュー・シュブリエ氏はオーストラリアの医療サービス会社ヒーリアスについて、目先の負債の問題は画像部門を売却することで解決できる可能性があると指摘している。 ヒーリアスはこのほど発表した戦略的見直しで画像部門の売却を決める公算が高いが、病理部門の一部売却もあり得るとシュブリエ氏は予想。鉱物探査用機器・サービスの豪イムデックスと比較した場合、ヒーリアスの画像部門の価値は5億250
豪ヒーリアス、資産・事業構造の戦略的見直し
【シドニー】オーストラリアの医療サービス会社ヒーリアスは資産と事業構造の戦略的見直しに着手した。株主価値の最大化を目指したものだという。 同社は5日、最高経営責任者(CEO)兼マネジング・ディレクター(MD)のマキシン・ジャケ氏が退任したと発表。後任にはテレビ部門幹部も務めたポール・アンダーソン最高財務責任者(CFO)が就いた。 新型コロナウイルス診断件数の増加を受け、同社株価は急騰したが、202
【市場の声】豪ソニック、24年通期利益のコンセンサス予想が下方修正か
RBCキャピタルマーケッツは、医療診断サービスなどを手掛けるオーストラリアのソニック・ヘルスケアについて、2024年6月期利益のコンセンサス予想は下方修正される可能性があると述べた。経営陣が、正味支払利息が増加し、実効税率がレンジの上限になるとの見通しを示したことを受けたもの。 23年7-12月期(上半期)の調整後純利益は2億0200万豪ドルで、RBCの予想(2億4600万豪ドル)とコンセンサス予
豪ソニック・ヘルスケア、23年7-12月期は47%減益
【シドニー】医療診断サービスなどを手掛けるオーストラリアのソニック・ヘルスケアが20日発表した2023年7-12月期(上半期)決算は47%の減益となった。PCR検査の需要が大幅に減少したことが響いた。ただ、最近の買収や基礎研究事業の回復がこれを一部補った。 純利益は2億0230万豪ドル(前年同期は3億8240万豪ドル)、EBITDA(利払い・税引き・償却前利益)は20%減の7億3670万豪ドルだっ
DJ-【市場の声】豪モナシュIVF、市場シェア拡大に期待
マッコーリーのアナリストらは不妊治療サービスを手掛ける豪モナシュIVFグループについて、最近実施した買収を考慮しなくても成長見通しは好感できるとし、投資判断を「アウトパフォーム」に据え置いた。その上で業界全体の取引量増加を理由に、今後3年間の利益予想を2%~3%引き上げている。 アナリストらはモナシュが市場シェア拡大に向けいい位置につけていると述べる一方、西オーストラリア州でクリニックなどを買収し
DJ-【市場の声】豪モナシュ、市場シェア拡大できるか
マッコーリーのアナリストらは、不妊治療サービスを手掛ける豪モナシュIVFグループについて、構造的な追い風が吹いている対外受精(IVF)市場でシェアを拡大できそうだとみている。 オーストラリアの州医療システムで11月に記録された体外受精の治療件数は前年同月比17%増加し、過去2番目に多い水準だったことを指摘した。 買収や専門家の採用が奏功し、2024年6月期にはシェアが140ベーシスポイント拡大する
2023年ASXの犬とダーリング(および2024年の投資先)
【市場の声】豪株、横ばいで始まる見通し
16日のオーストラリア株式相場は横ばいで始まる見通しだ。S&P/ASX200指数先物はほぼ変わらずとなっている。この日の取引時間中に予定されている10月の失業率の発表を前に不透明感が漂っている。
DJ-【市場の声】豪ヒーリアスの業績見通し引き下げ=マッコーリー
マッコーリーのアナリストはオーストラリアの医療サービス会社ヒーリアスの業績見通しを下方修正した。画像診断サービスで競合するインテグラル・ダイアグノスティックスの7-9月期(第1四半期)の直近の業績を形作った要因に基づいたもの。 インテグラルの人手不足とコストインフレを強調しており、この影響は7-12月期(上半期)のEBITDA(利払い・税引き・償却前利益)マージンが予想を下回ることを示唆していると
DJ-【市場の声】豪ヒーリアス、病理学部門の利益率改善には時間必要
ジェフリーズのアナリストは、オーストラリアの医療サービス会社ヒーリアスについて、事業の経費削減は当初の予想ほど速やかに進まないかもしれないと述べた。 アナリストは「新型コロナ関連のコスト削減は、中期的に実現しそうだと当社はみている」とした。またヒーリアスの病理学部門の2024年6月期EBIT(利払い・税引き前利益)マージンは23年1-6月期(下半期)と比較し、125ポイント改善する見通しだという。
DJ-【市場の声】豪ソニック・ヘルスケア、専門検査が利益率を押し上げへ
モルガン・スタンレーは医療診断サービスなどを手掛けるオーストラリアのソニック・ヘルスケアについて、8月発表された2023年6月期決算を精査した上で、利益率は当初予想を上回るかもしれないと述べた。 モルガン・スタンレーは8月17日に発表された決算を受け、EBITDA(利払い・税引き・償却前利益)マージンが市場予想を下回ったとして、当初は目標株価を34.80豪ドルへ引き下げていた。 だが現在はソニック
DJ-【市場の声】豪ヒーリアス、病理部門のコストが予想を上回る
モルガン・スタンレーのアナリストらは、オーストラリアの医療サービス会社ヒーリアスについて、病理部門のコストは予想を上回り続けたとし、同社が利益率目標を達成できると想定するのは難しいと述べた。 アナリストらは、ヒーリアスのいわゆる持続可能な改善プログラムに関し、高まっている圧力を相殺できるか不透明だとし、同プログラムが病理部門のEBIT(利払い・税引き前利益)に2900万豪ドルの貢献しかもたらなさな
DJ-【市場の声】豪ヒーリアスの業績回復、株価は織り込み済み=シティ
シティのアナリスト、マチュー・シュブリエ氏はオーストラリアの医療サービス会社ヒーリアスについて、売上高と利益率の回復は進行中のようだが、それは既に株価に反映されていると述べた。 市場環境面とコスト面に支えられ、病理サービスと画像診断サービスの両方が2024年6月期にかけて改善すると予想されるという。 シティは目標株価を6.25%引き下げて3.00豪ドルとした。2025年6月期の予想利益に基づく株価
DJ-【市場の声】豪インテグラルの投資判断引き上げ、営業レバレッジ期待で
画像診断サービスを手掛けるオーストラリアのインテグラル・ダイアグノスティックスの株価は、9月4日の2023年6月通期決算発表を前に荒い値動きを示し、一時は8月18日の高値から10%近く下落する場面があった。 ジェフリーズは投資判断を「ホールド」から「バイ」に引き上げ、今後の株価回復の波に乗ろうとしている。 アナリストのデービッド・スタントン氏の指摘によると、同社の経営陣は画像診断数の増加が続けば、
DJ-【市場の声】豪ヒーリアス、病理部門は低迷も明るい兆し
RBCキャピタルマーケッツのアナリストらはオーストラリアの医療サービス会社ヒーリアスについて、2023年6月期は病理部門の業績低迷や金利コストの上昇が失望を招いたものの、その他の要因によって一部相殺されたと述べた。 画像部門の売上高は4億3100万豪ドルと予想を上回ったほか、企業コストの削減や資金回転率も好調だという。 また、2024年6月期に設備投資が減少する見込みであることも好材料だとし、同社
DJ-【市場の声】豪ソニック・ヘルスケア、病理部門にコスト圧力
モルガン・スタンレーは医療診断サービスなどを手掛ける豪ソニック・ヘルスケアについて、新型コロナウイルスのPCR検査提供に関連する追い風が落ち着く中、病理部門へのコスト圧力が顕著になったと述べた。 ソニックの2023年1-6月期(下半期)EBITDA(利払い・税引き・償却前利益)マージンは19%となり、モルガン・スタンレーが予想していた24%や市場が期待していた22%を下回った。またこれにより同社の