【市場の声】豪エルダーズ、株価回復で強気判断撤回
マッコーリーのアナリストらはオーストラリアの穀物商社エルダーズについて、最近の株価回復を受け、同社に対する強気姿勢を撤回した。同社をめぐる見通しに天候関連のリスクがあると述べた。 2025年9月期は業績が大きく伸びる可能性があるものの、まずは24年4月-9月期(下半期)の業績を確かめたいという。 アナリストらはメモで、西オーストラリア、南オーストラリア、ビクトリア各州で少雨の懸念が若干あるが、その
【市場の声】豪エルダーズ、業績低迷は23年10-12月期に限定か
UBSのアナリストらはオーストラリアの穀物商社エルダーズについて、最近の業績低迷は2023年10-12月期(第1四半期)に限られたようだとの見方を示した。 顧客向けメモで、23年10月-24年3月期(上半期)のEBIT(利払い前・税引き前利益)は3800万豪ドルと、アナリスト予想平均を約14%下回ったが、1-3月期は軟調だった畜産市場が回復したと指摘。また、24年9月期の利益見通しを維持したことは
豪エルダーズ、24年9月期の利益見通し維持 上半期は76%減益も
【シドニー】オーストラリアの穀物商社エルダーズは20日、2023年10月-24年3月期(上半期)決算が76%の減益となり、中間配当を減額したにもかかわらず、24年9月期の利益見通しを維持した。 10-3月期の純利益は1160万豪ドル(前年同期は4880万豪ドル)。売上高は前年同期比19%減の13億4000万豪ドルだった。農作物投入価格の低下、畜産物価格の下落、厳しい気象条件、顧客の警戒感が響いた。
【市場の声】豪グレインコープ、資本管理で業績への懸念後退か
ウィルソンズのアナリストらはオーストラリアの大手穀物商社グレインコープについて、同社の資本管理は業績の大幅かつ急激な悪化に対する懸念を和らげるのに役立つとみている。 同社は2024年9月期の調整後EBITDA(利払い・税引き・償却前利益)を2億5000万~2億8000万豪ドルと見込んでいるが、サイクル全般の業績見通しを下回っていると指摘した。 それでも、24年9月期と25年9月期は特別配当を実施す
【市場の声】豪グレインコープの上半期決算と資本還元を評価=ベル・ポッター
ベル・ポッターはオーストラリアの大手穀物商社グレインコープについて、2023年10月-24年3月期(上半期)決算が自社の予想を上回ったことを受け強気を維持している。 アナリストのジョナサン・スネイプ氏は顧客向けメモで、部門業績が修正再表示されたため前年同期との比較は難しいものの、上半期の既存事業の純利益は5650万豪ドルと、同氏の予想(5450万豪ドル)を上回ったと指摘。1株当たり0.10豪ドルの
【市場の声】豪グレインコープ、上半期配当はUBSの予想上回る
オーストラリアの大手穀物商社グレインコープの2023年10月-24年3月期(上半期)の配当はUBSのアナリストらの予想を上回った。だが、グレインコープが過去のセグメント業績を修正再表示したため、上半期の業績をUBSの予想と比較するのは難しい。 アナリストらは、1株当たり0.151豪ドルの普通配当しか予想しておらず、グレインコープの同0.24豪ドル(0.10豪ドルの特別配当を含む)をわずかに下回った
豪グレインコープ、上半期は75%減益も配当維持
【シドニー】オーストラリアの大手穀物商社グレインコープは、生産量の減少により2023年10月-24年3月期(上半期)決算が75%の減益となったにもかかわらず、配当を維持した。 10-3月期の純利益は4960万豪ドル(前年同期は2億0030万豪ドル)、売上高は前年同期比26%減の33億8000万豪ドルだった。 同社は、1株当たり0.24豪ドルの配当(うち中間配当0.14豪ドル、特別配当0.10豪ドル
【市場の声】豪バブズ、通期目標達成には4-6月期の好業績が必要
ベル・ポッターのアナリスト、ジョナサン・スネープ氏は、乳児向け有機食品会社バブズ・オーストラリアについて、1-3月期(第3四半期)の売上高が予想を下回ったため、年間売上高目標の1億豪ドルを達成するには、第4四半期である4-6月期に好調な業績を上げる必要があると指摘した。 同氏によると、1-3月期の売上高は1990万豪ドルで、米国と中国の軟調が原因で、予想の2740万豪ドルに届かなかった。同社は、4
【市場の声】豪セレクト・ハーベスツ、生産量など低迷の見通し
ベル・ポッターのアナリストは豪食品メーカーのセレクト・ハーベスツについて、最新の業績報告は生産量や価格の低迷を示唆するものだと指摘。ベル・ポッターが示していた予想と同じか、これを下回る可能性があるようだと述べ、同社の2024年9月期~26年9月期のEBITDA(利払い・税引き・償却前利益)予想をそれぞれ18%、6%、そして5%引き下げた。 アナリストは24年にラニーニャ現象が発生する可能性を認
【市場の声】穀物商社の豪エルダーズ、ベル・ポッターは強気姿勢を維持
ベル・ポッターはオーストラリアの穀物商社エルダーズについて、2023年10月-24年3月期(上半期)の業績は予想を下回る内容だったものの、強気姿勢を維持した。 アナリストはエルダーズの通期業績に関し、例年以上に4-9月期(下半期)に偏りそうだとみていたものの、今回の上半期の業績を受けて見通しを引き下げ、家畜取引の低迷などといった要因を反映させている。 アナリストはエルダーズの24年9月期~26年9
【市場の声】豪インガムズ、利益率がマッコーリーの予想上回る可能性
マッコーリーのアナリストらは養鶏・鶏肉加工を手掛けるオーストラリアのインガムズ・グループについて、比較的安定した売上高成長とコスト効率化プログラムの恩恵を受けているため、中期的な利益率は予想以上に拡大する可能性があるとの見方を示した。 飼料価格の下落を受け、2025年6月期と26年6月期の利益予想をそれぞれ3.3%、2.9%上方修正し、利益率のさらなる上振れも可能とみている。 27年6月期までの年
【市場の声】豪エルダーズ、業績不振は一時的の公算=UBS
UBSはオーストラリアの穀物商社エルダーズについて、2023年10月-24年3月期(上半期)の業績不振の要因が繰り返されることはないだろうと指摘している。 アナリストのエバン・カラザス氏は、飼養牛の落札額は記録的な安値から回復しており、農薬の利益率もいずれ正常化するだろうと説明。事業価値がEBIT(利払い・税引き前利益)の何倍かを示すEV/EBIT倍率は11倍だが、控えめで長期平均を下回っていると
【市場の声】豪穀物商社エルダーズ、シティが投資判断引き上げ
シティはオーストラリアの穀物商社エルダーズについて、8日に利益警告を発表したものの、見通しを強気に引き上げた。 アナリストのウィリアム・パーク氏は、エルダーズの2023年10月-24年9月期のEBIT(利払い前・税引き前利益)見通しを26%引き下げて1億3000万豪ドルとし、エルダーズが示した1億2000万~1億4000万豪ドルの範囲での中間の値とした。 ただ、シティは「目先の見通しの改善に基づき
AUの朝のWrap:ASXが下落、エネルギー株が急騰
注目の株式:ウェストゴールド、マイティクラフト、ワイズテック。
【市場の声】a2ミルク、輸出傾向続けば業績が見通し上回る可能性も
シティのアナリストらはニュージーランドの乳業大手a2ミルクについて、現在の輸出トレンドが続けば通期の売上高が見通しを上回るかもしれないと述べた。 アナリストらはニュージーランドの港湾データを挙げ、香港への輸出の勢いが1月も続いたことを示唆していると指摘。これは消費者がより低価格の乳児用粉ミルクに買い換えたことや、新型コロナ関連の制限が撤廃されたことが要因であり、2024年1-6月期(下半期)には英
【市場の声】NZ株は3日続伸、低調なGDPよそに
21日のニュージーランド株式相場は3営業日続伸。S&P/NZX50指数は前日比0.7%高の1万1915.71で引けた。
NZのフォンテラ、上半期は税引き後増益
ニュージーランドの乳業大手フォンテラが発表した2023年8月-24年1月期(上半期)決算は、税引き後利益が6億7400万NZドルとなり、前年同期の5億4600万NZドルから23%増加した。利益率の改善と販売量の増加が寄与した。
【市場の声】NZ企業、業績低迷に終止符の公算
フォーサイス・バーはニュージーランド企業について、先月発表された決算は芳しくなかったものの、業績低迷の終わりは近いと指摘している。 アナリストのアーロン・イボットソン氏は、決算からは企業がインフレに対応する一方で、コスト見通しが小幅ながら低下していることが示されたと説明。先月の業績の下方修正は、営業レバレッジによるところが大きく、営業費用と金利コストは安定したと述べた。 その上で、「経済が回復して
【市場の声】豪ヌーミを「バイ」でカバレッジ開始=ベル・ポッター
ベル・ポッターのアナリスト、ジョナサン・スネープ氏は、ノンデーリーミルク(植物由来の代替乳製品)を手掛ける豪ヌーミについて、市場での主導的な地位と株主のメリットが増大する資本構成を指摘し、強気姿勢を新たにした。 フリーダムフーズとして知られ、「ミルクラボ」などのブランドで植物性ミルクを販売していた同社のカバレッジを開始し、投資判断を「バイ」とした。 同氏は顧客向けメモで、過去5年にわたり売上高が着
【市場の声】豪グレインコープ、農作物生産量見通しの明るさは業績にプラス
ジェフリーズはオーストラリアの大手穀物商社グレインコープについて、2023~24年度の農作物生産量の見通しが明るいことは、24年9月期業績にプラスに働くとの見方を示した。 オーストラリア農業資源経済科学局(ABARES)は、同年度の農作物生産量予測を昨年12月のものから2%引き上げ5100万トンとした。24~25年度についても明るい見通しを示している。 ジェフリーズのアナリスト、ジョン・キャンベル